日本国憲法が世界一古いからダメという批判が産経に出ていた

世界一、古いことはむしろ誇るべきことのように思うのだが、古いというだけでなぜダメといえるのだろう?

内外の懸案に対応できていないというが、何に対応できていないというのだろう?

外国に言われて兵隊をだせないのが、そんな問題だろうか?

実際には、現憲法だって派兵はしているし、平和活動や救援活動などにおいては、むしろイラクがどこの国に統治してほしいかというので、日本をトップにあげたほど感謝されている

冷戦が終わり、中国も含めて、世界中の指導層が、国より私有財産のほうが大事になっている時代に、戦争に参加できないから憲法を変えろというなら、むしろそのほうがアナクロだ

猪瀬都知事のイスタンブール批判問題で、知事がツイッターで「誰が敵で、誰が味方かわかった」とつぶやいて、物議をかもしているそうだ

政治家はいろいろと枷が多いようだし、オリンピックの招致がかかっているから、低姿勢にこしたことはないのだろうが、気持ちはわかる

右翼や保守の人は、敵とか売国奴とかいうことばをよく使う

前もブログに書いたが、あの手の武闘派とか、軍国青年のようなものが、皇室の伝統とあっているとは思えない

彼らのほうが、むしろ公家の敵のようにみえる

フランスでは金持ち増税をやろうとしたら、国を逃げると公言する人間が何人も出て、難航しているらしい

出ていくという奴が、愛国的でないとわかったのだから、出て行かせればいいと私には思えるのだが

これこそ、国の敵か、味方がわかるというものだ

それにしても、保守と称する人間が、古いという理由で批判し、また国を捨てるほうの人間の味方をする

国の意識より、わがままというほうが近い気がする

自分の考えに合わない人間が敵なら、愛国というより自己愛だろう

ところで、牛丼をふくめて、アベノミクスになっても安売り競争がとまらない

円安で電気料金などがあがって、かえってお金を使えなくなる人がふえるからだと吉野家の社長は言っていたが、どこかの政治家よりはるかに説得力がある

お札を刷っても、それをみんなにいきわたるようにばらまかなければインフレなどおきない

お札をするとインフレになるのでなく、過去の例をみると、インフレになるとお札が足りなくなるからお札を刷っているのである

原因と結果がごったになっているようにしか思えない

敵とか味方とか言うのも意外にわからないと思ったほうがよさそうだ