退職 | のんのん日記

のんのん日記

アラサー、正社員経験なし。1984年生まれの男。
高校卒業後ニートとフリーターを繰り返し今ニート。こんにーと!
のんびり就活する。そして就職した。

今日が最終出社日だった。

午後は有給をつかっているので、午前中出社して少し残ってた引き継ぎだけしておわりだった。

お菓子をひとりずつ挨拶しながら配るのが嫌でずっと憂鬱だったけど、結局総務の人に配っておいてくださいといって渡した。
あとは退職届だしたり、セキュリティカード返却したり以外はいつも通りだった。

最後に「失礼します」っていって室内をでるとき、先輩が2人「今日で最後なんだっけ、お疲れ様」って声かけてもらったくらい。
社内に20人くらいいるんだけど、あとは振り向いてすらくれないっていう。

3年半いて最後がこれですよ。

まあ、コミュ障で社会不適合のぼくらしいなっていうかね。

厳密には今日から有給消化にはいるんで、書類の手続きとかでもう一度いく必要はあるんだけども。



うーん、でも、なんていうか想像してたより解放感がない。

なんか解放されてうれしいって気持ちより、残って働く人に対する同情心というかこれから大変だろうけど大丈夫かなって気持ちのが強い。

最近も案件ことわりまくってて、現状取り組んでる案件をこなすだけでもいっぱいっぱいな感じだったからね。

下請けなのに技術力がまったくないいわゆるSEが多くて、すくないPGに負担が集中して、しかもPGはすぐ転職できるからどんどんプログラムかけないSEだけが社内に増えるという負のループ状態に陥っちゃってるんだよね。

ある程度年齢もいってるSEたちの高い給料を維持するためにはPGを安くとらなきゃいけないんだけど、昨今の売り手市場ではもういままでみたいに安くPGはとれなくてっていう。

その状況の中で社内でトップレベルの高い技術力とトップレベルに低い給料を兼ね備えたぼくがぬけるわけだからね。

社内にのこってる少ないPGにはさらに負担が増えるし、SEたちの高い給料を今後維持することはもう難しくなってくると思う。

結婚して子供いる人とか家のローンを払ってる人とかは今後大変だと思うけど、まあ、でも、それは今の時代ではもうしょうがないというか、SEの不相応に高い給料を維持するためにはPGが安くこきつかわれなきゃいけないわけでそれはそれでおかしいからね。

でもまあ、すごいよね。ずっと会社で働き続けるって。ぼくはこれで一旦解放されたけど、多くの人は引き続きあの会社で働くんだろうなーと思うとほんとすごいと思うし、同情もする。

ぼくより若い人はどうにでもなるんだろうけど、大多数をしめるぼくより歳が上の人たちは転職は難しいだろうからこれからもずっとあの空間で働くんだもんな。毎日毎日朝出社して、長時間拘束されて、重い責任課されて。ぼくは3年でいっぱいっぱいだよ。


いやー、まあ2,3ヶ月はゆっくり休みますよ。1月にやめるっていってから長い戦いだった。
中小ブラックITの正社員から34歳無職にクラスチェンジしただけで手放しで喜んでいい状況じゃないんだけど、しばらくは働きたくなし、当分は転職のことも考えたくない。


ひきこもったり、関東近郊をぶらぶら旅したりしたいですわな。