2012年以降、現在の鑑定法が確立して以降鑑定させていただいたわが国の古金類2千数百点、、、
その中には貨幣商組合の鑑定書がついたものも100点近くありました
今回その組合鑑定書のついた国産古金類から50点を無作為に抽出し結果を集計してみましたところ実に3割以上が鑑定間違いであることがわかりました
(誤解があるといけないので書いておきますが、成績の悪いものを選んだわけではなく純粋に無作為抽出です。 全件で判断すればよいのですが実はどうしたことか30件分ほどが依頼の事実だけは残っているのですが、鑑定結果とそのデータがどこかに紛れ込んでしまっており見つかりませんためとりあえず50件で集計してみました)
鑑定間違いの中の18件。。。というかなりの確立で大きな品位違い(もちろん当方では少なくとも品位違いだけでは真贋判定とはいたしておりませんが。。。)がございましたことから少なくとも組合が最低限鑑定段階で表面品位なり比重計などによる品位検査さえ行っていれば見落とすことが無かったでしょうね。
こうした鑑定間違いは明らかに組合の怠惰によるものでありもしかしたらあまりに厳格に真正品だけを選んでいては加盟各店での販売品がなくなってしまうために、一定水準以上の製作のものであればたとえそれが贋作であるとわかっていても鑑定書を発行し販売をしているのでは?と思えるようなものもかなりの確立で含まれております。
本日はそうしたものの中から簡単に見抜けるマシン打大判小判の特徴をご紹介いたします
言うまでも無くこの特徴はマシン打でありますのでたとえ組合鑑定書がついていたといたしましても100%贋作でありますので注意してみてください
上2点はいずれもくっきりとした花押文字の写りがあることがおわかりでしょうか?
それに対し一番下のものはそれほど明瞭な写りがございません
そもそもこの裏面への印写りはどうして起こるのか?
その事を冷静に考えていただきさえしたなら上2点がマシンによる製作である事はすぐにわかるはずです
大判小判の場合、銅や鉄の金床の上に置いた大判や小判金に打印してゆくわけですが、裏写りは過去のミス打(空打ち)による金床の印象が写り込んだ現象であります
エラーコインの陰打ちと同じ現象ですので特徴を改めてご覧ください
当然手打ちであった場合も金床にこうしたミス打刻痕がある場合その印象が写りこむ事はあるはずです
しかし一つ一つ手で打ち込んで行くわけですので全ての刻印の裏写りが表刻印と一致する確立がどの程度あるか・・・・
当然当方でエラー判定を下す場合はこうした特長ひとつですることはまずございません
原材料の精製時期が銭の製作時期と矛盾していることや加圧方法、全てのタガネ目の打圧誤差や加圧方向などあらゆる検証を行った結果99.9999%贋作であるとの判断にいたったものでありそうした判断の中より偶然見つけた製作特徴というだけのことですので誤解のないようお願いいたします
ただ、この特徴がございますもの(表と裏で刻印位置が一致しているもの)はまずマシン製作であることは間違いないことがわかっておりますので改めてコレクションをご確認ください
もしこうした特長がございます大判小判がございましたら是非当方へ鑑定をご依頼ください
加盟店より購入したものであれば当方発行の鑑定所見書を添えて返金請求していただけましたら返金していただけます
貨幣商組合の鑑定は単に加盟店優遇のためのアイテムにしか過ぎません
昔から伝わります本物としての特徴。。。というものも過去の贋作師たちが伝えたものも数多く存在いたします
また手作業により仕上げられた穴銭や大判小判全てに共通する特徴が存在すると本気でお考えですか?
少し頭を冷やして冷静にいろいろなことをお考えいただいたら判断できることがいくらでもあります


