ありがたいことに鬱になったというと激励のメッセージが続いている

精神科医の癖にうつになるなんてというようなメッセージは私の読者にはいないようだ

現実にこの病気は誰でもかかる

しかし、それを治せないとヤブだと思われる

自分で自分の治療は難しいが、なんとか切り抜けたい

本日もいくつか取材を受け、それなりに答えはしている

安倍氏が改革とか言う前に東大が、ペーパーテストなしの入試を打ち出した

機会があれば予想を述べるが、東大のやりそうなこととは思う

さて、またTPPについて思うことを書く

以前、TPPで尖閣を失うという話を聞いたことがある

尖閣界隈の、まだ日本人が住み、日本領の島の多くはサトウキビで生計を立てているそうだ

これでTPPに入って、それらの農家が食えなくなると、そのあたりは無人島だらけになるらしい

尖閣の実効支配を始めたり、それらの島に中国人が住み着くようなことがあれば、いつの間にか尖閣が中国領になることがあり得るそうだ

少なくとも国際社会がそういう風にみかねない

日本人が捨てた土地だと

そのあたりのことを考えてほしい

おそらくTPPで一つでも例外を作れば、自民党は公約を守ったことになるから、米なのか、なにかわからないが関税撤廃しないものを勝ち取るだろう

その中にサトウキビが入る可能性が低い気がする

そもそも論として、民主党は消費税を上げない、自民党は消費税を上げるといって前の前の衆議院選挙で民主党が勝ったのに消費税を上げた

前の選挙では、民主党はTPPに入ると言い、自民党は入らない(入るのに慎重)といっていたのに、あっさりと入ることを決めた

なんのための公約なのかよくわからない

昔から農協は関税撤廃そのほかFTAのようなことを嫌った

ただ、おそらくバブル前までの日本人なら、高くても国内産の野菜や肉などを買っただろう

それが格差社会化して、安ければ外国製でもいいという人が大幅に増えた

さすがに中国産は嫌われるが、それ以外の産地では、たいてい買ってしまう

結局、一般の農協向けに作っている農家などの打撃は意外に大きい気がする

格差社会化とか、低賃金路線で、第二次産業や第三次産業の労働者の収入が増えず、内需がしぼんだが、次についに第一次産業までやられると思うとぞっとする

そもそも論として、円安歓迎もTPPも外需頼りの発想である

内需をなんとかしようという発想をする政治家は出ないのか

もちろんバラまきより、所得の再分配によってだが