朝から、ネットのニュースで、「和田監督、女性報道問題に謝罪」と出ていたので、私のことだと心配してくれるメールをいただいた

これは、二つの意味であり得ないが、うらやましい話でもある

私が、なんらかの事件を起こした時に、本当は和田監督と呼んでほしいが、今のところ、おそらくは和田秀樹という呼び捨てだろう

あと、女性問題というのはもてる人が起こすものであって、私もいつかは女性問題で、どこかの週刊誌に取り上げられたいという願望があるが、悲しいことにチビでデブで、その上、映画を取り出してから貧乏になった三重苦で、まったく気配さえない。おそらく、週刊誌もその辺のことがよくわかっているので、私が無名なこともあって、マークもされていない。一生のうち、一度くらい、有名女優とかに頼みこんでホテルから出てくる芝居(もちろん、ホテルの中では何もさせてもらえないだろうし、レイプをする体力もない)をやってもらって、週刊誌に載りたいと思うくらいだ

ということで、ちらっとアメーバのニュースページを見ていると、ユニクロの売り上げが前年から20%も増えているというのが出ていた。客単価は減少しているが、客数が大幅に増えたということだ。アベノミクスでデフレ脱却とか言うが、値下げをする牛丼屋をみても、ユニクロの傾向をみても、デフレはむしろ加速しているように見えてならない。円安は通常インフレに傾くものだが、日本の場合は、輸入材料の値段が円安で上がっても、価格に転嫁できなければ、かえって賃下げの方向に向かってしまう

デフレの脱却は、先に人件費を上げていく方向性を打ち出さないと困難だと私は信じている

実際、企業は利益を出しているのだから、可能だろうし、本来、企業のやるべきことは、アップルのように高くても売れるものを開発することのはずだ

「ガン患者の95%が激しい偏食」という記事があったので、面白そうで読んでみたが、新たな統計調査が出たわけでなく、食育インストラクターの個人的体験のようだ

このコラムでは、むしろ子供の食べ物の好き嫌いが叩かれていたが、私が思うに、偏食の問題点は、ある種の食品が足りなくなるということだろう

そういう点では、ダイエットが、ガンにつながると私は信じている

少なくともやせ形が、6―8年も平均寿命が短くなることは注目すべきだ

どうして、日本の、体制側の医学者は、これをまじめに研究しようとしないのだろう

まさに「不都合な真実」なのだろう

あと、拙著『バカとは何か』(これは私の中でもかなりの自信作だったが、売れなかった。そのせいで幻冬舎は、本の企画を何度出しても、通らない出版社になっている。『テレビの大罪』の原型も、最初はここに企画を出した)を読んでくださった方が、高学歴の人間が自分をバカにしているのではないかという恐れのようなものを感じる話をしてくださった

私が、さんざん、安倍政権の批判の際に、受験経験がないとか、バカということばは使っていないが、見下したような発言を続けているので、受験経験のない人や、学歴が思わしくなかった人の中には、自分がバカにされていると感じた人もいるのかもしれない

私がこの本で言いたかったのは、バカはちゃんと自覚すれば治せるということである

バカ(関西ではアホ)と人にいうとき、それは軽蔑(バカが軽蔑語でないことは、私が尊敬する松本修氏が、『全国アホ・バカ分布考』で深い考察をされている)ではなく、愛情が含まれているし、これを治せという意味が含まれていると、私は信じている。またこの語は、狂気に対して使う語でもない

私の考える、本物のバカというのは、自分がバカであることに気づかず、正しいことを信じている、賢いことを信じている人だ

自分が学歴がないことに苦しみ、なんとかバカを脱却したい、バカと呼ばれないようにしたいと思うなら、それはバカでなく、リコウのすることだ(もちろん、これがドン臭くて上手くいかない人も多いのだが)

だから、私は安倍政権を批判し続ける

6500万人の就労人口のうち、製造業は1000万人を切り、うち輸出産業は半分の国で、円安がいいわけがない(と決めつけるのもバカのすることなので、その可能性が高いと言いたい)

ほかの可能性が考えられなくなるのもバカのすることである

ということで、まだ私がこの本で言ったことは、自分への自戒にも用いているい、今でも妥当なものと思っている

電子書籍版も出ているようなので是非読んでほしい