子供の頃から刑事物が好きでしたが、なかなか起きてられず「最後まで観た率」が低かったのがGメン75でした。
オープニング…広い場所があれば、誰もが真似した事でしょう。
その中で、四代目の女性Gメンだったのが吹雪刑事でした。初登場の時だったか、自分の拳銃を聞かれ「ブローニング22口径です」と言っているシーンがありました。いかんせんガキなので、何の事だか理解できませんでした。
それから約10年後、またまたブローニングという単語を耳にしましたが、それは……
刑事ドラマではなく、自転車に関する物でした。「アレレ?ブローニングってピストルの事じゃなかったか?」
その名は「サンツアービースト」
そのメカニズムは見たことも無い衝撃的なモノでした。
チェーンリングの4分の1がズレてチェーンが移動→変速するという物。
その動力はワイヤーではなく電動で、電池ボックスがありました。やっぱりこいつも電動メカだぜ。
当然、チェンジはスイッチで行いまして……
その動きはまさに電車のポイントのようであり、従来の「チェーンを脱線させる」モノではなく「チェーンを導く」ので、とてもスムーズでした。
このメカニズムの為に、サンツアーはブローニング社にパテント料をはらい、莫大な開発費だったと聞きました。
今となっては幻のようなサンツアービースト。Gメン75と同じくらい、あのチェンジを見たいですな。