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今回大字類に分類される和同開珎の中よりレア種であります 大王珎 と呼ばれるものをご紹介いたします。

標準的な中字と比較したとき文字の雰囲気や、地肌の感じが粗雑にみえ、むしろ古和同のようなイメージを受けます。

大字が比較的中字などの標準銭に近い文字であることから大字類の中でも特に初期のものなのかもしれません。

大字類は新和同開珎の初鋳銭とされており近江で古和同開珎広穿隷開から受け継がれ鋳造されたものと言われております。

その名の通り全体的に一回り大きな文字と珎の王が大きく  普通銭とは比較にならないもので入手は極めて困難なものです。



本銭はご覧のとおりほぼ完璧といってよいもので、実態顕微鏡下でも欠け、ひび、磨耗などの大きな瑕疵は発見できません。
もちろん1300年の年月を経ているものですので現代貨幣のようにはまいりませんがおそらく和同開珎といたしましてはかなり保存状態の良い部類に入るはずです。

本銭ですが、軽微なクリーニングによって文字がある程度掘り出されております。
皇朝銭の場合99.9%は出土銭であり、そのうち90%以上は出土時ほとんど文字が読めない状態で発見されます。

そうしたものを昔の収集家たちはブラシを使ったり細い彫刻刀のような工具で丹念に文字などを掘り起こし、輪などにあるホツレを修正する目的で外周を再研磨したり、荒れた表面を平坦に修正するため表面研磨を行いコレクションしてまいりました。

百聞は一見にしかず!!
下2銭はほぼ同等と思われます富壽神宝です。

http://outdoor.geocities.jp/k_coin0064/IMG_0530.JPG
 ←クリックすると画像が見られます

http://outdoor.geocities.jp/k_coin0064/IMG_2060.jpg  ←クリックすると画像が見られます


一般的に収集界では下の個体が良いものとされております。
しかし画像拡大をし細部を観察してみてください。

一見文字明瞭に見えます下の個体は銭文は完全に彫刻のように掘り出されたものであり、面も、凹部の面もほぼ完全に研磨されております。

クリーニング後相応の経年があるため黒っぽく変色をしておりますがクリーニング直後は地金色むき出しのそれはひどいものであったことが容易に想像できます。

皇朝銭の場合いわゆる伝世と呼ばれますものはこうした加工銭であ ることがほとんどです。

どちらが本当の意味で価値があるのか、、、???

こうした個体が数十年経過し、現在一般的にお店などで取り扱われております伝世銭などという都合の良い呼び名で呼ばれ驚くような高値で取引されておりますが、実はそうしたものは加工銭であり、本来の価値のない個体であります。

個体によりましては本来の銭文の形すら変形してしまっているものもございますし、流通によって摩耗している輪エッジなど再研磨してシャープに見せておりますために当時の特徴が消え失せてしまっている個体があまりにも多く古代銭を研究しております身からいたしますと嘆かわしい限りです。

当方では極力こうした加工を施していない本来の姿の皇朝銭をご紹介できますよう努力をいたしております。

もちろんどうしても組合などの鑑定品などが良いと仰られます方にはそのような個体もご案内はさせてはいただきますが、所詮は加工銭であるという点を皆様に知っていただきたいと思います。

本銭ですが、完全なナチュラル銭ではございませんが、文字の形状を変えてしまうほどの削りだしも、面研磨も、また輪部の修正もない個体で、錆落とし以外はほぼナチュラルといってよい状態の良い個体です。

全ての文字が明瞭に読め錆が全く残っていないような個体はただの加工品にすぎません。

皇朝銭の99%がもともと出土によって発見されたものだということをよくお考えいただきましたら伝世などと呼ばれます一見きれいなものがどれだけ不自然な姿なのかお分かりいただけるかと思います。
細分類  新和同開珎 大王珎

外縁外径  24.38-24.11   mm
外縁内径  21.00   mm
縁幅比 0.087
縁厚     1.68-1.62   mm
内厚     1.50-1.50   mm
量目   4.06      g


(簡易計測のため多少の誤差はご容赦ください)




銭の状況 (0~100 数値が少ないほど良好

磨耗
       20  
劣化
       50
クリーニング
   50 ブラシやスクレイバーによる磨き、錆落とし
その他
      希少種 大王珎

(銭の状況は主観によるランク付けのため画像とあわせてご判断ください)