昨夜は、前から行きたかった、神楽坂のル・マンジュ・トゥーで会食
しばらくぶりだったが、一つ一つの食事の作りが丁寧なのと、味がしつこくなくて、あっさりと食べられて、しかも小さいポーションでいろいろと出てくる
コースが一つだけだが、とてもコストパフォーマンスがいい
ときどき行きたいと思った
テレビをみなかったので、気づいていなかったが、DJポリスというのが話題らしい(もう古いよと言われそうだが)
で、その動画を見たのだが、どこが受けるのかわからないレベルの話芸だ
若者は箸が転んでもおかしいが、歳をとるほど前頭葉が委縮してくるので、刺激が強くないと感じない
若者はひな壇芸人の芸で笑えるが、中高年以降はなんばのグランド花月にいかないと笑えない
ひな壇芸人の芸などをテレビで見せていいのか?
草野球をテレビで実況して、若者はエラーをみて笑うのかもしれないが、プロのレベルではない
日本人全体の平均年齢が45歳になったのだから、30代までしか笑わせることができない低レベルの芸人は早く淘汰されるべきだ
ということで、たまたま私がテレビで、はっきりものを言わないで断定調を避けるので、人気が出ないことを心配されるメッセージをいただいた
ご親切はわかるのだが、私はひな壇芸人のように低レベルにはなりたくないので、若い人に、あるいは知的レベルの低い人に受けを狙う気にあまりならない
ところが、これが矛盾しているのだが、下半分の階層の貧しさや知的低下が止まらないと、この国が再生しないと思っているので、本当はそういう人にわかってほしいというのもある
ある日、考え方が変わって、テレビに出まくって、断定調で話すかもしれない
そのときは、変節をしたのでなく、意図的にやっていると理解してほしい
「本当は賢いのだが、意図的にバカをやっている」と賢い人に思われるようになるのが理想といえば理想だ
さて、『うつ病は軽症のうちに治す!」(PHP研究所)
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%86%E3%81%A4%E7%97%85%E3%81%AF%E8%BB%BD%E7%97%87%E3%81%AE%E3%81%86%E3%81%A1%E3%81%AB%E6%B2%BB%E3%81%99-%E5%92%8C%E7%94%B0-%E7%A7%80%E6%A8%B9/dp/4569812287
という本を出した
うつ病というのは、意外に自己増殖的な側面があって、そう鬱のように、そう状態に戻るというのでないと、自然治癒が難しい
たとえば、うつ病になると悲観的になるのだが、悲観的になるとよけいにうつがひどくなる
うつ病で不眠になるのだが、寝ていないとよけいにうつが悪くなる
眠れないのでお酒を飲むと、セロトニンが枯渇してうつが余計に悪くなる
うつ病で食欲が低下して、たんぱく質を摂らないと、セロトニンの材料が減るので、うつが悪くなる
といった感じでいろいろな悪循環が起こり、自己増殖が起こってしまう
もう一つは、うつ病を放っておくと、脳内の神経栄養因子(BDNF)が減って、脳にある種の変性が起きる。実際、うつ病はアルツハイマーのリスクファクターでもある
ということで、うつは放っておいたら治るという発想をやめたほうがいいと言いたいのだが、ここにきて、予想されたほど(定説では7割だったのが、最近では5割と言われている)薬、とくに新しいタイプのSSRIなどが効かないことや、副作用が予想外に大きいことなど(凶暴性、精神不安定、自殺のリスク)がわかってきているし、とくに若年者には効かない割に副作用が多いので、厚生労働省が薬をなるべく使わないようにと通達を出している
うつ病学会も、軽症の人には薬を安易に使うなと言っている(昔は、それをがんがん推奨していたのだが、製薬会社の接待禁止の影響かもしれない、ネ、カンバさん)
ということで、軽症のうつ病にどのように対応したらいいのかをまじめに書いた本だ
私は、昔(アメリカ留学中の91―94年に習ってから)から、意外に、電気治療のシンパだった
日本で、それをやれる施設にいないのが悔しかった
でも、それなりに説得するのだが、10人くらい説得して、実際に受けたのは一人だった
電気ショックというのは、そのくらい抵抗があるのだろう
改良版というべきTMS(経頭蓋磁気刺激)という治療に注目しているが、それが日本でも受けられるようになった。新宿メンタルクリニックというところで、FDAで認可された唯一のTMS機器ニューロスターを63台もおいている
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130520/prl1305201209022-n1.htm
保険が利かないのが残念だが、まともに精神療法ができる医者が少ないこの国では、実は、これがいちばん手っとり早いのかもしれない
カウンセリングが本業の私には商売敵なのだが
しばらくぶりだったが、一つ一つの食事の作りが丁寧なのと、味がしつこくなくて、あっさりと食べられて、しかも小さいポーションでいろいろと出てくる
コースが一つだけだが、とてもコストパフォーマンスがいい
ときどき行きたいと思った
テレビをみなかったので、気づいていなかったが、DJポリスというのが話題らしい(もう古いよと言われそうだが)
で、その動画を見たのだが、どこが受けるのかわからないレベルの話芸だ
若者は箸が転んでもおかしいが、歳をとるほど前頭葉が委縮してくるので、刺激が強くないと感じない
若者はひな壇芸人の芸で笑えるが、中高年以降はなんばのグランド花月にいかないと笑えない
ひな壇芸人の芸などをテレビで見せていいのか?
草野球をテレビで実況して、若者はエラーをみて笑うのかもしれないが、プロのレベルではない
日本人全体の平均年齢が45歳になったのだから、30代までしか笑わせることができない低レベルの芸人は早く淘汰されるべきだ
ということで、たまたま私がテレビで、はっきりものを言わないで断定調を避けるので、人気が出ないことを心配されるメッセージをいただいた
ご親切はわかるのだが、私はひな壇芸人のように低レベルにはなりたくないので、若い人に、あるいは知的レベルの低い人に受けを狙う気にあまりならない
ところが、これが矛盾しているのだが、下半分の階層の貧しさや知的低下が止まらないと、この国が再生しないと思っているので、本当はそういう人にわかってほしいというのもある
ある日、考え方が変わって、テレビに出まくって、断定調で話すかもしれない
そのときは、変節をしたのでなく、意図的にやっていると理解してほしい
「本当は賢いのだが、意図的にバカをやっている」と賢い人に思われるようになるのが理想といえば理想だ
さて、『うつ病は軽症のうちに治す!」(PHP研究所)
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%86%E3%81%A4%E7%97%85%E3%81%AF%E8%BB%BD%E7%97%87%E3%81%AE%E3%81%86%E3%81%A1%E3%81%AB%E6%B2%BB%E3%81%99-%E5%92%8C%E7%94%B0-%E7%A7%80%E6%A8%B9/dp/4569812287
という本を出した
うつ病というのは、意外に自己増殖的な側面があって、そう鬱のように、そう状態に戻るというのでないと、自然治癒が難しい
たとえば、うつ病になると悲観的になるのだが、悲観的になるとよけいにうつがひどくなる
うつ病で不眠になるのだが、寝ていないとよけいにうつが悪くなる
眠れないのでお酒を飲むと、セロトニンが枯渇してうつが余計に悪くなる
うつ病で食欲が低下して、たんぱく質を摂らないと、セロトニンの材料が減るので、うつが悪くなる
といった感じでいろいろな悪循環が起こり、自己増殖が起こってしまう
もう一つは、うつ病を放っておくと、脳内の神経栄養因子(BDNF)が減って、脳にある種の変性が起きる。実際、うつ病はアルツハイマーのリスクファクターでもある
ということで、うつは放っておいたら治るという発想をやめたほうがいいと言いたいのだが、ここにきて、予想されたほど(定説では7割だったのが、最近では5割と言われている)薬、とくに新しいタイプのSSRIなどが効かないことや、副作用が予想外に大きいことなど(凶暴性、精神不安定、自殺のリスク)がわかってきているし、とくに若年者には効かない割に副作用が多いので、厚生労働省が薬をなるべく使わないようにと通達を出している
うつ病学会も、軽症の人には薬を安易に使うなと言っている(昔は、それをがんがん推奨していたのだが、製薬会社の接待禁止の影響かもしれない、ネ、カンバさん)
ということで、軽症のうつ病にどのように対応したらいいのかをまじめに書いた本だ
私は、昔(アメリカ留学中の91―94年に習ってから)から、意外に、電気治療のシンパだった
日本で、それをやれる施設にいないのが悔しかった
でも、それなりに説得するのだが、10人くらい説得して、実際に受けたのは一人だった
電気ショックというのは、そのくらい抵抗があるのだろう
改良版というべきTMS(経頭蓋磁気刺激)という治療に注目しているが、それが日本でも受けられるようになった。新宿メンタルクリニックというところで、FDAで認可された唯一のTMS機器ニューロスターを63台もおいている
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130520/prl1305201209022-n1.htm
保険が利かないのが残念だが、まともに精神療法ができる医者が少ないこの国では、実は、これがいちばん手っとり早いのかもしれない
カウンセリングが本業の私には商売敵なのだが