大学院で学生のスーパーヴィジョンをしていたら、住んでいる地域によって、こんなに対応が違うのかと思うくらい福祉が違ってびっくりする

ひどいほうの自治体では、相手が精神障害者で知的レベルが低いことをいいことに、本来、もらえる権利がある人から生保をはずそうとする

その人は、シングルマザーで3人の子供がいるし、すべて障害児だ

なのに、内縁の夫ができたのだから、生保はつけられないという

でも、その内縁の夫とされた人間は、妻と離婚できていないし、その上、最近鬱になって休職している

せっかく、そのクライアントが生活保護が受けられて、生活も安定し、障害児の子供を愛せるようになったのに、行政には一人でも生保をはずせというノルマがかかっているようだ

結局、その子供たちもやっと母親に面倒を見てもらえるようになったのに、母親は職探しをしなければいけなくなった

職がみつかれば、障害があるのに、その子供たちは面倒をみてくれる母親を失う

いちばん下の子は1歳だというのに

職がみつからなければ、飢えが待っている

これが先進国のすることか?

その母親が自殺したり、そのアスペルガー障害の子供が、万が一犯罪に走ったような場合は、その人間の血をもたない公務員の名前を実名公開しようと思っている

名誉棄損で訴えられるかもしれないが、裁判で、その職員の無慈悲を暴いてやりたい

公務員の怠慢や給料が高いことは割と知られるが、公務員が、人間を地獄に落としたり、自殺させたり、犯罪を誘発したりすることのほうがよほど許せない

昨日は、非嫡出児の遺産についての憲法判断が出たが、それに続いて、スイス銀行が秘密主義をやめるというニュースも出ていた

金持ちいじめというと税制のことばかり言われるが、税制より、世界で広がりつつある金持ちへの憎悪や、金持ちの行動の自由の制約のほうが、よほどかわいそうな気がする

金持ちの強欲のために、上記のように貧乏人がいじめられるので、アメリカを含め、金持ちに憎悪が蔓延している

スイス銀行が、脱税やマネーロンダリングの温床になっていると脅されたのも、それが背景だろう

結局、何百年もの伝統をすてることになった

アメリカが脱税に厳しい国だから仕方がないのだろう

非嫡出児にも平等な相続権ということになれば、世の金持ちの愛人たちは、こぞって子供を作ろうとするだろう

もちろん、その金持ちの子供たちは反対するし、認知をさせまいとする

ただ、DNA鑑定をされれば裁判は勝てまい

相続税がいくら安くなっても、嫡出児が一人で、非嫡出児があちこちに4人とかいう話だと本家は2割しか相続できない

愛人を持つ人は子供を産まないようにがんばって避妊するだろうが、ゴムを捨ててくるねと愛人がいって、それを冷蔵庫にでも入れられれば、翌日には自分の凍結卵子で受精が可能だ

もちろん、倫理的にはまだ許されたことではないが、1000万円くらいの謝礼金で、それを引き受けるモラルのない医者はいくらでもみつかるだろう

そして、それが人工授精でないと医者と口裏をあわせ、ゴムからもれたのだろうという話になって、子供ができたら、DNA鑑定で認知は逃げられない

なまじ金持ちであるばかりに、子供に反対されて、再婚できない不幸な独身老人(夫や妻に先立たれているのだが、献身的に世話をしてくれる異性がいる場合)もたくさんいる

なまじ金持ちであるばかりに、勝手に子供を作られる人もたくさん出てくることだろう

そして、そういう人は、子供に憎まれて、生涯を終えることになる

私が言うように相続税が100%になれば、この手の不幸はなくなる

今、強欲な金持ちはみんな反対するようだが、実現すれば、金持ちの老後はずっとばら色になるし、好きに金が使え、人に感謝されることもするようになるだろう

最終的に、そうしてくれてありがとうと思ってもらえると思うのだが、やはり、そんなに不幸でも、そんなにひどい子をもっていても、子供には財産を残したいのなら、まさに邪宗の信者の不幸と同じ気がするが