「私は、今まで、世間でいうイケメンばかり目にいっていたため、和田先生の書籍と出会うまで、勉強ができる、あるいはするということがどんなに大切かわかってませんでした。
文系は生きていく上で限界があるように感じられてなりません。
目立たないけども、もっと知的な人に目をむければよかった。
そう気づいたのは、20代を過ぎた、30代。世の賢い女子と付き合っているのかな。
ああ、理系男子に出会いたい。
どこに行けばいるのか。(略)
私も理系女子だったら、周囲は、理系男子ばっかだったのに。働きやすいのではないだろうか。
人間は、似た者同士が仲良くなります。私には、無理なのかな。大学時代の専攻は、社会心理学でした。(略)
ああ、頭の切れる理系男子とお話してみたい。
どんな話題がでるんだろう。」(引用終わり)
というメッセージ

私は日本の理系男子が面白いと思うことはめったにない

とくに医学部はひどい

理系とかいいながら、既存の知識に縛られて、仮説を立てられない

iPSであろうが、ITであろうが、原子物理学であろうが、これまでわかっている知識をひけらかすだけなら文系と変わらない

定説と逆の仮説を立てられるユニークな理系人間は、残念ながらそうはいない

私の知り合いでは、評判の悪くなった理化学研究所の副センター長の西川伸一先生と、東大薬学部の池谷 裕二先生が数少ない例外なのだが(仮説になっていないハチャメチャな感情論をいう理系の人はいないわけではないが)。あとは、桜美林大学の柴田博先生も好きだ

昨夜は、ワシントンの日本大使館の広報文化センターで、『「わたし」の人生』の上映会

身内的な人や現地の日本人の集まりと思ったら予想外に、アメリカ人の人が多い

終わった後の、Q&Aもすべてアメリカ人の方からで、英語の質問だった

2万人のメーリングリストがあって、そういう人に一斉配信して、そこからの応募の人が来られるという

日本のファンを増やしていくという、大使館の人の地道な活動に敬服する

ただ、こんなことを書くと大使館の人に迷惑をかけるかもしれないが、やはり予算が小さすぎる気がする

事務所も1部屋で、机が5台くらいのレベルだった

アメリカは、戦後、各国を親米化するための組織として、USIAなる組織を作り、正規職員だけで6000人以上いたという(これも冷戦が終わった後に廃止された)

フルブライトの奨学金もここから出ていたという

従軍慰安婦問題にしても、拉致問題にせよ、尖閣・竹島問題にせよ、こちらの立場を主張するだけでなく、この手の組織を使って、相手国のメディアを親日にしないと韓国にやられてしまう

韓国は、いろいろな国に莫大な工作資金を用意し、オリンピックの誘致や、ワールドカップの誘致、それどころか、オリンピックの審査員の買収までしているらしい(これは噂だが)

ギャーギャー反論(よしんば、史実上は正しいにせよ)しているより、根回しのほうがはるかに説得力がある

オタクの政治家たちは武器を買いたがるが、そんな金があったら、国を守るため、国の主張を通すために何に金を使うべきかを考えてほしい

こんなことは中学校も高校も大学も受験したことのない人には決してわからないかもしれないが

それにしても、しばらく来ていないうちにワシントンのきれいになったこと

前は黒人の多い汚い街だったのに

アメリカは確実に貧困を脱却しつつある
(少なくとも外から見たら――外交上はこれが大切である)

日本はどうして、もう少し自国のイメージ戦略をできないのだろう