「和田先生の高2からの受験術といった本を読んだおかげで
内職の重要性がわかり、高2の1年間で偏差値といった成績が格段に上がりました。
 本当にありがとうございます。
 まだまだ未熟な点もあるので来年の大学受験まで和田式でやっていきたいと思います。」
(引用終わり)というメッセージをいただいた

こういう話は常にうれしい

ほかに学校の教師に振り回されている人のメッセージもいただいたが、私に言えることは、埼玉の事件でもわかるように、学校の教師は、あなたの人生に責任をもってはくれないということだ

自分が信じるやり方で勉強するしかないし、今どきの教師には、逆らったからといって、退学にしたり、落第させたりする度胸などない人がほとんどだろう

さて、昨日は、またいわき(今は広野町)へメンタルヘルスのボランティア

ここの会社にいた人で、心の調子を崩されて長期休養をされている方が、私の病院に通っているのだが、ようやくと具合がよくなってきて、会社に戻ろうとしたのだが、すぐには、元の給与と役職には戻せないという話になって、結局、復職していない

事情を聞いてみると、会社を休んでいる限りは、元の給与が東電から保証されるのだそうだ

復職したら、元の給与より下がるとしたら、働いたほうが収入が少なくなってしまう

こんな条件で働く人がいるほうがおかしい
(とはいえ、それでも働くのが日本人のすごいところでもある。埼玉の事件でもやめた教員ばかりがボロクソに言われるが、150万円も退職金が減るのに、やめない教員が9割もいるという。おそらく外国人が聞いたら、その聖職意識に感動するだろうが、どうして日本のマスコミは、そういう人をほめずに、やめた教師ばかりをクソミソにいうのだろう)

ついでに言うと、今でも原発の事故のために住まいを出された人たちは、赤ん坊から高齢者まで月に10万円ほど出ている上に、家賃も保障されているという

夫婦で子供二人、そして祖父母まで一緒にいれば月に60万円である

その上、家賃も出してもらえるそうだ(これはあくまでも社長さんから聞いた話で裏を取っていないことは断っておきたい)

こんなことを続けていれば、この地域の人の勤労意欲などなくなってしまうと心配しておられたが、まさにその通りの気がする

月に13万円の生活保護で、こんなのでは働く気がなくなると批判する人が多く、それを切り下げようとしているが、福島の一部の地域だけ、50万もらえないとアホくさくて仕事ができないというほうが、将来のことを考えると悲劇のような気がする

ただ、これに限らず、福島には相当のお金が落ちていることは事実だ

で、この会社も除染の仕事も引き受けたそうだ

実際、放射性物質のついているものを落として、それを回収するということだが、平均すると線量は3分の1くらいになるし、もっと下がるところもあるようだ

「実際は、除染などしなくても、十分生活できるんですけどね」と、そこの責任者の方は言った

そうでなければ、危なくて除染作業などできるわけがない

目の前で線量計でチェックしているから、危ないか危なくないくらいはわかるのだろう

ただ、今回、一緒についてきた臨床心理士の話だと、テレビでは除染しても線量が落ちなかったり、植物などでは、水分から放射性物質をもう一回吸って、また線量が上がるような話ばかりしているらしい

「どんなにやっても、危ないといわれるのでは、やりがいをなくしてしまいますよ」

私たちもメンタルヘルスの仕事に従事しているし、彼らの頑張りがあるから、除染も進み、また福島第一原発の残務処理も順調に進み、安全性が増しているのに、東京のマスコミは、いまだに危険をあおり、彼らのメンタルヘルスなど知ったことではない

安全なものを危ないとあおったほうが、視聴率がとれて、テレビ局の人間の年収1500万円も保証される。さらに、除染利権の大学教授も儲かるだろうし、業者も儲かる

そして、フクシマ差別はまだ続く

フクシマの人間から勤労意欲を奪い、新産業を起こすより、除染に金をつっこみ、さらに、その努力を無化し、まだ危ない地域として差別を続ける

それが日本のテレビ局である

もちろん、こういうことを書いているから、関西テレビ以外に私を生放送で出すテレビ局はない