自殺が減っている

今年1~6月の自殺者は1万2731人で、昨年同期と比べ1607人(11・2%)減ったことが8日、警察庁の統計(速報値)で分かった。上半期に1万5千人を下回ったのは3年連続で、月別統計が始まった2009年以降で最少だったとのことだ

生活保護たたきや、消費税の増税など、貧乏な人に厳しい政策をとったり、私の周りでもうつ病の人が、生活保護を門前払いするなど、人を自殺に追い込みかねない政策を続けているので、増えることを心配していたが、やはり気分の問題なのかもしれない

確かに、失業率が下がっているので、その影響もあるだろう

いつまで経っても、第三の矢が見えてこないが、公共事業にこれだけぶち込み、また円安で輸出関連の企業が一服ついて、有効求人倍率も高まっているから、失業率は当然下がる

失業率が1%あがると、3500人自殺が増えるらしいから、これはありがたいことだ

私は、安倍政権をまったく支持しないが、景気は気という中で、気を変えた点は評価せざるを得ない

私の『医学部の大罪』を読まれた方から、「分からなかったのは、どうして医学部がこんな状況になったのかということです
教授会で教授を選ぶシステムであっても、工学部や理学部や薬学部は違うのでしょう
なのに何故医学部だけがこんなにも腐敗してしまったのか
私の読み方が足りないだけかもしれませんが教えて頂けますか」(引用終わり)
というメッセージをいただいた

私もよその学部にいたことがないのでわからないが、一時期、ゆとり教育反対のため、数学者の人とよくつきあっていた

やはり利権がないのと、世界と勝負する気があるかどうかが大事なのだろう

今は、製薬会社が、個人や医局にどれだけ払ったのかを公表しなければならなくなったが、つい最近まではひどかった

要するに研究したいからでなく、偉くなりたいから、利権がほしいから教授になるのが医学部だった

外国に勝つ気がさらさらなく、研究でも、物理学のように仮説を重視することがなく、「有意差」をだしたちまい、動物実験ばかりを「研究」と呼んでいる

私自身、高齢者の精神療法の論文を博士論文に出したが、統計処理をしていないということで、100人以上の論文提出者の中で一人だけ落とされた。しかし、その論文は、自己心理学の国際年鑑に日本人として初めて載った論文だった

理研では、小保方氏を呼んできたことへの責任問題が出ているが、同じような、いやはるかに性質の悪いでっちあげ研究を発表した森口某を呼んできた責任問題は東大の医学部に発生していない

論文を読めないやつが教授をやっているのに、その責任問題が発生しないから、研究の邪魔がし放題になっている

いい研究を応援するのでなく、つぶすのが日本の医学部だ
(もちろん、教授のパーソナリティによるだろう。当時の東北大学では、精神科の佐藤光源ーー私の論文の主査ーーは生物学的精神医学の信者で、精神療法排斥の張本人だが、老年内科の教授は人格者だったし、Lancetなどに積極的に論文を載せていた)

ある学校の実態について、こういうメッセージをいただいた

「ある優等生たちの話をします。
その人たちは、みんな東大に行きたかった人たちです。
まず、うちの子どもよりもいくつか先輩の優等生たちの話をします。ある先輩は、緑鐵に入会はしたものの高3からのスタートだったのと、おそらく学校のやり方を優先させてしまったせいで、東大受験を断念せざるを得ませんでした。実は、学校が緑鐵を嫌うようになったのはその頃からです。うちの子どもが緑鐵に入会した時に、学校の先生から『緑鐵はやめとけ』と言われましたから。しかし、結果的に東大に現役合格できたのは、『緑鐵の勉強法を優先』したうちの子どもだけです。
もう一人の先輩の話をします。その先輩は本当に優秀な人で、進研模試の偏差値が80を超えるような人でした。もちろん学校も周りの保護者も期待していました。センター試験は軽くクリアし、東大二次試験までいきましたが、残念ながら東大文一には30点ぐらい手が届きませんでした。その人だったら早めに緑鐵に入っていればおそらく東大に現役合格することができたと思います。本当に残念です。
最後にもう一人の優等生の話をします。その人も優秀な人で、少なくとも中3か高1ぐらいまではうちの子どもよりもはるかに上の成績でした。しかし、高2ぐらいから成績が伸びなくなってしまいました。逆に、うちの子どもは緑鐵を始めてから成績がぐんぐん伸びていきました。
それでも学校は何の反省もすることなく、成績が上がらないのは子ども本人や家庭のせいだけにしています。
こんなことを続けていたら、しまいに学校がつぶれるんじゃないか?と本気で心配しています。
一番いいのは、学校が緑鐵の勉強法を認めて取り入れることだと思います。そうすれば、おそらく東大や医学部を量産することが可能でしょう。」(引用終わり)

ここまでほめられると面はゆいが、少なくとも受験勉強や東大や医学部の受験指導では、普通の学校の先生より、ましなことができることは自負している

東大生を多いときは100人以上使い、20年のノウハウの蓄積がある

もちろん無名校から東大に合格させる実績も

この夏から、緑鐵をさらに有効利用できるように、同じビルの自習室を使って、チューター付きの自習室や、個別指導も受けられるようなコースも用意している

興味があれば資料請求をしてほしい

「某東大医学部生の書いた本を読んだのですがそれには
『東大に合格するには知識、情報処理能力だけではなくひらめきが必要でひらめく頭脳を会得するためにはじっくり試行錯誤しなければならない。例えば数学なら制限時間になるまで集中して試行錯誤してから答えを見るようにしたほうが良い」
『ひらめきには知識が必要だがそれはあくまで事実と事実の関連性を意識して記憶しなければならない。例えば英単語は長文読解の問題文を音読して覚えたほうが良い』
と書かれてました。
僕はこの方の提唱する方法を信用して実践しているのですが、和田先生はどう思いますか。」(引用終わり)

私はひらめきなど信じていない。もちろん、あるに越したことはないが、ない人でも東大に受かるだけなら、理Ⅲでも可能だ

こんな話が広まるから、「ひらめき」がないと思っている人は、数学離れを起こしてしまう

ノーベル賞をとるには、ひらめきが必要だが(日本の医学部卒で、山中氏しか、ノーベル賞を取っていないのは、ひらめきより、むしろ自由な研究の環境のほうが大切だということを物語っている。名門の医学部合格者は、受験生のころは「ひらめき」に自信のあった人間が、教授にこびを売らないと出世できないシステムに潰されているのだろうが。

私は、ひらめきなどなくても、あるいは理解が苦手でも、点が取れれば、数学はクリアできると思っている

そういうコンセプトで、教科書レベルにも躓いている人がいかに点を取るかという本を書いた

『苦手でもあきらめない数学: 授業がわからなくても点が取れる勉強法 (和田式合格カリキュラム) 』(瀬谷出版)

http://www.amazon.co.jp/dp/4902381303

である。教科書レベルがクリアできれば、センター試験はもちろん、おおむねの大学で合格点はとれる

理解より得点力の観点から教科書を読みなおした画期的な本と自負している

ところでパナソニックのLet's notoの最上位機種を買ったが、やはりポインティングデバイスが滅茶苦茶だ

こういう当たり前の技術から日本製品は見直してはどうだろうか?

昔、複写機について、世界の王者のゼロックスが、アジアに進出した時、日本のキャノンやリコーのコピー機は、高温多湿のアジアの国で、紙が詰まらない、ベアリングの技術で、世界の王者を駆逐したという

アップルの二番煎じばかりをやるより、日本製はポインティングデバイスで、苦労させませんとか、時間の無駄を作りませんというほうが、はるかに買う気がするのだが

ま、外国の猿真似しかできないから、円高になると競争力がまったくないのだろうが