エンジン02ということで、鳥取に来ている

人口が少ないのに、なかなかの盛況で、やっている側としては本当にうれしい

エンジン01という私が所属する文化人団体(といいながら、自分が文化人と言う認識はあまりないのだが)では、毎年、オープンカレッジということでメンバーの中から100人以上がいろいろなお話やパフォーマンスをするイベントをいろいろな県に回ってやる

昨年は鳥取でエンジン01のオープンカレッジをやったのだが、今年は鳥取でエンジン02をやることになった

鳥取のオープンカレッジで大会委員長をやった関係で、鳥取に呼ばれたようだ

今回のテーマは、「さきどりの食卓」というもので、職をテーマにいろいろなシンポジウムや公開講座を開いた

二日目の今日は、鳥取の駅前にできたバードハット(なかなか面白い形のアーケードのような感じだが、下は車道である)の下で、車を止めて、屋台村とメインフォーラムをやる

昨日も、鳥取の料理を堪能したのだが、本日は、出席メンバーの犬養裕美子さん(お嬢さん育ちで、世界中で食べ歩いていることもあって、私がもっとも信用するレストランジャーナリストだ)が、その批評をするということで、この屋台村の全食品の試食をやることになって、ご相伴にあずかる

そういえば、昨日も犬養さんの金魚のしっぽのように鳥取のラッキョウ畑の見学をするが、いまだに手植えの場面をみることができた

イネみたいに機械で植えるとラッキョウが潰れてしまうらしい

ポトンと落とすやり方だと、斜面には植えられない

人間の力というのはすごいと思う

鳥取のラッキョウが高いのは当たり前だ

あまちゃんの次はラッキョウちゃんという形で、ラッキョウと手植えする女性(若い人も老人もいるらしい)をテーマのテレビドラマでもやったらどうかと思った

さて、鳥取の鳥料理はあっさりしておいしい

本日の屋台村は鳥がテーマなのに、牛骨ラーメンも出た

私は実はとんこつよりはるかにおいしいと思う

倉吉にいったときに初めて食べたがなかなかのものだ

鶏肉が入ったタコ焼きも食べたが、中身がふわふわで、ジューシーでおいしかった

でも、私が実は、鳥取でカニの次に気に入っているのは、実はホルモンそばである

ホルそばと現地の人はいう

焼きそばの豚肉の代わりにホルモンが入っている

ホルモンと焼きそばソースが意外に合う

これは、富士宮やきそばなんかよりずっとうまい

本日食べたのはソースがしつこくないので、よけいにおいしかった

ここの土地の人間は、よそのものをおいしくアレンジするのがうまいようだ

タコ焼きも大阪よりおいしいくらいだ

リンガーハットも鳥取出身の人が長崎のまずいちゃんぽんを万人受けするものに改良したようだ

でも、じつはしゃぶしゃぶは、鳥取発祥(鳥取ではすすぎ鍋といっていたが、大阪の有名店がそれをまねてしゃぶしゃぶというネーミングにして、ものすごくはやったらしい)なのに、大阪商人にぱくられたようだが

おまけの話になるが、昨日のセッションでご一緒した介護老人施設の栄養士さんは優秀な人だった

理論にとらわれず、臨床ができる

とにかく食べてもらうことが元気の秘訣という

その通りだと思う

医者に洗脳されてカロリー制限や塩分制限ばかりいう栄養士とは違うと感じた

こういう人が増えてほしい

その人が、お年寄り一人一人に合わせたメニューのアレンジをするから厨房は大忙しと言っていた

こんなものが公的な施設であれば、民間はたまったものではないが、やはり高齢者介護は「人」なのだと痛感した

いろいろと収穫の多いイベントだった