ＳＮＳ社会における心理学についての意見を求められたが、ブログのスペースで書ける話でないので、もしどこかの出版社で企画が通ればと言う感じだろう
さて、秋葉原の通り魔事件の犯人（現行犯だからそう言っていいだろう）が私の『受験は要領』の読者であったというメッセージをいただいた
調べてみると、具体的な引用先はないのだが、私がこの件について、しらを切っているという話がネット上で流れている
私も精神科医なので、この事件については、あれこれコメントを求められたし、この事件を追いかけているルポライターも知っている
しかしながら、私の耳に入ってこなかったのは事実だ
ただ、私の本を読んでいても不思議ではない
彼が高校生のころは、私の受験勉強法の本は売れていて、年に合計すると２０万部くらいは出ていたはずだ
複数読む人もいる一方で、回覧もされていたので、当時の高校生の１０人に一人くらいは読んでいたと思う
未成年の殺人事件が年に５０－１００件起こっていることを考えると、私の本の読者が、一般の同年代の人と同じくらい殺人を起こすとすれば、私の読者が年に５－１０件の殺人を起こすことになる
私の知る限り、私の本の読者の殺人犯は、この人だけだから（おそらくいるだろう、ただ、前にブログで、ほかに私の本の読者の自殺者を知っていたら教えてほしいと呼び掛けたら、一人も名乗り出た遺族や友達はいなかった。もちろん、この殺人犯にしてもほかに知っている人がいたら教えてほしい）、私の本の読者の殺人率の低さはきわだっていると言える
一人読者に殺人犯がいるだけで騒ぐのは、数学のできない人の発想であって、私の本の読者の殺人率が、一般の人と比べて高いか低いかでものを言ってほしい
ついでに言うと、私の著書は殺人抑止効果など謳っていないのである
あと、この秋葉原事件の犯人も池田小事件の犯人も、そのほかこの１５年ほどの大量殺人の犯人や容疑者は、ほとんどがＳＳＲＩを服用していたという問題はある
薬の影響がなかったら、うつうつと暮らしていたし、社会への憎悪はふくらましていたかもしれないが、こんな事件は決行しなかったのではないかと思うと残念で仕方がない
ただ、彼が私の本を読んで成績が下降したことについては、多少、道義的な責任は感じている
一つは、明らかな誤読があるだろう
私は、『受験は要領』をふくめ、多くの受験書で受験仲間の必要性を訴え続けた
しかし、彼は孤立の道を選んだようだ
青森と言う土地柄も不幸だったと思う
小中学校の学力テストの順位が全国１，２を争っているのに、ろくに東大に入らない
教師が強く、受験テクニックが異端視される土地柄だ
私の本を誤読していても、指摘してくれる人がいない、相談できる人もいない
つくづく、緑鐵に入っていてくれれば、こんなことにならなかったどころか、青森高校に入れるくらいの基礎学力があれば、一流と世の中が呼ぶ大学に入れただろうと思うと、そのほうが残念だ
さて、「海外の人や右寄りの方は「日本人は素晴らしい」とか「良い人が多い」と言います
これは本当でしょうか？
確かに、犯罪は少ないです
少なくともアメリカよりはかなり治安が良いでしょう
しかし、それ以外はどうなんでしょう
学校では体罰やいじめがあり、企業にはブラック企業なんて欧米よりもたくさんあるのは間違いないでしょう
政治はいつまで経ってもデフレ脱却は出来ていませんし、東北も見捨てました
どこが素晴らしい民族なのでしょうか？
少なくとも、「同胞を大切にする心」は、欧米よりあるのか、甚だ疑問です
外国人を呼んで「日本マンセー」みたいなテレビを作るのは止めて、日本の問題点をもっと議論して欲しいです」（引用終わり）というメッセージをいただいた
残念ながら、日本は、弱者を政府が助けるべきというアンケートで、Ｎｏと答えた人がアメリカより多く、世界一という結果が出ている
生活保護たたきやブラック企業、労働組合の弱さは、もはやアメリカ以下になってしまった
犯罪についても死因不明死体をほとんど調べていないのだから、アメリカよりは少ないだろうが、けっして少ないかどうかはわからない
警察が、凶悪犯を捕まえる人を減らして、交通警官を増やして、大衆をいじめている国は、先進国では日本くらいだ
今、実はアメリカにいるのだが、景気もいいし、人々がフレンドリーだ
いいレストランがさっぱり予約がとれない
たまたま、読んだ日経で、行動経済学の勧めを書いている若手の経済学者がいたが、アメリカの行動経済学の受け売りでは、真の行動経済学とはいえない
アメリカであれば、減税すれば、消費が増えるが、日本では貯蓄が増える
日本の場合は、増税して経費を認めたほうが消費が増えるというのが私の仮説だが、仮想通貨などを使って、１年くらいサンプル実験をするくらいのことが日本の経済学者にはできないのだろうか？
そして、アメリカ人が金を使うようになって、要求水準が上がったためか、少なくとも高い店では、サービスの質も著しく上がっている
２０年以上、ＬＡに通って実感している
東京オリンピックのころには、日本はもっと貧しくなっているだろうし、それを通じて、日本が貧乏国であることが世界にばれるのが心配である
そうすれば、日本への観光客は、風俗（これは国が貧しくなると増えるはずだ）目当ての人を除けば激減するだろうし、日本製品のブランドイメージが保てない
その前に、日本流の行動経済学を確立して、多少は経済を回復してほしいものだ
さて、秋葉原の通り魔事件の犯人（現行犯だからそう言っていいだろう）が私の『受験は要領』の読者であったというメッセージをいただいた
調べてみると、具体的な引用先はないのだが、私がこの件について、しらを切っているという話がネット上で流れている
私も精神科医なので、この事件については、あれこれコメントを求められたし、この事件を追いかけているルポライターも知っている
しかしながら、私の耳に入ってこなかったのは事実だ
ただ、私の本を読んでいても不思議ではない
彼が高校生のころは、私の受験勉強法の本は売れていて、年に合計すると２０万部くらいは出ていたはずだ
複数読む人もいる一方で、回覧もされていたので、当時の高校生の１０人に一人くらいは読んでいたと思う
未成年の殺人事件が年に５０－１００件起こっていることを考えると、私の本の読者が、一般の同年代の人と同じくらい殺人を起こすとすれば、私の読者が年に５－１０件の殺人を起こすことになる
私の知る限り、私の本の読者の殺人犯は、この人だけだから（おそらくいるだろう、ただ、前にブログで、ほかに私の本の読者の自殺者を知っていたら教えてほしいと呼び掛けたら、一人も名乗り出た遺族や友達はいなかった。もちろん、この殺人犯にしてもほかに知っている人がいたら教えてほしい）、私の本の読者の殺人率の低さはきわだっていると言える
一人読者に殺人犯がいるだけで騒ぐのは、数学のできない人の発想であって、私の本の読者の殺人率が、一般の人と比べて高いか低いかでものを言ってほしい
ついでに言うと、私の著書は殺人抑止効果など謳っていないのである
あと、この秋葉原事件の犯人も池田小事件の犯人も、そのほかこの１５年ほどの大量殺人の犯人や容疑者は、ほとんどがＳＳＲＩを服用していたという問題はある
薬の影響がなかったら、うつうつと暮らしていたし、社会への憎悪はふくらましていたかもしれないが、こんな事件は決行しなかったのではないかと思うと残念で仕方がない
ただ、彼が私の本を読んで成績が下降したことについては、多少、道義的な責任は感じている
一つは、明らかな誤読があるだろう
私は、『受験は要領』をふくめ、多くの受験書で受験仲間の必要性を訴え続けた
しかし、彼は孤立の道を選んだようだ
青森と言う土地柄も不幸だったと思う
小中学校の学力テストの順位が全国１，２を争っているのに、ろくに東大に入らない
教師が強く、受験テクニックが異端視される土地柄だ
私の本を誤読していても、指摘してくれる人がいない、相談できる人もいない
つくづく、緑鐵に入っていてくれれば、こんなことにならなかったどころか、青森高校に入れるくらいの基礎学力があれば、一流と世の中が呼ぶ大学に入れただろうと思うと、そのほうが残念だ
さて、「海外の人や右寄りの方は「日本人は素晴らしい」とか「良い人が多い」と言います
これは本当でしょうか？
確かに、犯罪は少ないです
少なくともアメリカよりはかなり治安が良いでしょう
しかし、それ以外はどうなんでしょう
学校では体罰やいじめがあり、企業にはブラック企業なんて欧米よりもたくさんあるのは間違いないでしょう
政治はいつまで経ってもデフレ脱却は出来ていませんし、東北も見捨てました
どこが素晴らしい民族なのでしょうか？
少なくとも、「同胞を大切にする心」は、欧米よりあるのか、甚だ疑問です
外国人を呼んで「日本マンセー」みたいなテレビを作るのは止めて、日本の問題点をもっと議論して欲しいです」（引用終わり）というメッセージをいただいた
残念ながら、日本は、弱者を政府が助けるべきというアンケートで、Ｎｏと答えた人がアメリカより多く、世界一という結果が出ている
生活保護たたきやブラック企業、労働組合の弱さは、もはやアメリカ以下になってしまった
犯罪についても死因不明死体をほとんど調べていないのだから、アメリカよりは少ないだろうが、けっして少ないかどうかはわからない
警察が、凶悪犯を捕まえる人を減らして、交通警官を増やして、大衆をいじめている国は、先進国では日本くらいだ
今、実はアメリカにいるのだが、景気もいいし、人々がフレンドリーだ
いいレストランがさっぱり予約がとれない
たまたま、読んだ日経で、行動経済学の勧めを書いている若手の経済学者がいたが、アメリカの行動経済学の受け売りでは、真の行動経済学とはいえない
アメリカであれば、減税すれば、消費が増えるが、日本では貯蓄が増える
日本の場合は、増税して経費を認めたほうが消費が増えるというのが私の仮説だが、仮想通貨などを使って、１年くらいサンプル実験をするくらいのことが日本の経済学者にはできないのだろうか？
そして、アメリカ人が金を使うようになって、要求水準が上がったためか、少なくとも高い店では、サービスの質も著しく上がっている
２０年以上、ＬＡに通って実感している
東京オリンピックのころには、日本はもっと貧しくなっているだろうし、それを通じて、日本が貧乏国であることが世界にばれるのが心配である
そうすれば、日本への観光客は、風俗（これは国が貧しくなると増えるはずだ）目当ての人を除けば激減するだろうし、日本製品のブランドイメージが保てない
その前に、日本流の行動経済学を確立して、多少は経済を回復してほしいものだ