神功開寶 小字(長刀) 肥字 | 和同開珎ー皇朝銭専科のブログ

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★神功開寶 小字肥字 分割払OK 沖ノ島出土皇朝銭 真正品 J0318a


今回のものは沖ノ島出土銭と思われます神功開寶です。
色合いが若干黒味がかっておりますが、これはコレクターの方が長年にわたり手で触れてしまっていたために、伝世品のような光沢が出てしまったからです。
同時出品の
力功不力
が同じく沖ノ島出土の極めて状態のよいナチュラルな個体ですので比較してみてください。
出土銭は直接手で触れないよう、常々申し上げておりますが、それはせっかくの出土地の特徴を色濃く残したすばらしい個体であっても、手で触り続けてしまったために表面の土砂錆などが落ち、手脂によってその姿は著しく変わったものになってしまうからであります。


全体的に残ります赤錆の雰囲気、表層の成分などから間違いなく沖ノ島出土銭と判断できるものです。

神功開宝は 刀神功 と 力神功 に大別されるのですが、今回は刀神功類の中より人気の小字(長刀)の中より特に珍しい肥字の個体をご案内させていただきます。
比較用にきれいな長刀が手元になかったため力功と一緒に写してみましたので文字の太さを比べてみてください。

まずこちらですが、
神功開宝の中でももっとも標準的で人気の 小字
(旧称長刀 ナギナタ)  というタイプとなります。

このタイプと力功 タイプがもっとも多いタイプで オークションで見かけるのはこの2つでしょう。

今回のタイプですが以前ご紹介の大様隔輪や、力功タイプが力神功と呼ばれるのに対しこちらは刀神功タイプとなりそれが一番の違いでしょう。

本銭のほかの特徴をいくつか挙げておきます。

功の力部が刀です。
従いましてお約束の開の字は隷開となります。
見た目は同時出品の 大字 タイプと似ておりますが細部を比べてみると全く別物であることがお解かりいただけるかと思います。
本銭はこれまでご紹介してきた長刀種の中でも
肥字
となり、迫力満点です。

神功開寶の中ではもっともスタンダードなタイプとなりますが肥字はかなり少なく全体の5%程度ではないでしょうか??


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