どうも わだです。
すごい雪ですね。

先週の今日は、熊野ツアーをしていたわけですが
もうあっというまに一週間もたってしまいました。




今回は
私の希望で、場所を変更してもらっています。
最初の旅行会社からの依頼は「熊野三山巡り」だったのですが
私は今回、神倉神社と花の窟(はなのいわや)神社に
お連れしたくて、そっちに変えてもらったんです。

それが、このふたつの神社、
偶然にも、大きなお祭りの直前だったわけです。

私たちがお参りしたのは2月1日で

花の窟神社は、ご神体の岩から海まで縄をかける「お縄掛け祭」が
私たちのお参りした日の翌日の2日だったわけです。

境内をうろうろしていると
「和田裕美さんですか?」と現地の方に声をかけてもらいました。
「はい」
「バスに和田裕美とのツアーってかいてあったんで。
 わたし、本を読ませてもらっています。
 それで、私はここで語り部をやっているのですが
 せっかくだから、明日のお祭りで使う、お縄をご覧になってください。
 その縄こそがご神体で、まさに明日
 海水をかけて、岩にかかるんです。
 滅多にみれません」

ということで、青いビニールの下に隠されていいた
お縄をみんなに見せてくれました。






奇跡です、ちょっと感度しすぎた。


それから、神倉神社。
有名なあの松明を持った男性が
階段を駆け下りるという危険な
「お灯祭り」が2月の6日。

お祭り前の神社は
その準備ですごく活気づくんです。
だからすごいときに行けたなあと。
お祭り当日だと
花の窟神社は通行規制が入って、バスでは入れないし、
神倉神社は、お祭りの日は当然登れないし、
女人禁制にもなってしまうから。

神倉神社ではみんなで
ご神体のことびき岩まで、538段の階段を登りました。
直角じゃないのこれ?というような急勾配で
ときどき、ロッククライミングみたいなスタイルで登りました。

ツアーで、一番、身体の大きな(横に)Sさんを見て
「あの身体で登るのは大変に違いない」と
内心思ったのですが、

なんと、そのSさんが
誰よりも早く、軽快な足取りで
まるで飛ぶように、ぴょんぴょんと階段を
登っていくのです、
もちろん、先頭です。

すごいなあ、Sさんと感動して
登りきったところで
息をきらしながら Sさんに
「すごい、速かったね、びっくりした」と言うと

「はい、なんか、登れば登るほどに
 身体が軽くなっていったんですよね」と。

なんか、ついたみたいです。
もちろん
いいものが、ついたみたいです!(笑)

だから「、いいなあ。なんかつきまくっているね!!」と言っておきました。

という私も
当日は風邪気味で、朝から
マスクをして登場したくせに

この急勾配な階段を登っているときから
どんどん元気になったんですよね。

後ろから、登ってくる方たちに

「和田さん、登れば登るほどに
 元気になってましたね!!」と言われました!

私にも、なんかついてたかも!!!
よかった。よかった。


いちおう、知らないと人のために
以下、はりつけます。

『熊野三山の一つ熊野速玉大社の摂社・神倉神社は、日本書紀に天ノ磐盾と呼ばれたゴトビキ岩がご神体。素朴な自然崇拝の原点で、熊野三山の神々降臨の霊山といわれています。ここを舞台に、2000人前後の上り子が、白装束に荒縄を胴に巻いたいでたちで、五角錐の松明に御神火を受け、一年の家内安全などを祈願。急峻な538段の石段を駆け下りる奇祭で、その様は、「お燈まつりは男の祭り、山は火の滝くだり竜」と新宮節に唄われています。
神倉神社は、お燈まつり当日だけ女性の入山は禁止されています。』

山を駆け下りる男たち、まるで、龍のようです。


夜はみんなで宴会をして
温泉にはいって、
翌日は、私の第二の故郷でもある
熊野本宮大社さんにお参りして
プチ古道歩きをしたわけです。

朝は雨でした。それも「これで古道を歩くの?」と
不安になるくらいの、ざあざあぶり。

「和田さんがいるから晴れる」とみなさんに言われて
「そう、晴れるよ!」といったものの
 すごい、プレッシャー。

まるで、「今月は売り上げ〇〇達成します」といって
達成できるネタも根拠ない営業のときみたいな
プレッシャー。

 でも、神様ありがとう。
 古道を歩き始めたときから
 太陽が、キラキラと、輝きました。

 





雨上がりの熊野本宮大社 旧跡地の「大斎原」(おおゆのはら)


古道を歩きながら思いました。

どんだけ雨が降っても
どんだけ雪が降っても

かならず、晴れがやってくる、
人生みたいだな。

雨がざあざあ降ったおかげで
太陽が出たときの
感動がもう何倍も何倍もでっかくなったな、って。



(写真、たくさん撮ってもらったんだけど
今は私のスマホに入ってるわずかのものしか手元になくて。
また人に写真をもらったら掲載しますね。)


一生に一回も
熊野に行ったことない人は
ぜひ、行って欲しいなと思います。

生まれ変わります。

では~