医者向けのニュースマガジンを見ていると、東大医学生の乱というようなものが話題になっている

実は、かなり古い話で、この6月に東大の医学部の学生が実名で、東大医学部および、東大病院、そして、教授陣の度重なる不祥事に対して、東大医学部の危機ということで、総長、医学部長、病院長あてに、公開質問状を送りつけたというものだ

(これはアメブロで公開されている
あまり好きなブログではないが、こういう社会性のある執筆者もいるようだ)

http://ameblo.jp/utmed-okazaki/entry-11882921849.html

この事件の顛末については、医者でないと読めないサイトで報じられることが多いが、一応、東大の医学部側から説明会を開いて、事態を収束させようとしたようだ

昔から東大の医学部の教授は、製薬会社と癒着がひどかった(東大医学部教授の家を写真週刊誌でも取材してみればいい。年収1300万円でどうして可能なのかが不思議になるはずだ)ので、今が特別悪いとは思わない

ただ、私が注目したのは、このような気骨のある学生が、東大にいたこと、逆にいえば、ほかの医学生は、これだけ製薬会社がらみの問題が起こっても立ち上がっていないことだ。

おそらくは、2008年から東大の理科Ⅲ類で入試面接が廃止になった影響が大きいのだろう。

今回の公開質問状を実名で出した医学生たちは、もちろん、入試面接廃止後の学生たちだ

私が医学部批判、大学病院批判を続けているのも、入試面接がなかったころに理科Ⅲ類に入ったからだと思う

面接があったら理科Ⅲ類には入っていないと思う。実際、慶応医学部は一次を受かっていたが、二次の面接が嫌で受けなかった

面接を受けていたら、近藤誠先生の術式に激怒し、患者のオッパイを撮り続けたような出まかせの外科系の教授たちに媚びを売って、医学部に入って喜んでいたのだろうが、そんなせこい根性が抜けるかどうかは、私には自信がない

昔は学生運動が盛んだったが、今の医学生が大人しいのは面接入試の影響が大きいと私は信じている

薬屋に金をもらって、巨大治験のデータを改ざんしても、へらへらとその教授の授業を受け続けるような人間が医者になっていくのが怖いと、患者さんたちは思わないのだろうか?

ところで、LINE府議とかいって話題になった山本某が大阪維新の会に離党届を出したそうだ

この事件で、私が許せなかったのは、女子中学生に対して、「学校にいいつける」という威圧を行ったことだ

子どもたちが学校を怖がるのが前時代的と思われるがそうでない

観点別評価など、教師の主観で内申書が重視されるようになって、行きたい学校にいくためには、教師のお気に入りにならないといけないという現状があるから、学校が脅しになってしまうのだろう

子どものメンタルヘルスに悪い、観点別評価は一刻も早く廃止してほしい

これが中学生のレベルだけでなく、大学でも推薦やAOが花盛りのために、教師に媚びをうる生徒が急増していると聞く

桜宮高校の体罰自殺事件にしても教師に逆らえなかったのは、早稲田のスポーツ推薦がからんでいたという報道もあったが、これも感覚的には納得できる

小保方さんについて、私は仮説は面白いという立場にいるが、確かにプレゼンが派手な割に中身がない印象も当初は受けた

これがAO入試組のやることなのだと思ったら、その後の騒ぎである

しかし、AOがまずいという話にはならず、受験経験のない安倍首相にいたっては、理研はつぶして、東大に推薦入試を入れろという圧力をかける始末だ

こんな人間に国のトップを任せて大丈夫なのだろうか?

そして、もちろん、東大は権力の言うことを聞いて、推薦入試を始めることになった

この学校には学者などほとんどいない

教授になったら、勉強しないで、審議会の委員になるために政府にゴマするような人ばかりなのかもしれない

ということで、これから生き延びる人間になるためには、面接より、入試を勝ち抜く人間になってほしいのだが、またトライ主催で医学部合格セミナーを私が行う

もちろん、面接を切り抜ける(教授が賢くないから、これ自体は簡単である)対策も話す

2014年9月23日(火) 10:30開場 11:00開演
13:30開場 14:00開演

サピアタワー6F 東京都千代田区丸の内1-7-12

入場無料

申し込みや詳しくは下記のURLに

http://www.trygroup.co.jp/med/seminar/#tokyo010923