「自由な校風の高校を出て東大にこられた方の方が勉強が出来て留年率も非常に低いそうです。
一方、管理教育型の高校を出られた方は、成績も悪く留年率が高いそうです。
「有能な高学歴」を育てるには、高校時代の教育から見直さなければならないのかもしれません。
「詰め込み教育」の意味を極度に履き違えた高校を減らしていくべきではないでしょうか。」(引用終わり)

というメッセージをいただいた

この人が引用したブログがどの程度、統計に基づいたものかわからない

私が大学在籍中のころは、灘のような自由な校風の学校の卒業生のほうが留年率は高かった気がするので信憑性もわからない

ただ、たまたま、私たちが学校コンサル業務(進学実績を上げるために私の会社でやっているコンサルテーション)の反省会のようなことを開いた後だったので、とても興味深く感じた

実は、その学校にも、我々からの申し入れを無視して、生徒がわかっていないのに、難しい授業をやって生徒を数学嫌いにしている教師がいるという

性質が悪いことに、宿題もたくさんだし、課外授業と称して、夜遅くまで意味なく、生徒を学校に留め置くので、われわれが志望校合格のために出した宿題を生徒がやる時間がなくなってしまう。

そういうことでみすみす東大に入れそうな生徒が東北大に行くことになったり、われわれとしては残念な結果となった(その学校にしてはそれなりにすごい結果なのだろうが)

つくづく教師というのは受験勉強の邪魔にしかならない存在なのだと思った

私の『数学は暗記だ』を批判する教師も多いが、そういう教師に限って、数学嫌いを増やし、数学離れを引き起こして、かえって日本人の数学力を落とす元凶になっている気がする

批判するのなら、自分たちで、数学に子どもをもっと引き寄せ、数学ができるようにしてから言えと言いたい

本来、学校コンサル業務では、合格実績を上げたいのなら、生徒の受験勉強の邪魔をしないでくれというのが最初だと気づいた

それでも、われわれの直接指導を受けた子どもたちはセンター英語は最低でも8割以上はとれていたし、一人を除いてみんな国公立に入った

ただ、一般論として、教師に逆らって、自分の勉強で、それなりの大学に入った人間は使いものになるような気がする

これからも、その応援は著書であれ、通信教育であれ、続けていきたいと思う