あるインテリの読者の方から、「錦織が勝ったのは、ゆとり教育のおかげで、ゆとり教育の見直しの見直しをしないといけない」というエビデンスのない発言をした慶応の教授がいたというメッセージをいただいた

スポーツで優勝するために、日本の子供たち全員の学力が犠牲になっていいのかと思うと暗澹たる気分になる

もちろん、その人はそれなりの理論武装をしていたらしいが、エビデンスがなさすぎる

私のほうはゆとり教育の影響か、パナソニックまでがポインティングデバイスが使い物にならず、勝手にブログを書いている途中で画面が縮小して困っている

これもエビデンスがないが、技術力の低下のほうが関連がありそうな気がする

スポーツだけ強くて、国がガタガタというのは、かつてのソ連や東ドイツを思い出す

「日本人は欧米人と比較して「科学的な手法」を取ることが少ない(能力がない?)と思います。
ダイエットもそうですが、例えばスポーツでも未だに前時代的な練習を課している学校がたくさんありますし、
受験勉強でも、田舎では睡眠を削ってでも勉強していたりします。
こういうところを見ると、日本人はまだまだ遅れているし、悪い意味で「田舎者」なんだろうなと強く感じます』(引用終わり)というメッセージもあったが、これは私の実感に近い

昨日のブログを書くきっかけになったのは、イギリスなどでモデルをやせているように加工するフォトショップを使った広告を禁止する方向になっているという話をラジオで聞いたからだ

加工しているものはちゃんと加工していると情報開示をしなくてはならない(食品の偽装などを考えれば広告だって当然のことだ)という考え方と、これによって拒食症を誘発する可能性があるからだということだ

どちらもまっとうな理由である

フォトショップもそうだが、もしモデルなどが、ウエストサイズや体重の偽装をして公表しているとすれば、これは相当犯罪的だ

これをまねした人間(多くは若い女性)が拒食症になる可能性は小さくないし、とくに思春期の女の子がまねをすると臓器(とくに子宮や脳)の形成不全で、一生残る後遺症がでる可能性がある

体重やウエストサイズについては、公表する際には、きちんとした機関で測るようにして、そうでないものは、「きちんとした機関で測ったものではないので、絶対にまねをしてはいけません」という表示を義務化すべきだろう

さて、この問題について、別の人がメッセージにしていたが、女性は40キロ代を目標にすることが多い

ウェストなら58cm神話というのがある

そういうサイズを公表している人が多いが、少なくとも思春期の女の子(ホルモンのバランスが変わってふっくらしやすい)には至難の業だという。結果的に過度なダイエットに走らせる

その上、日本の医者もバカが多いから、低いほうに警鐘を鳴らさない

血圧にしても、血糖値にしても、コレステロールにしても、実は低いほうが高いよりよほど危険なのに、それを言う医者がほとんどいない

だから、体重やウエストサイズも同じことになっている

いずれにせよ、ウエストサイズと体重の偽装は、拒食症で死ぬ人(年間100人程度とされる)し、一生残る後遺症をうむ、ありとあらゆる偽装の中で、もっとも危険なものだ(食品偽装で死んだ人も、いまだに残る後遺症がある人も、私の知る限りいないはずだし、いたとしても、数人のレベルのはずだ)

そのメッセージの主も男性のほうが、理想体重が、健康に害がないレベルなので、女性が(とくに背が高い女性が)不利だということを指摘していたが、その通りだろう

実際、このやせているほうが美しいという男が勝手に作った価値観は、いわゆるフェミニストとされている人まで、信奉しているから問題にすることがない

こんなに女性を傷つけるものはないのに、フェミニストと称する人たちは、自分たちが高学歴層に属するため、それが社会的地位を上げろ(これも男の価値観である)という主張ばかりして、女性を守れということを言わない(ついでに、性犯罪者の厳罰化を訴えるフェミニストも海外には多いが、日本ではあまり聞かない。私は、性犯罪の累犯者で、昔と違う今のDNA鑑定で何億分の一の制度で犯人が特定できるものについては、ペニスカットの刑を導入すべきと思っている)

女性の場合は、やせていたり、美しいほうがもてて、男性の場合は、社会的地位や収入が高いほうがもてるとすれば、女性の場合は、賢くなるインセンティブが低くなり、結果的に男性に支配される構図が続く

これほど男に都合のいい価値観はない

世の中がもっと整形の技術が進んで、顔や体系などいくらでも変えられるようになれば、女性も賢いほうがいいということになるのだろうが、これはかなり難しいのだろう

別のインテリの方から、いくらやせていても、ルックスが悪ければ美しく見えないという指摘があったが、実は、これこそが怖いのだ

顔は変えられないが、体系は変えられる(実は、それに限界があるし、うまれつきの要素が意外に強いらしい)から、女性は、変えられると思って、ダイエットに走ってしまう

子どもがたくさん死んだ時代には、ふっくらしていないと多産にならないので、世界中でふっくらしている女性がもてたし、美しいとされた

子どもが死ななくなると、少産でもいいから、女が賢くならないように(思春期の時代に脳が発達しないように)やせているほうが美しいという価値観を男がまきちらされた

女が強くなったと言われるが、結局、やせているほうが美しいという価値観に反論をする女性が少ないように、いろいろな形で、女性はマインドコントロールされている

本当は、結婚することが、女性が一番強くなるテクニックだ

私の知る限り、相当なインテリや、社会的地位の高い人でも奥さんに頭が上がらない人が多い

そういう玉の輿に乗って、男性を支配する人は、必ずしもやせ形でないということは付け加えておこう

やせ形は、鑑賞にはいいが、セックスもイマイチだし、何より種の保存、家の継続(子供を産んでもらうこと)には向かないと、成功者(おそらく、若いころに、モデルとかと遊んでいたのだろう)はみんな知っているのかもしれない

もちろん、これも男の価値観だが、