どまつり・サポート | 和太鼓奏者!篠笛奏者!邦楽器アーティスト”友永綾美”ブログ

和太鼓奏者!篠笛奏者!邦楽器アーティスト”友永綾美”ブログ

女性篠笛奏者、女性和太鼓奏者として全国で活動を続け、作曲・作詞・プロデュース・舞台構成や演出も手掛ける、名古屋出身のアーティストです。


(写真はMINAと生徒さん)

集合場所の高浜は、すがすがしく晴れ間の様子。
台風の影響も大丈夫かも…

なんて薄ら喜びながら

今回お手伝いさせていただく『TAKAHAMA祭音(さいと)』さんが

チャーターした観光バスとマイクロバスに、

総勢約50名と太鼓が乗り込み、名古屋へ。
(……今来た道を戻るわけです)


朝一番はメイン会場の久屋公園。

どまつり各チームさんたちのチャーターした観光バスが栄会場を行き来する。
それはそれは物凄い数のチームが、

三日間でそれぞれの日程のそれぞれの会場で演舞し、即移動…

じっくり他のチームを見ることもできず、皆さん大変な一日を過ごすわけです。

 



さて、栄のメイン会場でバスから荷をおろしたら、降ってきましたっ!雨!

 

 

 

しかも降ったり止んだり… 台風ですから、

 

 

それこそ風の影響で1チームの演舞ごとに降る、止むを繰り返していた感じ。

メイン会場で受け付けし、舞台脇へ移動するまでに待ち時間は30分弱。
木陰に太鼓を移動させ、今回一緒に演奏する指導先『女和太鼓えん』さんが用意した

大きなビニールをかぶせ、いつ舞台袖へ移動させようか、そのタイミングを待つ。



何とその間、雨乞いをテーマとした演舞を披露したチームがあり、

演舞が始まると同時に雨が大降り!

 

(ある意味すごい…やらかしてくれちゃったわね…)

 

 

とりあえず舞台袖へ移動の様子。
そこから演舞まで約15分。
太鼓は裏のテントをお借りし、一応スタンバイ。

『ギリギリまで様子をみましょう』と、濡れかかった太鼓を拭き、

 

テントにあった扇風機で乾かしました。

 



でも、この湿気で太鼓の革はやはり伸びかかっており、

 

驚くほど締め太鼓が締めあがる。あぶない…

メイン会場だから、ぜひ太鼓と一緒に演舞したいという

祭音さんの気持ちを人づてに聞き、

ビニールを太鼓にかぶせて打とう!という結論に至る。
演舞間際、太鼓は無理と聞いていた祭音さんのメンバーが

舞台へ出ようとしている正にその時に、えんのメンバーから
『太鼓やるよ(^ー^)先生だけでも打ってくださる事になったから』
と聞き、歓喜の声があった…と後から聞き、大変感激いたしました!

 



かなり分厚く透明なビニール袋は、大変重宝し、

 

各太鼓を包み、雨からも逃れ、音もしっかりでる。
ギリギリで用意が間に合い、ほぼオールメンバーで太鼓を打つ事ができた。
タイミングよく雨が止むという希望もかなわず、

びしょぬれになりながらの舞台でした(^^ゞ

 



さてあっと言う間に演舞を済ませ、バスを待つ。
栄の久屋公園一帯は、普段から非常に混雑し、

 

もちろんバスもなかなか動かず、待てども待てども姿が見えず。
雨足は激しくなる一方で、包んだままの太鼓を雨から守りながら、

自分達は他の方々と同じく雨に濡れまくり…。

 



ようやくバスが到着し、次の名古屋港会場へ。

 

 



何やら駐車場の場所が伝わっていないのか、

 

会場からかなり離れた

(と思われる)淋しい道で降ろされる



祭音さん含め皆で宛てなく長い道程を

太鼓を移動させていると、

ガードマンさんが『ここを抜けていくとすぐだよ』と教えてくれるが、

その先が果たして目指す場所なのかもわかっていない私たちは、

素直に行列に従う。

その横をバスが通過…。

 

 



しかも会場横の駐車場へ入って行くではないかっ!

だったらそこまで乗せていってくれぇぇ!』

と誰もが心で突っ込んだ瞬間だったであろう…。

 


しかもガードマンさんが教えてくれた『ここ』がまさに駐車場の裏だったとは…

 

 

 


到着してようやく、切ない自分達に気付く有様。

 

 

 



でも全行程、祭音メンバーが本当によく太鼓運搬を手伝ってくれて、

 

大変ありがたかった。


何せ太鼓と台が10台づつ。
しかもビニール袋に包まれているため、

台車に積んだ太鼓は振動とともにずり落ちそうになる状況。
自分達だけでは、かなり大変だったはず。

どまつり出演者達は挨拶も行き届き、出演チーム同士の挨拶の掛けあいも

暗黙のルールのようで実に感動なのである。

 

 

 


そしてここでも演舞と同時に雨…。
その次の円頓寺会場も演舞時に小雨がちらり。
朝から一度も生で太鼓を打っていない

 

 

 

 



最終の荒子会場は、すごい人だかり。
実は中川法人会の皆さんがブース手伝いなどをしていた事もあり、

 

久々にお会いできる楽しみがあったが、聞くところによると、

本来祭音さんは荒子の演舞は予定にはなく

、円頓寺が最終だったところ、

交流のある『前田利家ONDO』のチームのご好意で

特別出演させていただく運びとなったそうだ。

こういうのも不思議な縁ですね。

という事でトリの演舞を祭音さん達とで盛り上げた。

 



私もHANABIさん達との再会(いつ会っても愉快な方々で ^^ゞ)や

 

HANABIさんのお誘いで会場に遊びにきていた和空メンバーの顔も見ることができ、

和やかな気分で最終演奏を終えた。

どまつりチームの皆さんは、この日を楽しみに、

練習や地域イベントで腕を磨き、交流を深め、

お金や手間もかかるだろう、あらゆる事を自分達でこなしている。

 


そして例年どおり、今年観客だった人(最後の総踊りに交ざった方は特に)

 

が来年は出演しているに違いない。



もともとは学生が企画し学生の手でつくられたこの祭り。
今や市を代表する祭りの一つになり、テレビ番組はもちろん、

日本ど真ん中祭り公式飲料、(ダイドーから発売)まで出る大イベント。

老若男女が入り乱れ、全国各地からの参加もある規模へと拡大しつづける

『どまつり』 大人の心を動かした学生パワーのすばらしさを、

今年は生で体感させていただき、関係者の皆様に感謝してます。