昨日は、林真理子先生から電話をいただいて、山梨のサポーターズクラブに出る

山梨の人の間での自分の無名ぶりにがっかりするが、食べ物はおいしい

おいしいものがないという不評もあるようだが、エンジンでも期待できる

その後、林先生にお寿司をごちそうになるのだが、そのときに、私の『依存症社会』をほめていただく

アマゾンの書評で悪く書かれてがっかりしていたが、見る人が見ればわかるのだと思ってとても嬉しい

講演でも取り上げてくださっているそうだ

大感謝であるが、もう少し売れてほしい

もうすぐオリンピックの開催地が決まる

放射能の汚染水のことが問題になっているようだ

私としては、これが決定直前の時期に問題にされたことが気になる

対策を見せようがない時期に、この問題を出してくるという、やはり情報機関の能力の差なのかという気がしてしまうのだ

もちろん、スペインに決まると困るフランスとか、イスラム世界開催をつぶしたいユダヤロビーなどもいるので、日本が漁夫の利を得ないとは限らないが、日本人が寝技が下手なのは(意外に戦前はうまかった話は前に書いた)気になる

本日は面白いメッセージをいくつかいただいたので、それについて考えてみたい

先日、ご紹介した線維筋痛症の方には、難病時代の公的介護の貧困の話を教えていただいた

これは勉強になった

下記のような記事を送ってくださった方もいる

(引用始め) 就職で有利に働くはずの「高学歴」。だが、ある調査では意外な結果が明らかになった。
 企業が採りたい学生の大学を調べてみると、驚くことに偏差値順ではない。人事ポータルサイトを運営するHRプロの調査によると、2014年卒採用のためのセミナー開催やキャリアセンターの訪問など、企業が働きかけた大学は、GMARCH・関関同立クラスと呼ばれる上位私立大が最も多かった。旧帝大や早慶上智は中位国公立よりも低いという衝撃的な結果。やはり、日本では「東大卒」が敬遠されるのか。
 同社社長の寺澤康介さんは言う。
「企業は規模に合ったレベルか、それより少し上の大学から人を採りたいと思っている。腕試しで受ける学生を避けるため、高すぎる学歴なら『うちのレベルでは満足しないだろう』とお断りする。もし、そういう学生が入社したとしても、伸び悩み、定着しない。企業数と大学の数が多い層が膨らんで上位になっています」
 一方、人気企業ランキングなどで名前が挙がるような、数千人、数万人規模の超大手企業は「圧倒的に旧帝大、次いで早慶上智」をターゲットにしていて、その傾向は強まっているという。特に金融系の企業では旧帝大をどれだけ採れるかが、人事担当者の評価基準にされることもあり、学歴不問採用からの揺り戻しが起きている。その背景には何があるのか。
「少子化が進む中、大学進学率はこの20年間で25 %から50%へと増えた。受験者数を保ちたい大学側は科目を減らし、理系でも数学の試験がないという大学さえあります。推薦や付属高校からの入学で無試験の学生が多く、早稲田で6割、日大で7割とも言われている。大学に対する学力への信頼はかなり揺らぎ、一般入試の比率が高い大学を選ぶ動きもあります」(引用終わり)

この記事をどう思うかという質問だ外、私も印象でしか答えられない

確かに規模の小さな会社が大化けすることはあるが、どうせ一流大学の人をとってもという弱気の企業が伸びるのかという疑問は感じた

それ以上に、昔は、中堅大学を出ていてもそこそこできがよかったのに、今では大きな会社に敬遠されるようになった学力低下の問題のほうがはるかに深刻な気がする

「金持ちがあまり消費しないから金持ちに税制を厳しくしようとさせています。しかし、金持ちが2点金を惜しまないものが二つあります。
一つは資産、現金を産むものです。具体的には株や不動産等投資商品です。また、教育にも金を惜しみません。
もう1つは時間です。ウォーレンバフェットは倹約家ですが、移動に金をかけると言いました。」(引用終わり)

というメッセージ

残念ながら、これはアメリカに当てはまる話で、日本の金持ちは、こういうことにもケチだ

子供を裏口入学させようとしたり、小学校から大学までつながっているような学校に通わせるのには金を使っても、むしろ学力をつけて東大に入れるために塾に入れる金を惜しまないのは、むしろ中流の上くらいの人の話だ

全寮制の名門校も学生集めに苦労しているらしい

そして、韓国や中国の金持ちと比べて、アメリカの名門ビジネススクールなどに金を払って留学というケースもずっと少ない

バブルで懲りているのか、アベノミクスで株が上がっても、やはり相場を動かしているのは外国人投資家だ

アメリカだと国内線のファーストクラスが、エコノミーの5,6倍するが、日本では地方路線では、8000円足すだけのプレミアクラスが廃止になっているところもあるし、自家用ジェット機で移動する金持ちは皆無に等しい

日本のケチな金持ちに消費をさせるのには、相続税を100%にするのと、累進を厳しくして、経費を大幅に認めろというのは、そういう理由からが

税制を変えない限りケチは治らない

それでやっと金の使い方を覚えて、金持ちに感謝されるのではないかと思うくらいだ

昨日のブログに対して、こんなメッセージも

「お怒りは本当にわかります。
ただ、この問題がその一職員の問題のようには思えません。
このようなことは日本人全体の問題のように思えます。
なぜ日本人は弱いものいじめが好きなのでしょうか?
※巨人、自民党、江戸幕府、強いもの体制側のものが大好きです
※大きなストライキはここ数十年ありません
なぜ日本人は他人に対するねたみがつよいのでしょうか?
※自分の給料を上げてくれという外人はいても
※他人の給料が自分より高いので下げるという外人はいないと聞きます
※超金持ちの相続税を上げろとは言わないくせに・・・
農耕民族は集団を大事にして、自分と違うものを排除するDNAがあるのでしょうか?」(引用終わり)

そんな気がする

そして、自分たちと同類の人間にねたみや攻撃性を感じて、偉い人や大金持ちのいいなりになる

まさに小作人国家だ

悪代官をやつける時代劇や半沢直樹を喜ぶように腹の中では悔しいと思っているのだろうが、現実生活では強いもののいいなりで、自分より弱いと思ったらいじめる(東電などが強かったころはどこもいいなりなのに、弱りとなるとボロクソだ)

悪質ないじめが生まれ易い嫌な国民性だ

でも、私は日本人が好きなのだ

ということで、本日は新潟でやる気の出させ方についての講演

実は、せっかく専門学校に入ったのに、記憶がうまくいかないので、挫折しそうになっている人からのメッセージをいただいた

理解はできるが、覚えられないし、書き出せないとのことだった

勉強しても成績が伸びないと、自分が頭が悪い、その仕事に向いていないと思うことが多いのはよくわかる

この方も学業をやめるべきか悩んでいるそうだ

この人の個別事情はよくわからないが、資格試験に受かりたいのなら、「教科書まんまの記憶」は得策ではないように思う

過去問を買ってきて、解きながら、必要なところを理解し、覚えていくほうが確実に効率がいいはずだ

私の『大人のための試験に合格する法』(日経ビジネス人文庫)は、まだアマゾンではプライムで買えるようだ

http://www.amazon.co.jp/dp/4532193044/

参考にしてほしい

本日もやる気の出し方の話をしてきたわけだが、人間の動機づけというのは人によって違うという側面もあるが、もう一方で、やっていて成績が上がればやる気になるが、そうでないと嫌になるという側面も大きい

ゆとり世代の人は余計にそうだろう

だから、私は少しでも要領のいいやり方を提案し続ける

もちろん、必ずしも正解でないかもしれないが、今のやり方よりはましと信じる

この人も夢をあきらめないで頑張ってほしい