どういうわけか、ものすごい勢いで本を出す羽目になって(4月5月で8冊くらい出る予定だ)、ゲラのチェックそのほかでものすごく忙しい(実は、ほかにもちょっと大きな頼まれ仕事をしているが、これは近々公表する予定だ)

ブログの更新もままならないのだが、最近、嫌な感じになることが多い

実は、今、話題の乙武さんのパーティに行ってきた

私自身は乙武さんには、好感をもっていたし、多少、マスコミを騒がせたとしても、今でも好感をもっている

そして、このパーティでの乙武さんの発言や謝罪も、あるいは、奥様のスピーチも感動的で、とてもいいパーティだった

しかし、翌日になって、感動がすっかり冷めてしまった

当日も、このご時節なので、写真はとるな、ツィッターにあげるな、外にものすごい取材陣が来ているが、答えるのは遠慮してくれというご注意が最初と最後にあって、反省の会のはずなのに、ずいぶん、強圧的だなと思ったが、事情を考えると仕方がないと納得していた

でも、翌日になると、ちゃんとコメントをしている人はいるし、それが一方的に好意的なものだった

さらに記録用のはずの映像も、乙武氏のサイドから、テレビ各社に流れている

こちらには取材に協力するなと言っておいて、こういう形で、人をコントロールするのは、乙武氏の本意なのか、それとも取り巻きが悪いのかわからないが、とても不愉快だった

その週は、たまたま千葉の少女監禁事件の容疑者が捕まったということで、テレビなどの取材をいくつか受ける羽目になった

言いたいことを制約されるし、週刊誌の取材などでは、ほとんど言いたいことがカットされることもあって不愉快なのだが、唯一のメリットは、取材している人から、ある種の「真相」を聞かせてもらえることだ

川崎の中学生のリンチ殺人事件でも報じられているのと、かなり違った取材結果を聞かせてもらったことがある

今回も、元警察の関係者の人から、この容疑者の父親が防犯グッズの会社の社長だそうだが、一応ネット上でそれが知られて、会社のHPには謝罪文が出ているのに、テレビではそれがほとんど報じられないことを問題視していた

「防犯グッズの会社だから、警察のOBをかなり雇っているのだろう。これだけ報じられないところをみれば、かなり偉い人かもしれない」

テレビ局は、警察からの情報がないと事件報道ができないから(本来は金をかけて取材をすればそんなことはないのだが、社員の年収1500万円を守るために、どんなに冤罪が起きても、取材費を浮かせたいから、警察情報を垂れ流しているだけだが)、警察から、これは報じるなと言われると、素直に従うらしい

高市さんより警察は偉いのだ

この文脈と同じものを感じたのが、スポーツ選手の賭博たたきだ

確かに違法カジノに出入りするのは好ましいことではない

だから、違法カジノに出入りする人で有名人がいると見せしめのように、その情報をマスコミに警察は流す

でも、それは警察のOBの天下り先の商売敵だからではないか?

実際、その天下り先は、景品交換という形で、明らかにギャンブル化している

しかし、新宿や西麻布のカジノが、同じように景品交換のシステムを使った時は、ものの見事に摘発した

商売敵は許さないのだ

警察のOBの天下り先を守るためにぼろくそにいわれ、オリンピックに行けなくなった選手がなんとなく可哀想になった

その週末銀座にいったら、本来タクシーが入れない時間帯なのに、車を呼んでくれるという

後でわかったが、白タクだった

これだって警察のOBが天下りしているのかもしれない

合法営業のタクシーが金座では警察にものの見事に蹴散らされるのだから

パナマ文書が、もうすぐ、ネット上で公開されるという

日本の非合法ギャンブル業者が、第三国経由で、北朝鮮の核開発の資金源になっていることが明かされればいいなと内心期待している

いずれにせよ、貧しい人の生活保護の不正受給はぼろくそに叩かれるのに、その何百倍もの金持ちの脱税はほとんど叩かれないこの国のマスコミこそが、いちばん嫌な感じのもとのようだ