愛知県高浜市のフラワースクール和風花(教室開講15年目)の佐々木です。
このブログは、自宅教室サロンを長く続けるためのアドバイス・ブログです。
新しく、趣味の教室を自宅で開業したい方にも、ぜひ♪
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皆さんは、レッスン料、どうやって決めていますか?
最近の集客関係の傾向としては、地域内で一番高い値段をつけよう!とか、後から値上げはしにくいので、最初からそこそこの値段をとか、自分のほしい収入から逆算して・・・というところでしょうか。
どれも間違っていないのでしょうね。
ただ、最近見ていると、新規参入の講師の皆さん、自信のある値段づけされているなあと、反対に尊敬してしまうことも。
なかなか、私世代の、年期のはいっている講師やサロン経営者陣にはできなかったことです。
セミナー関係、SNS関係で情報があふれているぶん、強気でいけるのだろうと思います。
なかなかの料金提示されている方が、たくさん
ただ、考えてほしいのは、自分が情報を得やすいということは、顧客も情報を得やすいということ。
顧客も、同じ種類の教室についてレッスン料の比較から、内容の比較、ブログをみて、講師自体の力量もはかることができるんです。
自分の経験、実力が、その料金に見合っているのなら、全く問題ないでしょう。
綺麗なブログやホームページを見つけて、一度はきてくれるかもしれません。
けれど、その料金が、提供されたものと見合っていないと判断されれば、次のリピートはありません。
そして、同じ料金で、経験年数の高い講師を見つけたならば、迷わずそちらに寝返ってしまうでしょう。
もしかすると、経験年数の高い講師のほうが、先ほど言ったように、石橋たたいて経営してきているので、特に、都市部以外の地域では、料金は案外安かったりします。
ひよっこ先生は、レッスン料を低くしなさいといっているわけではありません。
自分の実力に見合った、料金を設定することが大事ということです。
プラスアルファの強みがあるから大丈夫という方は、もちろんそのまま強気でいって問題ないですからね
あと、集客に地域差はないという方もいるようですが、絶対にあります。
都会と田舎では、まず、人口が違います。
ということは、集客対象になる顧客層の総数も全く違うということ。
田舎にセレブがどれだけいるというのでしょう?
そんなところで、高額習い事が存続できるわけがありません。
習い事自体、そう興味のない地域というのも実際存在します。
だからこそ、地域に根付く習い事の教室というのは、ターゲットとなる客層の年収や興味に付いて、よく考えてレッスン料金をきめなければいけません。
特に、材料費が発生する教室は、大変です。
レッスン料との総額が、顧客の支払額となるわけですから、どうしてもヨガやセミナー系などの材料費がない教室とくらべられると、準備や仕入れに伴う労働に見合うレッスン料を設定してしまうと高額になってしまうので、ついつい、レッスン料を下げてしまいます。
つらいとこですね。
ですから、高額レッスン料をいただくなら、それ相当の他にはない魅力的特殊なレッスンを企画して、通常のレッスンと差別化していくことも大事です。
あと、注意しなければいけないのは、習い事系の教室は、自分の顧客が一般の人なのか、個人事業主なのかによっても、価格設定のむずかしさはかわってきます。
個人事業主は、その学びが利益に直結するため、セミナー料が高くても、自分が必要とあらば、受講を即決するでしょう。
一方、顧客が、一般の人の場合、自分に使える1か月の額というのは、ほぼほぼ決まっているものです。
特に主婦ならなおさら。
受講申し込みにたどりつくには、日程、時間、料金、内容・・・なかなかシビアなものが
一度、自分の顧客ターゲットとなる年齢、収入層に、1か月に自分のために使える金額を聞いてみるといいです。
そうすると、自ずと教室としての適性価格が割り出せるかもしれませんよ。
立ち上げに低めの料金を設定しても、あとで、値上げする術もあります。
次回は、私がやってきた顧客に迷惑をかけない、値上げの術をお話しましょう♪