ちょっと驚いたのたし、たまたまなのか、私がさんざん悪口を書いたためなのかわからないが、私のブログの下に、dynabookの新製品の広告のバナーが貼ってあった

Windows 8と東芝の相性はおそらくものすごく悪いと思う

Regza Phoneを使っている時も、今使っているdynabookのSSにしても、本当にポインティングデバイスや液晶のタッチがよくない

わざわざ外付けのマウスを買わないといけないはめになるくらい使えない

キーボード操作ならまだ使えるかもしれないが、それが改善したという話を聞かない

東芝の新機種が液晶のタッチパネルが大丈夫なのか情報を求めたい(たぶん、ダメだと思うが)

元バスの運転手さんからこんなメッセージをいただいた

都バスと民間のバス会社を両方経験しているとのことだ

「都バスは週五日勤務の半分以上は9時間以下の拘束でしたが、民間だと14時間、15時間、はては16時間の拘束が当たり前、6時台に出勤して22時過ぎに勤務終了、翌朝はまた6時台出勤、これが週に3日はあります。
15時から深夜1時まで仕事をして、同じ日の朝9時半に出勤なんてこともありました。
都バスとて、週に2度(翌朝が早い日があるときは1度)は6時半~7時に出勤して、18時半20時に上がる日があります。
で、基本給は20万円以下です。一番待遇がいいといわれる都バスでも今はそうです(ただし、都営、市営など公営事業者は、長い目で見ると勤続年数で民間とはだいぶ差が付きます。年金とかも)。
基本給20万円なんかでは当然食えませんから、ほとんどの人は残業することを希望します(私みたいに実家暮らしだったらいいですが、家族持ちではとても足りませんから)。
会社もそれを知ってるから、足元見て、最初からシフトに残業を組み込みます。だから朝6時台出勤で22時過ぎ上がり、という勤務が普通にあるのです。それでも月給は25万円程度、手取りは22万円にしかなりません。
手取りで30万円欲しかったら、毎日15時間拘束で働いて、月に4、5回は休日出勤しないととても、ということになります。
そういう人が少なくないからというのもありますが、100人必要なところに80人しか配置しない、というのが普通です。足りない分は残業と休日出勤で賄います。バス会社には最低限以上の人員を雇う余裕がないのです。
1日15時間も制服を着ていたら、家に帰って寝る時間など6時間もありません。風呂に入って寝るだけでも精いっぱい、のんびり食事などできず、晩酌などは当然もってのほかです(自分は飲まない人なので困らなかったですが)。当たり前です。勤務終了から次の勤務まで8時間ちょっとしか空いてないのですから、酒が抜けるわけがありません。
役所も「安全」「安全」というけれど、厚生労働省の基準では勤務と勤務の間は8時間以上開ければいい、としているので、会社はそれを逆手にとって22時に仕事を上がったら、翌朝6時に出勤させるのです(遅延などで8時間切った場合には例外的に8時間以下でも良いそうです)。で、翌日も22時とか、下手すると23時過ぎの最終バスまで乗務します。
いくら残業しても、元の基本給が安いのだから、25%増しで残業代もらったってさしたる金額にはならないのですが。
(略)
(運転手という職業は、緊張を強いられる仕事ゆえ早死にが多いのですが、バスの場合は車内の乗客の動向、周りの交通の動向、殊にバスだからと幅寄せしたり割り込んだりする車は多いし、遅れればお客さんに怒鳴られるし、と神経をすり減らすのですから尚更です)
でも、こんなご時世、募集をかければ集まることは集まるから、定期的どころか、毎週採用試験をやってる会社もあります(会社名は申し上げませんが)。
(略)
私は地方で働いた経験はないので東京、横浜でのお話になりますが、都内のバス料金が210円(都バスは200円)になったのは19年近く前のはずです。
(略)
お客さんは減り、高いバスを導入しても高い料金が取れるでもなく、さらに燃料は高騰しているのですから、儲かるわけがありません。
とすれば、人件費を削るしかない。
給与水準を抑え、最低限の人員をフルに働かせるしかないのですが、今の料金ではもう限界でしょう。

地方に行った際に事情を伺うこともありますが(元バス運転手だった、というと気を許してくれることが多いです)、事情は似たようなもので「十日に一回しか休めない」「若い人が定着しない「俺ら(中高年)はもう動きようがないから、ここにいるけどさ」と同じような答えが返ってきます。

まともな休息も取れないのに、安全運行なんて無理な話だと思いますが、どこもそれを報じない。
先日も運転手が運転中に突然死した事故が1日に3件立て続けに起こった時、国交省やバス協会は「乗務員の体調管理に注意しろ」ということをバス会社に言っただけでした。現場でも「健康管理を徹底しろ」とうるさく言われていることでしょう。」
(略)
「先年、群馬県で起きた格安ツアーバス事故は起こるべくして起こったと思っていますが、マスコミは「人命を預かる交通機関は安全確保が最低条件だ」というし、インタビューでも客の「格安でも安全は確保してほしい」という声を流します。
しかし、「格安で安全」なんてありえません。
「安全」には結構なコストがかかります。
いくら注意していたって予想もしないところから「事故」は降ってきますから、対策は尽きることがなく、「ま、これくらいの対策でいいか」という限界も、本来はありませんから、本来はいくらだってお金はかかります。
東海道新幹線が高いのはJR東海が「お高い商売」をしてるという部分が多分にありますが(でも、そうしないと赤字路線がほとんどである、JR東海は新幹線の利益で他路線を維持するしかない、という面もあります)、安全に多額の投資をしているからだともいえると思います。」
(引用終わり)

まさにその通りだろう

基本的に、安全には金がかかるし、人の命がかかる職業の人間には高い給料を払うのが原則だ

給料が高い代わりに、前日の番にお酒を飲むのを禁止するなら話はわかるが、給料が安いうえなら、まさに人間扱いと言えない

ついでに言えば、前日の番に酒を飲んで、飲酒運転の基準に達しないより、この手の過労運転のほうがはるかに危険なのは言うまでもないし、運転手の命も大切だ

事故を起こしていない飲酒運転の厳罰化に私が反対し続けているのも、それがノーコストと思っている田舎役人や警察の無能が許せないからだ

飲酒運転を厳罰化する代わりに、ちゃんと税金なりで、マイクロバスでも出してやらなければ、地方の飲食店が潰れ、自殺者も出るのは当然だ

そのコストも出せないのなら、県単位なら年に10-20件の飲酒死亡事故より、地方の食文化や、地方の商店主の自殺で奪われる命のほうだって大切という発想は持てないのだろうか?

日本はたまたま治安がいいから、金持ちも税金を払いたがらない

しかし、もっと治安が悪くなれば、ちょっと税金が上がっても警察の金を出してくれというかもしれない(こういう際には、金持ちは、日本を出て行くぞという脅しはしないだろう。結局、彼らは日本に住みたいのである)

水資源が豊かだから水がタダと思う国民性になっているが、治安がよすぎて、安全はタダと思うのは、そのうちに前時代的になるだろう