「日本は確かに報道の自由度は他の先進国に比べれば低いでしょう
他国のマスコミはよく知らないのですが、
マスコミ出身の政治評論家の方が「北朝鮮や中国よりマシという程度」と告白していたくらいですし本当にそうなんでしょう
政治経済系の番組に芸能人が出てるのも日本くらいのものでしょうし
総理大臣の血縁者が某メディアに入社したとか
某新聞社に元官僚が天下ったというのも日本以外の先進国ではそうはないのではないですかね
新聞社は消費税に賛成しておきながら自分たちだけは軽減税率適用してくれだとか
過剰に市場競争を煽っておきながら自分たちは民放五局の寡占状態だとか
そういうところも良くないですね
世界で上を目指すには経済界だけでなくマスコミも世界レベルになる必要があると思います」(引用終わり)というメッセージをいただいた

これはまさにその通りだと思う

日本のマスコミほど、ご都合主義で、政治に頼り、スポンサーにこびるところはない

マスコミと言えば、日本テレビが、銀座に勤めていたことのある女性のアナウンサー入社の内定を取り消したことが問題になっている

ただ、銀座と言っても、小さなスナックのようで、いわゆる「お水」という世界でもないらしい

なんでも銀座を一緒にするなとプロの人は怒るかもしれない

私なら内定取り消しを取り消しにして、その代り、本当に「アナウンサー」をやってもらう

早朝のニュース読みを数年やってもらって、本気度を見るというのはどうだろうか?

アナウンサーになることがタレントになることだという勘違いしている人が多い

アナウンサーになりたいと言って裁判をするくらいなのだから、タレントの仕事などさせず、アナウンサーにさせてやればいい

それで馬脚を現すか、本気であるかが、ある程度わかるだろう

それにしても、一般大衆よりはるかに高収入だ

そんなことより、菅原文太さんが亡くなった

『仁義なき戦い』が私の映画観を変えた作品だったし、映画の男優というと、菅原さんか故原田芳雄氏が真っ先に思い浮かぶ私にとっては、両方とも亡くなられて、本当にショックだ

映画監督をやる以上、一度は出てほしかった

実は、菅原さんに出てもらえるかもしれないということで、主治医が同級生だった関係で、一度会食をさせてもらったことがある

とても、今の世の中を憂えておられて、その点でも、私は非常にひきつけられた

ハリウッドの役者は、あんなに金持ちなのに、世の中のリベラルを守ろうと動くことが多い

政治性のない映画は、二流扱いされるそうだ(私の映画についても、政治性を認めてもらった自負がある)

日本で流行らない有機農法に身を投じ、反戦を貫く

思想性に反対する人はいるかもしれないが、姿勢としては役者の鏡だろう(右翼のようなイーストウッドにしても、差別問題ではいい映画を撮っている)

実は、前にも書いたと思うが、菅原さんと、福島県知事の負けた候補の応援に行ったことがある

これが最期になった

中央の官僚に、原発を作られ、東京からきた警察官僚に幹部を二人も自殺に追い込まれ、彼らの方針で、ボランティアに入る人間をバンバンと交通違反で捕まえ(80キロ制限で105キロで捕まえる)、朝に飲酒検問をやって、車を飲み屋の近くの駐車場において、タクシーで帰って、朝に通勤した人間を懲戒免職にし、大野病院事件で医療崩壊を起こされ

これで中央に恨みをもたないほうがおかしいのだが、やはり官僚上がりの副知事のほうが知事になった

菅原さんも悔しかっただろう

私もすごく悔しい

映画に出てもらうという夢はかなわなかった(実は、ある企画で、出てもいいというところまで来ていた)が、一緒に「政治」をやれた光栄は一生忘れたくない

彼の遺志をとこまで継げるかわからないが、日本が、クズな国になっていかないように、私ができることを探したい

合掌