前回のブログに対して、教員をなさっている方から下記のメールをいただいた

「数年前まで都内の進学校で教えていましたが、現在はあまり勉強ができない子が多い高校で教えています。
現在の勤務校では、スポーツが強い部活がいくつかあり、その部活の生徒は、顧問の先生の指導の賜物だと思うのですが、生活態度、礼儀などのしつけが素晴らしく行き届いています。知っている人、知らない人かかわらず誰にでも大きな声でにこやかにあいさつしますし、教員が片づけ、掃除などをしている姿を見かけたらすぐに「手伝います。」と言って飛んできます。以前勤めていた進学校ではなかった光景でしたので、大変驚き、こういう生徒を育てることこそが「教育」というものなのだろう、と日々その部活の先生たちから多くを学ばせていただいています。

ところが、こういう学校には生徒は集まりません。以前勤めていた進学校の受験生の数には遠く及びません。和田先生は、日本ではスポーツができる人のほうが勉強ができる人よりも大事にされる、というようなことを書いていらっしゃいましたが、私はそうは思いません。日本人の多くは「勉強が大事」「自分の子供は勉強のできる学校に」と思っています。これは良いことなのか悪いことなのか?現在の勤務校でも校長は危機感を感じ、「生徒をGMARCHに入れろ」とか言い始めました。これは良いことなのか、悪いことなのか?」(引用終わり)

そうかもしれないし、そうでないかもしれない

少なくとも私の知るスター選手の方々は、偉そうな人が多い

でも、一般のスポーツ青年はこの先生の書かれるように礼儀が正しいのかもしれない

ただ、少なくとも小学生の憧れの職業1位がスポーツ選手であることはゆるがない

子どもたちは勉強ができるより、スポーツができることに憧れるようになっているのは、一般学生の学力の高い時代なら大きな問題はないだろうが、中国沿岸部や韓国に負けている時代には、喜ばしいこととはいけない気がする

さて、ここ数日のテレビを見ていたら、横浜の12000人買春の好調が袋叩きにされている

確かに、児童買春は許されることではないし、外国で買うというのは日本の恥といえなくはない

ただ、国内での買春がないかを捜査の対象にするとか、学校長が買春をするのは許されないという論調には若干の違和感があう

少なくとも児童買春でない限り、日本では法律に触れない

学校の校長なのだから、法律に振れなくても道徳に触れるようなことをしてはいけないというのなら、日本の国の教育の世界のトップである文部科学大臣が「法律に触れないが(触れるかもしれないが)モラルとしてはまずい献金をもらい、法律にはふれないと開き直っている現状はどうなのか?

校長だとぼろくそに叩けるくせに、大臣だと叩けない腰砕けの日本のマスコミに、この校長を批判する資格はないのではないか?

第一、この番組の司会者が法律に触れるかもしれない(少なくとも脱税の可能性はある)、不正な金をタニマチのような人間からもらい、給料では考えられないぜいたくをしている

それ以上に、一部報道では、女性まであっせんしてもらっているという

社会正義やニュースを報じる、許認可事業である局のアナウンサーが女性をあっせんしてもらうのはよくて、好調だと自腹を切って、女性を買うのがいけないのか?

買春はいけないというのは簡単だが、お金で女性を買うのが悪いのなら、ルックスがいいとか、スポーツができるとかで、結婚する気もなく、次々と女性をひっかけて、捨てていくのは許されるのか?

どっちが女性を傷つけるかを考えてみてほしい

買春なら批判されて、12000斬りとかいうと尊敬されたり、羨ましがられたりする文化が確かにこの国にはある

恋愛弱者のことを考えたら、買春くらい許してやってもいいのだろうが、自分たちに関係のないと思うと生活保護をぼこぼこに叩くように、自分たちはもてると思うと、買春をぼこぼこに叩くマスコミの弱い者いじめ的な道徳観ぶった態度に、私は違和感を禁じ得ない