怖いのは来年

失言が多いことで知られる麻生発言が波紋を呼んでいるそうだ

私なども、地雷を踏む発言が多いので、テレビにはすっかり干されているが、今回も地雷を踏んだような気がしなくもない

いくら、よその民族を怒らせたところで、大したことはないが、国際的なたとえで絶対にまずいとされているのは、アラーへの冒涜と、ナチス問題だ

前者では、世界中で命を狙われることになるし、後者はユダヤ人がしつこい

実際、アウシュビッツがなかったというような記事を組んで潰された雑誌もある

南京大虐殺はなかったと言っていい（先々日本の経営者がもっとケチになって、内需がよけいに絞むと、中国市場頼りになると、そういう発言をすると、広告が出せないと言われて、言った人間がおろされたり、雑誌が廃刊になったりするかもしれない）だろうが、アウシュビッツはなかったとか、ユダヤ人の虐殺は誇張だというのは、もし、そのような証拠が見つかっても、ユダヤ人がこれだけ強い限りタブーなのだろう

日本の財政の世界のトップが、ユダヤ人を怒らせるようなことをするのは、やはり無知としか思えない

経済の実質成長率が高いという

失業率も低下しているし、給料も少し増えているそうだ

私の知る範囲で、飲食店やサービス業などが恩恵を受けているようには思えないから、製造業や金融業の好景気が、これらの数字を押し上げているのだろう

それを根拠に、おそらく来年は消費税の増税がなされるはずだ

いっぽうで、生活保護費の減額が決まり、施行される

実際、今のデフレ状況の中で、この程度の生活保護費の引き下げであれば、なんとか耐えられるだろう

しかし、これが来年度も続くらしい

おそらく、今年に関しては、失業率も、アベノミクスで景気がよくなっているという勘違いもあって下がらないだろう

物価水準も円安のおかげで、たとえばガソリンなどの価格転嫁で、合計すると多少は上がる

消費税増税の駆け込み需要で高いものも売れる

賃金に関しては、輸出産業は上がって、ほかは上がらなくても全体は上がったという計算になる

自殺率に関しても、民主党政権の恩恵で今下がっているところにもってきて、失業率が下がっているから、おそらくは３万人は超えない

しかし、来年はどうだろう

生活保護費がさらに切り下げられるが、その上に消費税の増税を食らうので、貧しい人は余計に貧乏になる

消費税の増税にしても、払いこむ前に使ってしまう人が出るので、税金が払えないで倒産、そののち自殺なんてケースもおそらくは出てくる

駆け込み需要が終わると景気は冷え込む

とくに高いものが売れなくなる

アベノミクスにしても、内需を増やす、まともな政策がないと、結局、輸出産業だけ元気ということになりかねない

今年は、まだアベノミクスは成功に見え続けるだろう

来年どうなるかのほうが心配だし、また自殺が増えるように思えてならない