★和同開珎 中字 分割払下取OK 出土皇朝銭 鑑定書付き W0908X
http://page18.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/w125710869
今回は有名な佐紀町出土の和同開珎の中より標準銭であります 中字中様に鑑定書を添えてご案内させていただきます。
鑑定の基準ですが、主観的要素を判断の材料とせず、客観的な事実と科学的根拠に基づくデータだけをもとに詳細説明をいたしておりますので、どこぞの鑑定書？などとは説得力もまるで異なりますし、都合の良い点のみの記述ではなく、クリーニング箇所や修正箇所、割れや腐食といった瑕疵部分につきましても明示いたしておりますのでその銭がどういった状況であるのか一目でお分かりいただける内容です。
本来鑑定書とはこうあるべき！というものを具現化いたしましたものですのでぜひお試しください。
中字の大様、中様、小様。。小字 につきましては↓で詳細説明いたしておりますのでご覧ください。
http://ameblo.jp/wadou708/entry-11499967324.html
中字中様 ですが、いわゆる標準銭と呼ばれるものです。
中字の標準的サイズは２４．５ｍｍ前後ですが、磨輪度合いにより多少のばらつきはございますため、これまでは本銭のような大様とも中様ともとれる中間的サイズの個体は分類に苦労いたしました。
しかしながら文字のサイズや、銭文径などは一定ですので現在は銭文径を厳格に計測し分類や鑑定をいたしております。
文字サイズなどから中様銭であると断定させていただきました。
これまで銭径とわずかな文字の質で大様、中様、小様と分類してまいりましたが、今後はミクロ単位での計測が可能になりましたので、状態の悪いもの、銭径サイズ不足銭でも大様、中様、小様の分類が可能となりました。
本銭ですが、非常にナチュラルな個体に見えますが、これでも相応のクリーニングによって文字が鮮明に掘り出されております。
皇朝銭の場合99.9%は出土銭であり、そのうち90%以上は出土時ほとんど文字が読めない状態で発見されます。
そうしたものを昔の収集家たちはブラシを使ったり細い彫刻刀のような工具で丹念に文字などを掘り起こし、輪などにあるホツレを修正する目的で外周を再研磨したり、荒れた表面を平坦に修正するため表面研磨を行いコレクションしてまいりました。
そうした個体が数十年経過し、現在一般的にお店などで取り扱われております伝世銭などという都合の良い呼び名で呼ばれ驚くような高値で取引されておりますが、実はそうしたものは加工銭であり、本来の価値のない個体であります。
個体によりましては本来の銭文の形すら変形してしまっているものもございますし、流通によって摩耗している輪エッジなど再研磨してシャープに見せておりますために本来の特徴が消え失せてしまっている個体があまりにも多く古代銭を研究しております身から言わせていただきますと嘆かわしい限りです。
当方では極力こうした加工を施していない本来の姿の皇朝銭をご紹介できますよう努力をいたしております。
もちろんどうしても組合などの鑑定品などが良いと仰られます方にはそのような個体もご案内はさせてはいただきますが、所詮は加工銭であるという点を皆様に知っていただきたいと思います。
軽い錆落とし、削り出しはございますが、まだまだたっぷりと土砂錆を残しておりますので、本来の姿を十分に想像できます個体です。
文字は鮮明で中字の特徴がよく出た個体ですので和同開珎入門者だけではなく研究者レベルの方にも十分にご満足いただけますものです。
本銭は出土後、乱暴なクリーニングを施されておらず、非常にナチュラルな個体といっても過言ではなく学術的に価値のある１枚といえます。
また平城京などに近い佐紀町出土の皇朝銭類はあまりに有名でこれぞ、出土銭！！といってよいものではないでしょうか？
皇朝銭入門者ばかりではなく上級者にも十分ご納得いただける逸品です。
今後さらに綺麗な個体や、希少種などへアップグレードをされます際はいつでもご購入いただきました金額以上で下取りさせていただきます。
付属品
詳細計測表
鑑定所見書（写真生拓本入り）４ページ
組成分析レポート（分析ポイント写真入り）２ページ
細分類 新和同開珎 中字中様 佐紀町出土
外縁外径 24.50-24.74 ｍｍ
外縁内径 20.50 ｍｍ
縁幅比 0.083
縁厚 1.92-1.57 ｍｍ
内厚 1.04-0.55 ｍｍ
量目 3.38 ｇ
（簡易計測のため多少の誤差はご容赦ください）
銭の状況 （０～１００ 数値が少ないほど良好）
磨耗 ３０
劣化 ６０
クリーニング ３０ ブラシなどによる錆落とし
その他 鑑定書付き 佐紀町出土銭 ス穴
（銭の状況は主観によるランク付けのため画像とあわせてご判断ください）