こういう嬉しいメッセージをいただいた

「当方、書店勤めですが、大学受験勉強棚において、和田秀樹というのは、書店員にしてみると、常備品なんです。(売れるから)他の著者が受験勉強本出しても、まぁそんなには売れません。(あとはせいぜい福井一成くらい。この人も暗記数学推奨だが。)
昨今は棚のスペースがどんどん狭くなり、学参などは、店舗によっては置かなくなっている店もあるくらいなんです。(高校生が来なくなるし、親も来なくなるから辞めた方がいいけど。)
その中にあって常備品というポジションにあるってどういう事か?信用出来なきゃまず無理なんですよね。(売れ行きが落ちているのは出版業界全体の兆候。まぁ今後ホントにどうなるかは分からない業界の一つですね。毎年、えっ…?あの人が?って人が辞めるし…。自分もどうなるか…。)
ちなみに昨日、新受験の技法を購入されたお客様が。(袋に入れようとしたら、結構ですと一言あったあと、ワザワザすみません。とまで。普通のお客様、そんな事言わない。しかも明らかに高校生。二人組だった。東大受けんのかな~なんて思って接客しましたが。)』(引用終わり)

書店の人は大変だと思う

でも、和田式の被害者にならない人は、常識的なのが嬉しい。この二人組も合格されると信じている

「小保方さんの擁護をされてる武田邦彦先生の4月30日付けのブログ(私が見たのは 今日ですが)に、和田先生のことを、上記のタイトルのように書いてありました。以下、再掲します。
『和田先生と言うお医者さんが「データ主義」と言っておられます。私も個人的に知っていて、立派なお医者さんですが、彼がそう言わなければならないほど、現代の医療の世界は、宗教のようにデータが無くても断定するということが多いのです。』
まさに、和田先生が常日頃おっしゃていることを、武田先生も同様に考えておられますね。
私の尊敬する先生が お互いに相手を悪く言われないのは、両名のファンとしてとてもうれしいです。」(引用終わり)

原発についてのスタンスは、武田先生とは若干スタンスが違うが、武田先生は、誰が言ったかより、そこに書かれているデータのほうを信じる、日本の中では稀有なまともな科学者だというのは私も尊敬している

教授が言っているかどうかより、まともなデータベースに書かれていることのほうが正しいと思えないのは、日本の一般市民はともかくとして、科学記者と称する人までそうなのが情けない

朝、テレビをみていたら、フィリピンはアメリカ軍基地を追い出したのに、安全保障が確保されているという話をしていた

私もフィリピンがアメリカ軍を追い出したって、別にほかの国に安全保障が脅かされたという話はないし、モデルにすべきだと思っていたが、私の予想以上に、フィリピンの政治家は賢かったという話がわかった

マルコスの後ろ盾で、あれだけ市民の反米感情が高かったのに、フィリピンはアメリカ軍の基地を追い出す代わりに、フィリピン軍の基地を課すことをカードに、アメリカ軍に駐留なき安全保障を約束させている

今回も新しい軍事協定を組む話になっているが、基地をアメリカに作らせるわけでなく、上手に核をもちこまない約束をさせているそうだ

北朝鮮もふくめ、どこの国も、外交能力で、安全保障であれ、金をどれだけ引き出せるかがかかっている

だから、賢い人に政治家をやってもらおうとする

日本だって、貧しいころはそうだった

しかし、国が豊かになってくると、バカが政治家をやっても国が潰れない

それで世襲が当たり前になった

TPPにしても、今回のオバマの姿を見る限り、農民票がほしいから必死なのだが、上手に譲歩を引き出したとは思えない

在日米軍にだって、ただでいてもらっているわけでなく、年間7000億円も払っている

国が豊かだったころと違うはずだが、いてもらわないと日本がすぐに中国に襲われるといまだに信じている人がたくさんいる

少なくとも、その予算を減らすぞという脅しのカードくらいはきれるはずだ

日本に、まともな野党がないのが交渉力を弱くしている側面もある

アメリカに対して、「ここで譲歩するのはかまいませんが、これでうちの党が選挙に負けるとアメリカ軍を追い出せという政党が勝ってしまいますよ」というカードがきれない

そういう点では、大下英治氏のいうように、自民党と共産党の二大政党のほうが外交がやりやすいかもしれない

日本だって、アメリカとまともに交渉ができるレベルの人間(政治家ではない)はいるはずなのだろうが、そんなに頭のいい人はアホくさくて政治家にならないのだろうか?それとも、そんな奴に国民が表を入れないのだろうか?