本日は、エンジン01の甲府のオープンカレッジに出席のため、甲府に来ている

ホテルがビジネスホテルでネット環境が悪いのだが、それ以上に、相変わらず、Dynabookがぼろぼろだ

メールの返事をしようとおもったら、突然書いた文書が真っ白になったり、どうやったらこんなにバグがでるのかと思う

昔、東芝の技術がほしくて、ソ連のスパイが暗躍した(それに瀬島龍三氏がからんでいたという説を佐あ々淳行氏が書いていた)時代もあったのに、こんなレベルのものしか作れなくて恥ずかしくないのか?

さて、文部科学大臣が東北に限って、医学部の新設を認めると言明したそうだ

拙著『医学部の大罪』にも書いたが、東北は研修医はむしろ増えている

もう一つは、東北で医学部を作るとなれば、よほどリクルートがしっかりした組織が作らないと東北大学傘下の研究至上主義、心の教育無視の、およそ東北のニーズに合わない大学ができるだけだということだ

臓器別診療の大学をもう一つ作っても、東北の人が喜ぶことはない

文部科学大臣が、拙著『医学部の大罪』でも読んでくれればいいだろうが、もともと塾のオーナーらしいが、右翼的なことにしか関心がなさそうだ

ゆとり教育のスポークスマンであったころの寺脇研氏が、医学教育課長であったことでもわかるように文部科学省は医学教育に関心がない

だから、大学の改革が進まず、研修医も集まらないような医療、国際競争力のない医学(山中氏にしても奈良の先端技術大学のような医学部でないところで研究していた)をやることになっているのに、それに気づいていない

本格的に大学医学部を増やして、競争をさせるしかないと思うのだが

人口比で先進国の半分しかいないのでは、諸問題は解決しない

ところで、前にも、東北の医者不足は、研修医が東京に帰るのでなく、子供の教育が大事な時期(中学受験を意識するくらいの時期)に東京などに帰るからだと書いたが、たまたま、とある週刊誌の取材を受けていたら、それが本当だとわかった

東北のある自治体の首長にも同じことを言われたそうだ

なぜ東北に医学部に受かるような学校を作ろうとしないのか?

これができれば、東北出身の医者が増えるだけでなく、親も東京に戻る必要がない

全寮制にしてもいい

緑鐵が協力すれば、確実に進学実績だけは挙げて見せる

で、その取材を受けていて、男の非婚、晩婚は、貧しい人が結婚できないだけでなく、エリート層(起業に成功した多金持ちでなく、正規雇用を勝ち得たエリート層)の人も、妻子を食べさせ、子供を私立の中高一貫校に入れないといけないと思うと、60くらいまでは年収1000万円は確実に見込めると思えないと結婚に踏み切れないという話になった

たぶん、そうだろう

日本の場合、エリート女性が、仕事をやめて、専業主婦になるのは、保育園が足りないからより、子供が中学受験を経ないと、ハイレベルな教育を受けられないからのようだ

そして、まだまだ男が食わせるのが当たり前の文化が残るので、ここで妻を専業主婦にできない男は甲斐性なしということになる

もっと公教育をまともなものにして、公教育の勉強だけで、医学部なり東大なりに入れるようにしてくれれば、少子化も格差社会も日本の教育レベルも、あるいは中流の市民が金を使えないために生じる消費不況も、かなり改善すると思うのだが、日の丸君が代と道徳教育のことしか考えない、二流の塾のオーナーだったおっさんには無理だろう