自分にあった精神科医の見つけ方という質問のメッセージをいただいた
私自身、会ったことのない人の個人的質問は原則的に受け付けていないのだが、グルメと同じで、やはりいろいろなガイドブックや、その人の書いたものなどを読んで、当たってみるしかないだろう
期待外れなら3件くらいまでは回ってみていいと思う
その中で、いちばん、自分の主観として合う医者を選ぶしかない
朝、テレビを見ていたら、橋下市長と、テレビのコメンテーターが、大坂の入試中止問題で激論をしていた
私個人としては、精神的な風土というのは、外の血をかなり大胆に入れないと変わらない
生徒たちは自分たちで解決したいと言っているようだが、体罰を受けたほうが強くなると彼らが信じているとすれば、ある種の洗脳とかカルトと同じような状態だって考えられる
教師だって、そういう狂信はありえる
やはり洗脳を解くという意味でも、かなりのメンバーチェンジと外部からの力が必要のように、私には思える
ただ、それ以上に、今回の議論を聞いていて思ったのは、橋下氏が、本気に聞こえたということだ
この人は、扇動のうまい人だと思っていたが、こういう真摯さのようなものが、市民や府民に伝わるのではないかという気がした
田中真紀子氏の大学の認可問題の際も話題になったが、私は選挙で選ばれたトップがもう少し、現場に介入していいと思っている。そうでないと、官僚文化というのは変わらない
エリート官僚だけでなく、実は現場の役人が腐っていることが多い。警察官僚の人と話をしていたら、意外にパチンコ屋に批判的でびっくりしたことがある。でも、現場が、違法な景品交換を取り締まろうとしないのだろう
でも、政治家が本気で違法だから許さないと大声でいえば、現場も取り締まりをしないわけにいかなくなる
もう一つ、橋下氏が気づかなかったのか、あるいはわかっていてもマスコミと喧嘩をしたくなくてあえて言わなかったのかわからないが、マスコミは事件があったときだけ騒ぐ。橋下氏は、今回のことは長期間かけて、学校文化を変えると言っている
これが本当だとすれば、いい加減なマスコミのいいなりになる必要はない
さて、日経BPのWEBに連載をもっている関係で、こんな記事を目にした
著者は大前研一氏である
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20130128/338269/
彼は歴史的には税率を下げたほうが、金持ちは正直に申告するようになるので、税収が増えると書いているが、日本の金持ちはロシアやアメリカやイギリスほど品位がないらしく、99年に金持ちの大減税をしても税収はさっぱり増えず、格差も拡大し、自殺も増え、金持ちが金を使わないので、景気は回復しなかった
理工学部出身で数字に強い大前氏が、自説のためには、日本のいちばん身近なところをわざと隠ぺいしたのか、気づかないのかというので、少し驚いた
「今回、所得税の最高税率の対象は、課税所得4000万円以上ということになっている。そうなるとどういうことが起きるか。
たとえば4000万円を超えないように給料を低くして、その分、ゴルフ場の会員権とか高級専用車など他で待遇を良くすることもできる。報酬を支払う時間をずらして、給料の一部を退職金の中に入れてしまうということもできるし、役員を辞めたあとも形だけ顧問のようにして延べ払いすることもできる。
こうした対策を取られると、いくら最高税率を上げても課税対象者が減るので意味がなくなってしまう。」(引用終わり)
こういう形で経費を増やしてくれれば、多少は景気に寄与する
ただ、彼の資産課税案は妥当だと思う
貯め込んでいては損ということにするのは意味があるし、確実な税収になる
それ以上に、彼が金持ちの心理というが、金持ちは脱税や節税をしようとする心理をもつ人がほとんどであることと、そこまでして、子供に財産を残したいのかということは、よくわかった
税金を払いたくない人間の発想について、メッセージをいただいた
「板東(英二)は半年ほど前の番組で、何を言っていたかと言うと、以下のような事を言っていました。
この日本には格差社会などない。格差なんて見たことない。格差社会と言われているけれども何処に格差があると言うのか。餓死した人が居るなら別だが日本で餓死者などみたことない(実際は餓死者は出ているのですが)
まだ坂東は続けます。
格差があった方が日本の財政が助かる。メタボや糖尿病が多いのは飽食の時代だから。格差が出来て飢える人間が増えたほうが体も痩せて健康も良くなり医療費が助かる。大体日本は医療費が掛かり過ぎている。だから格差が出来て食えない人が増えた方がいい。そぉやっても日本で餓死などありえないのだから、と。」
金を稼いでも、人に感謝せず、金を貯め込み、脱税するような人の発想だと痛感した
私もそれなりに、稼いでいるが、自分だけの力ではないと思っているから、多少は世の中に還元しなければくらいのことは思う
税金をいくら上げられても、それで、飢えている日本人が減るなら、絶対に日本から逃げない決意はある
ところで、この大前氏の論を読んで感じたのは、彼が強欲ということではなく、人間にはどうも相続の本能があるようだということだ
今は地方の地価などは下がっているので、消費税を安くして、相続税を高くするほうが得をする人が多いはずなのだが、やはり先祖伝来(ほとんどの人は農地解放以降なのだが)の土地を残したいとかいうことがあるのだろう
昨日も講演会で、長寿社会になって、親が死んだときに子供は60を超えているのだし、高齢者の福祉財源確保のために相続税100%を論じたが、不評のようだった
ただ、同じ、外資系のコンサル出身で、ドリームインキュベーターを起業して大金持ちの堀紘一氏は相続税100%に近い考え方をもっている。超勉強法で大金持ちになった野口悠紀雄先生も相続税の増税派だ
私立の出身と国立の出身の違い(東大を出ていても親の財産で偉そうにして、カジノでするような製紙会社の社長もいたが)なのかとふと考える(大金持ちの子供のケインズも、相続で差がつくのは倫理的に許されないという意味のことを語っている)
でも、私は、この相続の本能を何とかしないと、まともな競争社会は生まれないし、超高齢社会は乗り切れないし、日本の国力もダメになると本気で信じているので、性欲以上に、これには禁欲的になりたいと思っている
性欲の禁欲が下手なやつはボロクソにたたかれるが、相続欲に禁欲できないやつは日本では(世界でもそうかもしれないが)なぜか偉そうにしている
私自身、会ったことのない人の個人的質問は原則的に受け付けていないのだが、グルメと同じで、やはりいろいろなガイドブックや、その人の書いたものなどを読んで、当たってみるしかないだろう
期待外れなら3件くらいまでは回ってみていいと思う
その中で、いちばん、自分の主観として合う医者を選ぶしかない
朝、テレビを見ていたら、橋下市長と、テレビのコメンテーターが、大坂の入試中止問題で激論をしていた
私個人としては、精神的な風土というのは、外の血をかなり大胆に入れないと変わらない
生徒たちは自分たちで解決したいと言っているようだが、体罰を受けたほうが強くなると彼らが信じているとすれば、ある種の洗脳とかカルトと同じような状態だって考えられる
教師だって、そういう狂信はありえる
やはり洗脳を解くという意味でも、かなりのメンバーチェンジと外部からの力が必要のように、私には思える
ただ、それ以上に、今回の議論を聞いていて思ったのは、橋下氏が、本気に聞こえたということだ
この人は、扇動のうまい人だと思っていたが、こういう真摯さのようなものが、市民や府民に伝わるのではないかという気がした
田中真紀子氏の大学の認可問題の際も話題になったが、私は選挙で選ばれたトップがもう少し、現場に介入していいと思っている。そうでないと、官僚文化というのは変わらない
エリート官僚だけでなく、実は現場の役人が腐っていることが多い。警察官僚の人と話をしていたら、意外にパチンコ屋に批判的でびっくりしたことがある。でも、現場が、違法な景品交換を取り締まろうとしないのだろう
でも、政治家が本気で違法だから許さないと大声でいえば、現場も取り締まりをしないわけにいかなくなる
もう一つ、橋下氏が気づかなかったのか、あるいはわかっていてもマスコミと喧嘩をしたくなくてあえて言わなかったのかわからないが、マスコミは事件があったときだけ騒ぐ。橋下氏は、今回のことは長期間かけて、学校文化を変えると言っている
これが本当だとすれば、いい加減なマスコミのいいなりになる必要はない
さて、日経BPのWEBに連載をもっている関係で、こんな記事を目にした
著者は大前研一氏である
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20130128/338269/
彼は歴史的には税率を下げたほうが、金持ちは正直に申告するようになるので、税収が増えると書いているが、日本の金持ちはロシアやアメリカやイギリスほど品位がないらしく、99年に金持ちの大減税をしても税収はさっぱり増えず、格差も拡大し、自殺も増え、金持ちが金を使わないので、景気は回復しなかった
理工学部出身で数字に強い大前氏が、自説のためには、日本のいちばん身近なところをわざと隠ぺいしたのか、気づかないのかというので、少し驚いた
「今回、所得税の最高税率の対象は、課税所得4000万円以上ということになっている。そうなるとどういうことが起きるか。
たとえば4000万円を超えないように給料を低くして、その分、ゴルフ場の会員権とか高級専用車など他で待遇を良くすることもできる。報酬を支払う時間をずらして、給料の一部を退職金の中に入れてしまうということもできるし、役員を辞めたあとも形だけ顧問のようにして延べ払いすることもできる。
こうした対策を取られると、いくら最高税率を上げても課税対象者が減るので意味がなくなってしまう。」(引用終わり)
こういう形で経費を増やしてくれれば、多少は景気に寄与する
ただ、彼の資産課税案は妥当だと思う
貯め込んでいては損ということにするのは意味があるし、確実な税収になる
それ以上に、彼が金持ちの心理というが、金持ちは脱税や節税をしようとする心理をもつ人がほとんどであることと、そこまでして、子供に財産を残したいのかということは、よくわかった
税金を払いたくない人間の発想について、メッセージをいただいた
「板東(英二)は半年ほど前の番組で、何を言っていたかと言うと、以下のような事を言っていました。
この日本には格差社会などない。格差なんて見たことない。格差社会と言われているけれども何処に格差があると言うのか。餓死した人が居るなら別だが日本で餓死者などみたことない(実際は餓死者は出ているのですが)
まだ坂東は続けます。
格差があった方が日本の財政が助かる。メタボや糖尿病が多いのは飽食の時代だから。格差が出来て飢える人間が増えたほうが体も痩せて健康も良くなり医療費が助かる。大体日本は医療費が掛かり過ぎている。だから格差が出来て食えない人が増えた方がいい。そぉやっても日本で餓死などありえないのだから、と。」
金を稼いでも、人に感謝せず、金を貯め込み、脱税するような人の発想だと痛感した
私もそれなりに、稼いでいるが、自分だけの力ではないと思っているから、多少は世の中に還元しなければくらいのことは思う
税金をいくら上げられても、それで、飢えている日本人が減るなら、絶対に日本から逃げない決意はある
ところで、この大前氏の論を読んで感じたのは、彼が強欲ということではなく、人間にはどうも相続の本能があるようだということだ
今は地方の地価などは下がっているので、消費税を安くして、相続税を高くするほうが得をする人が多いはずなのだが、やはり先祖伝来(ほとんどの人は農地解放以降なのだが)の土地を残したいとかいうことがあるのだろう
昨日も講演会で、長寿社会になって、親が死んだときに子供は60を超えているのだし、高齢者の福祉財源確保のために相続税100%を論じたが、不評のようだった
ただ、同じ、外資系のコンサル出身で、ドリームインキュベーターを起業して大金持ちの堀紘一氏は相続税100%に近い考え方をもっている。超勉強法で大金持ちになった野口悠紀雄先生も相続税の増税派だ
私立の出身と国立の出身の違い(東大を出ていても親の財産で偉そうにして、カジノでするような製紙会社の社長もいたが)なのかとふと考える(大金持ちの子供のケインズも、相続で差がつくのは倫理的に許されないという意味のことを語っている)
でも、私は、この相続の本能を何とかしないと、まともな競争社会は生まれないし、超高齢社会は乗り切れないし、日本の国力もダメになると本気で信じているので、性欲以上に、これには禁欲的になりたいと思っている
性欲の禁欲が下手なやつはボロクソにたたかれるが、相続欲に禁欲できないやつは日本では(世界でもそうかもしれないが)なぜか偉そうにしている