ブログにコメント欄がないことについて、リクエストのメッセージをいただいたが、余計なことをかかれるとメンタルヘルスに悪いということをご理解願いたい

私がそれだけ人間ができていないということである

本日は、朝から『家庭教師のトライ』の講演会、夕方は関西テレビ『アンカー』出演

講演会に近いということで、阪急インターナショナルに泊まったが、バーが11時にしまり、近所に寝酒を飲みに行くと、自動車用のスロープを上がっていかないと入れない作りになっている

これで高級ホテルと言えるのか?

バーが赤字でも、客のアメニティを考えて、開けておくのが高級ホテルだろう

そのために、高い部屋代を払っている

ホテルの部屋代は家賃ではない

さて、『アンカー』は私の生出演が見られる唯一のテレビ番組である

関西は多少の失言が許されることもあるのかもしれないし、スタッフが肝が据わっているということだろう

それなりに言いたいことが言えるいい番組だと思うし、関西は、右翼の読売テレビに対して、庶民目線の関テレみたいな局があって、よくバランスがとれている

東京の似たり寄ったりのテレビよりはよほどましだ

で、本日の須田慎一郎さんは、強面で誤解を受けそうだが、ジャーナリストとして優秀だし、庶民目線の愛情のあふれる人だ

で、本日は定年後の問題を須田さんのコーナーでやったのだが、須田さんが、3万円の給料と聞いて。「週?」と尋ねると「月」という返事だった

これが、たとえば公務員とかJRのような、かなり恵まれた会社に勤めてきた人の老後の姿である

そして、彼らは、老後、体をなまらせないために働くのでなく、年金が足りないから働いているのである

株が上がって、景気がよくなったと勘違いされて、ものすごい支持率だそうだ

これについて、あと、数ページで、『リフレはヤバい』という本を読んで、久しぶりにまともな経済学の本を読んだ気がしたが、金融緩和で、まともな企業が借りないと、金融市場に金が流れるので、株高が起こるのは当たり前だが、それによって、けっして景気がよくなるわけでないこと、バブルなので、はじけるのだが、そのときの実体経済のダメージが大きいこと、国の富ということについては、円高のほうがむしろ望ましいこと、為替に一喜一憂するのはメーカーがちゃんとグローバル化できていないからだということなど、日頃思っていることが見事に解説されて痛快な本多氏、ためになった

そして、前述のような高齢者は株高では救われない

物あまりの時代にインフレを起こすのは無理な話だ

たとえば20万円無利子でかしてもらえるからといって、100万円の車を120万円で買う人などいないだろう

ものがなければ、金が借りられればプレミアをつけてでも買いたいだろうが、値上げしなくても買えるのがわかっているのだ

むしろ、円安によって国の富が外国に流れていくのが心配なのだが、「愛国」経済学者がみんなリフレ論者なのが、不思議で仕方ない

私は、賃金をあげて、福祉をよくして、老後不安がなくならない限り、物価など上がらないと思っているのだが、左翼的な政策のほうが経済がよくなるパラドックスは本当に理解されない