アメリカで銃乱射事件があって、イスラム国が犯行声明を出して大騒ぎになっている
私の信頼するイスラム学者、中田考氏によると、アルカイーダにせよ、今回のイスラム国にせよ、勝手連のようなところがあって、命令されなくても、その組織が喜ぶようなことを勝手にやる賛同者がいるとのことだ
私も今回の事件は、イスラム国の命令でやったのではないと考える
イスラム国からみてジハードになるようなことがやりたかっただけの話だろう
そして、それをイスラム国が追認する
北朝鮮のような国だって、ラングーンの大使館爆破の事件にせよ、大韓民航気の爆破事件にせよ、犯行声明を出すどころか濡れ衣だと主張した
普通の国の体をなしているところであれば、国際社会からの孤立や制裁を恐れるのがセオリーだ
ところがイスラム国の場合は、既存のキリスト教世界の価値観や秩序を壊すことが目的なので、逆にやっていないことでも自分立ちがやったと豪語して、相手を怖がらせる
一番心配なのは、マネをする人間が出てくることだ
イスラムでは、死後、天国に行けるかどうかは、ずっとペンディングで最後はアラーが決めるのだが、ジハードだけは天国の直行できる
カリフ制を主張するイスラム国が、ジハードだと認めてくれれば、天国に行けると信じる現世が苦しいイスラム教徒がいてもおかしくない
アメリカにはイスラム教徒が250万人、ヨーロッパには4000万人いる
1万人に一人がそのような考え方をもったとしても、ものすごい数のマネの予備軍がいることになる(私もイスラム教徒の99%以上は、穏健な人間であることは知っている)
仮に1万人に一人として、アメリカだと250人、ヨーロッパだと4000人ということになるが、アメリカだとそのほとんどが銃を手に入れることができるが、ヨーロッパだと10人に一人くらいだろう
数学で考えれば銃規制は非常に意味があるが、アメリカの一般大衆は数学の発想がない
ただ、私は日本の経営者たちも、算数の発想はできても、数学の発想がない人ばかりのように見える
たとえば、社員の給料を上げたら、会社が損をすると考えるのは、足し算、引き算の算数レベルの考え方だ
従業員の給料を5割上げたら、経費が5割増えるかというとそういうことはない
製造業の場合は、売上高に占める人件費の割合が1割程度のことが多いから、5%しか経費が増えない
しかし、給料が5割増えれば、可処分所得は倍くらいになる
よその会社もまねしだしたら、日本人全体の購買力は、倍近くになり、3割くらい値上げしても買ってもらえるはずだ
T型フォードでアメリカにモータリゼーションをもたらせてヘンリー・フォードは従業員の給料を短期間に2倍から3倍に増やしたら、よその会社も仕方なしに賃上げに踏み出し、結果的にアメリカに自動車が買える大量の中流層を生み出した
まさに数学の発想である
確率であれ、場合分けであれ、推論であれ、すべて数学(算数ではない)の基本的な考え方だ
だから数学が大切なのだ
ただ、この手の考え方は問題を解かなければ得られないわけでない
イスラムの知識がイスラム世界を体験したなくても、本を読むことで得られるように、数学的な発想は、答えを読んでも、覚えても得られる(その発想を身に着けようとする姿勢は大切だが)
センター数学の場合は、基本的な考え方をきちんと覚えておけば、相当数学が苦手な人でも8割はとれる
ということで、センター対策の覚えるべき解法パターンをまとめた
拙著新刊『さくさく進める 和田式センター数学1・A』(学研プラス)
https://www.amazon.co.jp/dp/4053043646
は、私ども緑鐵受験指導ゼミナールの数学担当のスタッフを総動員した自信作だ
受験対策はもちろん、数学的な発想を短期間でつかみたい社会人の人にもぜひ読んでほしい
私の信頼するイスラム学者、中田考氏によると、アルカイーダにせよ、今回のイスラム国にせよ、勝手連のようなところがあって、命令されなくても、その組織が喜ぶようなことを勝手にやる賛同者がいるとのことだ
私も今回の事件は、イスラム国の命令でやったのではないと考える
イスラム国からみてジハードになるようなことがやりたかっただけの話だろう
そして、それをイスラム国が追認する
北朝鮮のような国だって、ラングーンの大使館爆破の事件にせよ、大韓民航気の爆破事件にせよ、犯行声明を出すどころか濡れ衣だと主張した
普通の国の体をなしているところであれば、国際社会からの孤立や制裁を恐れるのがセオリーだ
ところがイスラム国の場合は、既存のキリスト教世界の価値観や秩序を壊すことが目的なので、逆にやっていないことでも自分立ちがやったと豪語して、相手を怖がらせる
一番心配なのは、マネをする人間が出てくることだ
イスラムでは、死後、天国に行けるかどうかは、ずっとペンディングで最後はアラーが決めるのだが、ジハードだけは天国の直行できる
カリフ制を主張するイスラム国が、ジハードだと認めてくれれば、天国に行けると信じる現世が苦しいイスラム教徒がいてもおかしくない
アメリカにはイスラム教徒が250万人、ヨーロッパには4000万人いる
1万人に一人がそのような考え方をもったとしても、ものすごい数のマネの予備軍がいることになる(私もイスラム教徒の99%以上は、穏健な人間であることは知っている)
仮に1万人に一人として、アメリカだと250人、ヨーロッパだと4000人ということになるが、アメリカだとそのほとんどが銃を手に入れることができるが、ヨーロッパだと10人に一人くらいだろう
数学で考えれば銃規制は非常に意味があるが、アメリカの一般大衆は数学の発想がない
ただ、私は日本の経営者たちも、算数の発想はできても、数学の発想がない人ばかりのように見える
たとえば、社員の給料を上げたら、会社が損をすると考えるのは、足し算、引き算の算数レベルの考え方だ
従業員の給料を5割上げたら、経費が5割増えるかというとそういうことはない
製造業の場合は、売上高に占める人件費の割合が1割程度のことが多いから、5%しか経費が増えない
しかし、給料が5割増えれば、可処分所得は倍くらいになる
よその会社もまねしだしたら、日本人全体の購買力は、倍近くになり、3割くらい値上げしても買ってもらえるはずだ
T型フォードでアメリカにモータリゼーションをもたらせてヘンリー・フォードは従業員の給料を短期間に2倍から3倍に増やしたら、よその会社も仕方なしに賃上げに踏み出し、結果的にアメリカに自動車が買える大量の中流層を生み出した
まさに数学の発想である
確率であれ、場合分けであれ、推論であれ、すべて数学(算数ではない)の基本的な考え方だ
だから数学が大切なのだ
ただ、この手の考え方は問題を解かなければ得られないわけでない
イスラムの知識がイスラム世界を体験したなくても、本を読むことで得られるように、数学的な発想は、答えを読んでも、覚えても得られる(その発想を身に着けようとする姿勢は大切だが)
センター数学の場合は、基本的な考え方をきちんと覚えておけば、相当数学が苦手な人でも8割はとれる
ということで、センター対策の覚えるべき解法パターンをまとめた
拙著新刊『さくさく進める 和田式センター数学1・A』(学研プラス)
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は、私ども緑鐵受験指導ゼミナールの数学担当のスタッフを総動員した自信作だ
受験対策はもちろん、数学的な発想を短期間でつかみたい社会人の人にもぜひ読んでほしい