阪急インターナショナルの後日談を二つ

材料の誤表示騒動が続く中、堂々と近江牛のフェスティバルをやっていた

昼にその極上牛飯というのを食してみた

「極上」は誤表示かもしれないし、やや脂が多いのが私には気に入らないし、味付けも中途半端だったが、肉そのものは柔らかくおいしかった

おそらく、さすがに近江牛を使っているのだろう

騒ぎの最中だから当面は、「誤表示」がないからお得用かもしれない

荷物をクロークに預けて、帰りのタクシーに乗せておいてくれるというのだが、トランクを開けて乗っているか調べてみると、ガーメントバッグがない

こんな初歩的ミスをするとはと、やはり社員教育を疑う

ご親切に、ガーメントバッグを開いて、服がしわにならないようにつるしてくれたのはいいが、最後にそれを閉め忘れたから、手持ちにできない

新大阪の駅でタクシーを降りた後、それを閉めることになった

こういう気遣いのなさも、とてもでないが、一流ホテルと程遠い

リッツならこんなことはないのかもしれないが、阪急阪神ホテルは、もう一度社員教育をやり直すべきだと痛感した

週刊誌を整理していたらリオの市長の嘆きが載っていた

市長自らがオリンピック開催に批判的なのだ

インフラの整備をしたところで、オリンピックの後、使うめどが立っていないなどとも論じている

もともとはブラジル政府のスポーツ政策への批判のようだが、オリンピックという重荷を背負ったことへの後悔がにじんでいる

市民は市民で、そんな金があれば、福祉や教育に回せとデモをしているという

2020年の日本はどうなのだろうか?

おそらく消費税を上げても、ばらまきのせいで財政は健全化していないだろう

消費税を上げても、福祉拡充のめどが立たないとかいうことになると、さすがに一般市民も怒り出すかもしれない

さらに、人口が減るのが本格化するから、東京だけ地価があがって、ほかはみんな下がるなどを体現するかもしれない

日本でオリンピックをやるのに、地方の人はホテルをとれなかったり、高くてとれないなどということが当たり前になってくる

チケットにしても、金持ちやコネのある人間とそうでない人間ははっきり差がつくだろう

ある意味、東京オリンピックはいろいろな意味で節目になるだろう

公共投資で潤うのは一部の人たちだけで、国の借金は増えるばかりということも、ようやく多くの国民が気づくはずだ

そのころの東京都知事は嘆くのだろうか?

それとも自画自賛するのだろうか?