どうも わだです。

先日、大阪に行ったときのこと。

新大阪で降りて
駅のトイレに向かったんです。

で、近くまでいくと
すごい行列がありました。

「まさか、トイレの行列じゃないよね」と

不安に思ったのですが、女性ばかりが並んでいる先は
やっぱりトイレ。
蟻のように人が10メートルはきちんと並んでいます。

隣の男性トイレには、もちろん行列はありません。
女性トイレだけの大行列は
どこでも、いつでもあるような光景です。

この行列を見て、わたしは
「えっこれ、並ぶの!?」と
一瞬、ひるんだのですが
その一瞬の隙に、
せっせと並ぶ人が増え、蟻の行列はさらに長くなりました。


普段なら、

「ダメだ、他のトイレを探そう」と行列を見ただけで走りさる私ですが
 なんとなく、余裕があったので
 仕方なく列に参加したのでした。

と、並びながら私は考えました。

もし、もし、
もう、とてもじゃないけれど、我慢できないくらいにしたくて
もれそうになっていたら
こんな流暢に並べない。
ということはこの列にいる人は
まだ、膀胱にも余裕がある人たちだな。

それに、もし
遅刻しそうになっていたら
こんな行列に並んではいられないから
みなさん、時間にも余裕があるんだな。

そんなことを考えながら
叔母のことを思い出しました。

叔母は外出するとすぐにトイレにいくのです

「え~またトイレにいくの?」と私がいうと

「次にトイレにいきたくなったときに
 トイレがなかったらいややんか。
 そやし、今のうちにとりあえず、いっとくんや」

「したくなったらいけばいいやん」

「いや、したくなったときに
 トイレがなかったら困るから、いっとくんや」

と、いつも
「とりあえず、トイレ」と言うのです。


そう叔母のように、
「とりあえず、トイレにいっておこう」
と思っていく人が世の中には多いようなのです。

コンサートの休憩時間のあのトイレの行列は
別にトイレに行きたいわけではないのに
「今のうちにいっておかないと
 ライブの途中でもよおしたら困る」という不安を
みなが抱えるからで
いっせいに、みんなが同時に
休憩時間に、もよおすわけではないのだ。


これはまさしく トイレの「危機管理」ですよね。

「とりあえず、買っておこう」とか
「とりあえず、見ておこう」とか
「とりあえず、食べておこう」とか

今、欲しくなくても、先の不安のために
それを手にいれておこうとするのは
人間だけですよね。

犬に「とりあえず、今、おしっこしておきなさい」と言っても
しないですし・・・・。


・・・というようなことを
一人で、考えていたら
意外に早く、列は前の進んでいきました。

しかし、
私の前に並んでいた
わりときれいな女性は
たぶん、余裕がなかったのだと思います。
少し並んでから
列を抜けて、猛ダッシュでどこかに走っていきました。
彼女がどこか別のトイレにたどりつき
いろいろと間にあったことを願います。


でもこんな行列だったら、コンビニとかいきますよね(笑)




というか
トイレの神様、ありがとう。

ではね~


これもよろしくです