本物にしか存在しない景色 2 | 和同開珎ー皇朝銭専科のブログ

和同開珎ー皇朝銭専科のブログ

和同開珎をはじめとする皇朝銭のことなら!!!

昨日に引き続き人工物であるはずの皇朝銭が実は化石などと同じくその内部で鉱物化している現象をご紹介いたします

皇朝銭の場合多かれ少なかれ本物であれば必ずこうした現象が必ずどこかにございます

逆に言えばこうした現象の存在しないものはどんなにそれっぽく見えたとしても時代がないということです


古和同開珎銀銭 

 その拡大



 隆平永宝ス穴内部



拡大画像



さらに拡大画像



 萬年通宝 伝世銭 



 その拡大画像  磨き倒された伝世物のためかなり結晶そのものが乱れてはいますが、やはり本物はこうした天然鉱物の結晶は必ず観察できます




ちなみにですが、真正150検体 贋作20検体で検視テストを行った結果 本物のうち148検体で明確な鉱物結晶体の存在が確認でき残り2検体でもそれらしい結晶残存物が観察できたのに対し、贋作では1点で結晶に似た構造物質は観察できましたが数粒点在しただけですので他所からの付着物の可能性が高いという判断に至りましたのでX線分析による組成検査を経なくともかなりの確立で真贋の見極めが可能であることがわかりました

ただし、江戸時代の埋蔵品にも同様の鉱物化は観察できますので贋作判定は可能ですが、真正との確証を得るにはやはり従来どおり組成や金属構造などとの併合判定が必要でしょう


たかだか5倍程度のルーペでこうした構造から組成まで一瞬で見破る貨幣商の皆さんの戦闘能力・・・恐ろしいです(笑)