「とにかく、真面目すぎるし、大人しすぎるのが日本の労働者の問題なんだと思います。
学校でも、桜宮高校のような真面目な生徒(スポーツでは)が集まるからこそ、ああいう体罰が横行したのだと思います。
欧米であれば、ブラック企業にしても学校にしても、そんな理不尽な扱いを受ければ、みんな辞めて他へ行くか、集団ボイコットして、一気にカタを着けています。
日本でも昔は、学生運動や労働争議でそういうことがありました。古くは百姓一揆というものもあります。
日本人が戦うことを忘れてしまったのはいつ頃、何が原因なのでしょう。」(引用終わり)

というメッセージをいただいた

私も実はそれは感じることが多い

公務員のほうが民間より給料が高いという時、実は、民間にはスト権がある(スト権がないから公務員の給料が高く設定してある)のに、ストをしないで公務員のほうの給料を下げろと騒ぐ国など世界中日本くらいしかない

前も書いたかもしれないが、組合費というのは、本質的にはストのときに、休業補償をするための原資なのだが、ストをしないからたまる一方だという

連合はなんと10兆円も貯め込んでいるという話を聞いたことがある

でも、2,30年電車が止まっていないことを考えるとそのくらいになるだろうなと想像はつく

そして、給料を上げれば、会社がつぶれると二言目には脅すが、ものが売れなくて潰れた会社はあっても、給料が高くて潰れた会社は、大企業にはないだろう(中小企業では、ぎりぎりまで給料を払い続けようと、家族的な経営者がもがいて、潰れることはある)

ただ、日本の場合、会社がつぶれると、あるいは首になると、生活保護を受けられないように、金持ちとマスコミが仕向けてしまった

失業しても最悪生活保護があると思われていたのに、それすらなくなったら、ますます会社はいいように人を使うだろう

実際は、欧米のように生活保護が充実しているほうが、会社は首を切りやすいし、産業構造も転換しやすい

フィンランドだって、ノキアで大量の失業者が出ても、待っているうちにアングリーバードに移れる

アングリーバードは、十分な人材を得ることができるので、もっと会社を大きくできるという寸法だ

実は、労働者が闘わないことで、20年もの間、人々の賃金が下がり続けたことが、いちばんのデフレの原因だと私は見ている

ワタミのようなブラック企業をみてもわかるように、飲食業は、労働者が闘わない限り、給料は増えない

しかし、実は、すでに製造業の就労人口より、飲食業のほうが多い

だから、私は、アベノミクスでは、デフレは脱却できないとみている

さて、本日は、午前中は、受験勉強法の講演会、午後は映画の上映会をやった

映画の上映会のあと、自由に質問をしていいというときに、東大を受けたいというまじめな人から、その計画の相談を受けた

私もその人の学力をしる術がなかったが、『受験は要領』を読んでいるという話だった

話を聞く限り、まだ基礎学力がとても追いついているように思えなかった

今年はセンターがボロボロだったので、2年計画にするというが、自分で計画を立てるのは危険だと思い、緑鐡を勧めたが、否定的な反応だった

少なくとも『受験は要領』は、やる気を引き出すためにはいい本だと自負しているし、出来る子には役立つことも多いと思うが、勉強法の具体性には欠ける

もう少し、出来る子なら『新・受験技法』を勧めるが、そのレベルにも達しているように思えなかった

残念ながら、本を読んで、上手な受験計画を立てられる子は、そう多くない

ゆとり教育の影響で、よけいにそうなってしまった気がする

もとの学力を、こちらが把握できれば、もう少しまともな受験計画が立てられる自負はある

本日の午前中の、講演会では、質問が出たので、学校の宿題が受験勉強の邪魔になっていると思った時は、親が防波堤になってサポートしたほうがいいと断言した

さっきの話ではないが、今の労働者が反抗しないのは、子供のころからの習い性かもしれない

私の中学生、高校生のころと比べて、そのくらい学校や教師に反抗する子供が少ない

緑鐡で雇っている東大生に聴くと、学校と喧嘩しながら、私の本を参考にして、あるいは緑鐡を受講して、その勉強をしてきたという

そのほうが、受験では強いのだろう

話はそれたが、低学力から逆転して、それなりの学校に行きたいのなら、ある程度、自分のやり方を捨てて、受験勉強のうまい人に任せたほうがいい

的外れなスタートラインでやっていては、いつまで経っても伸びない

やる気は人一倍あるようだったので、こういう人にこそ緑鐡を受けてほしいのだが、私の本は読んでいると言っていたが、自己流を買えそうにない印象だった

ほかの人もいたし、私への質問で並んでいた人がいたので、十分な回答ができなかったが、私がその人に伝えたかった真意はこれだし、ほかの多くの人にもそれは伝えたい

たまたま、午前中の講演会で、地方では、月に3万円の教育費が出せない人が多くて、なるべく安い、講義のサービスをしている話を聞いた

緑鐡も、何とか貧しい人でも受けられるように料金を設定しているつもりだ

広告費を使っていないので、東大生とマンツーマンでこの価格を実現している

それでも高いと思われる世になったとしたら、日本は教育でも、学力低下、学力デフレのスパイラルに陥っていく気がしてならない

緑鐡受験指導ゼミナール

http://www.ryokutetsu.net/
(グーグルを引くと、5年前の、偽東大生かどうかわからないが、緑鐡で調べた限り、該当者のいないYahoo知恵袋でデマカセが書いてあるので、だまされないように注意してほしい)