昨日は、いつものように原発のメンテナンスの会社のメンタルケアのボランティア

除染の仕事もやっているそうだが、人が集まらなくて困っているようだ

で、住所不定とかの人を雇うと、結果的にアルコール依存症であることがわかり飲酒事故を起こされて会社の責任になったり大変なようだ

日本の場合、アルコール依存症の1-2%しかまともな治療を受けていないが、地方だと車がないと動けないから、この手のトラブルが起こる

でも、アルコール依存症を治療しようとか、欧米のようにアルコールの広告を規制しようという話にならず、飲酒検問ばかりが厳しくなり、地方の飲食店が潰れていく

さらに東京オリンピックで本格的な地方の人手不足が想定されるらしい

東京の人間は何も考えていないが、オリンピックがなぜ東北の復興が一区切りがつくまで待てなかったのか?

それを誰も言う人間が東京にいないのが悲しい(少しはいるのだろうが、テレビでは言わせてもらえない)

今朝は、朝の4時に起きて、震災の3周年の祈りの集いに参加する

不謹慎だが、あまりの日の出の美しさに感激する

もっといわきに観光客が集まってほしい

さて、私の説得手法について、一人の方はとても説得力のある形で、しかも文章に誠意やインテリジェンスを感じる形で、学問のすすめを参考にしてはどうかという意見をいただき、もう一人の方は、こちらを不愉快にさせる文章で、太田氏と比べて説得力がないと辛辣な意見をくださった

「先生の論が極端だとは思わないけれども、少なくとも、現在、商業ベースの雑誌や書籍ではあまり目にしない論ですね。また、自著でも筆を抑えている感じが少なからず感じられます。
ブログという媒体の性質上、簡単に、文句が付けられるわけです。
個人的には、ネットはやはり免許制の方がいいと思うんですよね。簡単にアクセスが出来過ぎる。ブログなんてのも少なくとも、書籍を、最低、五万部は売った事があるとか資格を設けないと、アホに発言権与えてもしょうがないでしょう。
で、また、先生の論があまり目にしないから、余計にそういう批判を呼ぶんでしょうね。
極論(とは自分は思わないが)は、せめて読んでから、一晩、二晩は、ジックリ考えてみるという余裕が欲しいですね。それができないのは、ま、精神的未成熟と、知性の不足故ですが。」(引用終わり)

といういつもメッセージをくださる人のはげましもありがたかった

ただ、私は、何度も言うように、人を説得するためにブログを書いているわけではないし、著書でときに言いたいことを言うが、どちらかというと情報提供のスタンスだということはご理解いただきたい

親切はありがたいが、影響力をもつ偉そうな人間になりたくないというのが本音だから仕方ない

可能なら映画や小説のような形で人々の心を動かせればと言う夢はある

さて、柏の通り魔の容疑者が捕まったが、その言動の異常性もあって、私のところにもいくつか取材がきた

確かに、秋葉原の通り魔の容疑者や池田小事件の実行犯に通じるものがある

思わず、私は精神科の通院歴を聞いてしまった

実は、秋葉原の容疑者にも池田小の実行犯にも、あるいは、ドンキホーテの放火殺人、秋田の児童連続殺傷など、世間に対する怒りを暴発させて、大量殺人におよび、その後の顕示欲が問題になるケースにある共通点がある

それは、すべて抗うつ剤、SSRI,SNRI服用者ということだ

宅間守鑑定書なる400ページに及ぶ鑑定書にはそのことを一言も触れておらず、この鑑定者は、宅間氏(私は薬害の被害者と思うので、あえて氏をつける)を極悪非道のパーソナリティ障害のように断ずる

確かにパーソナリティ障害はあったと私は思うが、犯行に至る前に、抗うつ剤を飲んでいたのも確かだ(当時の最新型として日本で認可されたばかりのころだ)

もとは良心派の精神科医だっただけにとても残念なことだ

昔は、通り魔的犯罪を犯す人に、「精神科通院歴のある男」とかかれることが多かった

統合失調症の患者さんなどが、病院のひどい仕打ちなどへの反動から、退院すると薬を飲まなくなって、妄想や幻聴に支配されて事件を起こす

今は、逆にちゃんと痛飲しているのに、SSRIやSNRIを飲まされて、医者が副作用に不勉強であったり、最近、変な高揚状態になっているのを見逃して、大事件になる

精神科の通院歴の意味が大きく変わってきたようだ

もちろん、薬が効く人もたくさんいる

私の診る高齢者などは、加齢によるセロトニン不足のせいか、目だって元気になって、認知症を治す先生のように誤解されることもある

要するに精神科では3分診療はダメなのだろう

精神科の保健制度や医療に対する抜本的な解決法が必要だ

ところで、この手の事件の被害者は薬害として製薬会社や医者を訴えないのだろうか?

そうすれば製薬会社や医者ももう少しまじめに考えるようになると思うのだが