牧信二さんが自殺したそうだ
78歳と言うことで、高齢者のうつ病を患っていたのではないかと勝手に想像する
高齢者の鬱病については、啓蒙が進んでいない
高齢になると元気がなくなるのが当たり前、食が細くなるのが当たり前、夜、何度も目が覚めたり、明け方に目が覚めるのも歳をとったら当たり前みたいに思われているせいで、鬱病と思って、医者にかかる人が少ない
私は、『老人性うつ』(PHP新書)という本を書いているのだが、高齢者の鬱は生物学的な要因が大きいと見ている
要するに神経伝達物質が老化で減っているために、うつになりやすい
確かに、鬱病はWHOの推定では、人口の3%程度とされているが、高齢者の場合、さまざまなフィールド調査で、それが5%程度と推定されている
私の経験でも、高齢者の鬱病の場合は、若い人のように、異常行動に走るとか、自殺のリスクを上げるような変な副作用は少なく、薬がよく効くと見違えるように明るい顔になり、活動性も増す
あと、高齢者の鬱の場合、意欲が低下してものぐさになったり、物忘れがひどくなったりするため、認知症と誤診されやすい
ろくな治療も受けずに、施設に送られたりすると治るものも治らなくなってしまう
実際、新潟県の松之山町というところで、昭和61年から自殺予防活動を実施した結果、昭和45年から61年までの17年間で、434,6人/10万人と全国平均の約9倍も高かった老人自殺率が、自殺予防活動を開始した翌年の昭和62年から平成12年までの14年間では、96,2人/10万人と4分の1以下に減少しました。うつ病を手がかりに自殺念慮のある高齢者をスクリーニングし、適切に治療につなげたり、危険のある人を継続的にフォローすることが、高齢者自殺を予防することに有効だと実証されたわけだ。
ニュース扱いにして、芸能ネタとしてワーワー騒ぐより、こういう機会に高齢者の自殺予防につなげていかないと、自殺報道がさらに高齢者の自殺を誘発してしまう
実際、江藤淳氏の自殺報道が、美談化されすぎたせいで、高齢者の自殺をかなり誘発したそうだ
日本の報道機関にそれを期待するのは無理かもしれないが、マスコミのあるべき姿勢だろう
そういう点で、本日の関西テレビの『スーパーニュースアンカー』で、ちょっと時間は短かったが、この話題ができてとてもよかったと自画自賛している
いっぽうで、フジサンケイグループ元代表の羽佐間 重彰さんが、旭日大綬章を叙勲されたそうだ
私自身は、叙勲の制度に若干の疑問をもっているし、一番下のものであっても、私自身が受けることもないだろうが、この人については、本当に評価されてしかるべき人だと思っている
本日の産経新聞を読んで初めて知ったが、オールナイトニッポンを編成部長として立ち上げたそうだ
その後、ポニーキャニオン社長、フジテレビ社長、ニッポン放送社長、産経新聞の社長を歴任するのだが、社長が本業のような人らしいのだが、まったく偉そうなところがない。もう一つの右翼新聞の老害社長(今は会長だったかもしれない)とは大きな違いだ
銀座のクラブでなく、銀座の安い飲み屋でときどきご一緒するのだが、どうしてこんなに明るくて元気(その飲み屋のママからも元気エピソードをいろいろと聞いている)なのだろうと思う。この5月で⑧5歳になられる
たまたま、元角川映画社長の黒井和男さんの計らいで、角川の試写室で、この羽佐間さんと、黒井さんと、黒澤明の最後のプロデューサーであり、日本映画の重鎮の原正人さんと3人だけのための『受験のシンデレラ』の試写会を開いたことがある
映画のプロの人たちは厳しいことをおっしゃっていた(といいながら、二人とも映画好きで暖かかった)が、羽佐間さんだけは手放しでほめてくれて本当に嬉しかった
その後、その3人ですき焼きを食べる会にも招待されて、映画作りを励ましてもらい、まだまだ続ける気になった
こんな書き方をすると故人の話のようだが、私は亡くなってから美化するのは大嫌いだし、それが自殺を助長していると考えている
どうせ読んでもらえないだろうが、生きているうちから感謝の気持ちを書いておきたかったのだ
最近、この羽佐間さんのおかげで原さんとも再開した
今はいろいろとアドバイスをいただいている
何が言いたくてこの話を書いたかというと、高齢者と言うのは、個人差が大きいということだ
元気で企画力もある高齢者をもっと社会は活用すべきだし、そのいっぽうで、鬱の高齢者のメンタルヘルスも大切だ。さらに言うと、本当に弱い高齢者の福祉の切り捨ては許されない
超高齢社会では、そういう広い目でみた高齢者政策が必要なのだ
可哀想論だけでも、自己責任論だけでも解決はしない
ところで、主権回復の日のイベントを政府が強行したが、陛下を政治利用的に呼び出して、お言葉をいただくこともせず、あげくは、万歳三唱である
私の見るところ、中国で反日感情の醸成に成功し、中国市場を日本から奪った韓国の情報機関は、次は沖縄を狙っていると考えている
中国の情報機関だって入っているかもしれない
要するに、沖縄の反日感情、反本土感情、あるいは反天皇感情を煽ろうとしている
独立運動は現実化はしなくても、万単位になるとかなりやっかいだ。中国でやったのと同じく、韓国企業が垂れ幕のスポンサーになりかねない
イギリスはいまだに北アイルランドに手を焼いていることを忘れてはならない
今の首相がパンパカをやるのは勝手だが、本当に国を思う気持ちも忘れてほしくない
最終的には結果で判断されるのだから
78歳と言うことで、高齢者のうつ病を患っていたのではないかと勝手に想像する
高齢者の鬱病については、啓蒙が進んでいない
高齢になると元気がなくなるのが当たり前、食が細くなるのが当たり前、夜、何度も目が覚めたり、明け方に目が覚めるのも歳をとったら当たり前みたいに思われているせいで、鬱病と思って、医者にかかる人が少ない
私は、『老人性うつ』(PHP新書)という本を書いているのだが、高齢者の鬱は生物学的な要因が大きいと見ている
要するに神経伝達物質が老化で減っているために、うつになりやすい
確かに、鬱病はWHOの推定では、人口の3%程度とされているが、高齢者の場合、さまざまなフィールド調査で、それが5%程度と推定されている
私の経験でも、高齢者の鬱病の場合は、若い人のように、異常行動に走るとか、自殺のリスクを上げるような変な副作用は少なく、薬がよく効くと見違えるように明るい顔になり、活動性も増す
あと、高齢者の鬱の場合、意欲が低下してものぐさになったり、物忘れがひどくなったりするため、認知症と誤診されやすい
ろくな治療も受けずに、施設に送られたりすると治るものも治らなくなってしまう
実際、新潟県の松之山町というところで、昭和61年から自殺予防活動を実施した結果、昭和45年から61年までの17年間で、434,6人/10万人と全国平均の約9倍も高かった老人自殺率が、自殺予防活動を開始した翌年の昭和62年から平成12年までの14年間では、96,2人/10万人と4分の1以下に減少しました。うつ病を手がかりに自殺念慮のある高齢者をスクリーニングし、適切に治療につなげたり、危険のある人を継続的にフォローすることが、高齢者自殺を予防することに有効だと実証されたわけだ。
ニュース扱いにして、芸能ネタとしてワーワー騒ぐより、こういう機会に高齢者の自殺予防につなげていかないと、自殺報道がさらに高齢者の自殺を誘発してしまう
実際、江藤淳氏の自殺報道が、美談化されすぎたせいで、高齢者の自殺をかなり誘発したそうだ
日本の報道機関にそれを期待するのは無理かもしれないが、マスコミのあるべき姿勢だろう
そういう点で、本日の関西テレビの『スーパーニュースアンカー』で、ちょっと時間は短かったが、この話題ができてとてもよかったと自画自賛している
いっぽうで、フジサンケイグループ元代表の羽佐間 重彰さんが、旭日大綬章を叙勲されたそうだ
私自身は、叙勲の制度に若干の疑問をもっているし、一番下のものであっても、私自身が受けることもないだろうが、この人については、本当に評価されてしかるべき人だと思っている
本日の産経新聞を読んで初めて知ったが、オールナイトニッポンを編成部長として立ち上げたそうだ
その後、ポニーキャニオン社長、フジテレビ社長、ニッポン放送社長、産経新聞の社長を歴任するのだが、社長が本業のような人らしいのだが、まったく偉そうなところがない。もう一つの右翼新聞の老害社長(今は会長だったかもしれない)とは大きな違いだ
銀座のクラブでなく、銀座の安い飲み屋でときどきご一緒するのだが、どうしてこんなに明るくて元気(その飲み屋のママからも元気エピソードをいろいろと聞いている)なのだろうと思う。この5月で⑧5歳になられる
たまたま、元角川映画社長の黒井和男さんの計らいで、角川の試写室で、この羽佐間さんと、黒井さんと、黒澤明の最後のプロデューサーであり、日本映画の重鎮の原正人さんと3人だけのための『受験のシンデレラ』の試写会を開いたことがある
映画のプロの人たちは厳しいことをおっしゃっていた(といいながら、二人とも映画好きで暖かかった)が、羽佐間さんだけは手放しでほめてくれて本当に嬉しかった
その後、その3人ですき焼きを食べる会にも招待されて、映画作りを励ましてもらい、まだまだ続ける気になった
こんな書き方をすると故人の話のようだが、私は亡くなってから美化するのは大嫌いだし、それが自殺を助長していると考えている
どうせ読んでもらえないだろうが、生きているうちから感謝の気持ちを書いておきたかったのだ
最近、この羽佐間さんのおかげで原さんとも再開した
今はいろいろとアドバイスをいただいている
何が言いたくてこの話を書いたかというと、高齢者と言うのは、個人差が大きいということだ
元気で企画力もある高齢者をもっと社会は活用すべきだし、そのいっぽうで、鬱の高齢者のメンタルヘルスも大切だ。さらに言うと、本当に弱い高齢者の福祉の切り捨ては許されない
超高齢社会では、そういう広い目でみた高齢者政策が必要なのだ
可哀想論だけでも、自己責任論だけでも解決はしない
ところで、主権回復の日のイベントを政府が強行したが、陛下を政治利用的に呼び出して、お言葉をいただくこともせず、あげくは、万歳三唱である
私の見るところ、中国で反日感情の醸成に成功し、中国市場を日本から奪った韓国の情報機関は、次は沖縄を狙っていると考えている
中国の情報機関だって入っているかもしれない
要するに、沖縄の反日感情、反本土感情、あるいは反天皇感情を煽ろうとしている
独立運動は現実化はしなくても、万単位になるとかなりやっかいだ。中国でやったのと同じく、韓国企業が垂れ幕のスポンサーになりかねない
イギリスはいまだに北アイルランドに手を焼いていることを忘れてはならない
今の首相がパンパカをやるのは勝手だが、本当に国を思う気持ちも忘れてほしくない
最終的には結果で判断されるのだから