昨日、実話系雑誌で読んだ記事で、TPPでアメリカのポルノ業者がモザイクを取っ払えと訴えてくるのではという話を取り上げた

おそらくTPPの残りの参加国ではモザイクはないので、日本だけ「異常な」規制をしていると判断される可能性が強い気がする

TPPはある種のグローバルスタンダードを押し付ける種類のものなので、グローバルスタンダードなるものを信じ込ませ、押し付けてきたアメリカなら、同じように、「これは世界では常識となっていて、日本だけがおかしい」といわれると日本人は黙ってしまう気がするのだ

これまでは、わいせつなものを売るやつは許せないといっていた一般市民が、掌を返したように、日本だけは遅れていると変わってしまう

私自身も、この規制はおかしいと思うが、日本なりの文化とか道徳を守る規制であって、国民が議論して変えるのならすばらしいことだが、外圧で変えられるべきものではないと考えている

そう思っていたら、朝の番組で、TPP賛成派、反対派の元官僚が、議論をしていた

とりわけ、問題になるのがISD条項というやつで、変な規制やルールのせいで、損をさせられたという企業がその国の政府に損害賠償を求めることができるというのがある

反対派の代表は、私が最近注目している、元外務官僚の孫崎亨氏である

やはり内政干渉とか、国の自主性が損なわれるという心配だった

ネットで見る限り、国の法律を変えろとは一言も書かれていないという主張がある

でも、一回裁判で負けて、企業が訴えれば、何十億、何百億もとれるのなら、その規制や法律を変えないと、世界中の企業が訴えを起こして、日本国はぼろぼろにむしりとられることになる

結果的に法律を変えざるをえないのは明白だ

日本が外国とスタンダードが違うものがあってもいいという考え方なら、あまり感心できない気がするが