感染を予防するためには厳格にならざるを得ない病児の親。
そこを発端に、「ねばならない」思考が染み付いてしまうのもまた自然なことか。

そんなことが、今、頭によぎった。
というのも、私は只今都内から飯能へ戻る特急列車の中。
暑い電車内でスムージーを飲む母を見て「よこせ」と騒ぐ三女にストローを咥えさせる私。
私は今風邪気味だというのに。
「うつってもまぁいいか」と気楽でいられるのは、三女が健康体だからだ。
私の頭が柔らかくなってきたのは、健康な三女のおかげであって、私の努力ではないのだなぁ。

「そう頑なにならなくても!柔軟にね!」と言うのは簡単。
しかし、そうもいかないのが病弱児の親なのだ。
それもまた、一つの自然な在り方か。



……やっぱりLサイズにすればよかった。
足りないや。
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