2,3日前にブログで私がアスペルガーだから性格が悪いと書いたら、アスペルガーの方から偏見を助長すると批判のメッセージをいただいた

確かに、そういう側面はある

そのメッセージの主は、アスペルガーの人は性格が悪いのでなく、そう思われやすいと書いていた

それもそんな気がする

ということで、私についても、「アスペルガーという病気があるから性格が悪いように思われる」という風に訂正したい

実際、自分では性格が悪いとは思っていない。ただ、そう思われやすいことは確かなようだ

最近、医者向け(けっこう厳しくて、ちゃんと医者かどうかの確認がすまないと読めない)のメールマガジンというかサイトのようなものに加入したのだが、そこで、私が以前、このブログで取り上げた秋田大学の入試面接の話が取り上げられていたのだが、それに対して、フリートーク掲示板に、「諭旨免職教授1名に書類送検教授2名/2012の大学だぞ 」という書き込みがあった

調べてみると、ひどい、ひどい

国の金で勝手に機械を買ったり、2年以上にわたり部下2人に対して中傷などのハラスメントを行い、2人は精神疾患になったとした教授(2012年11月30日に諭旨退職の懲戒処分が決定)

http://mainichi.jp/area/akita/news/20121201ddlk05100072000c.html

医者を派遣すると言って、民間病院の院長からわいろを受けていた教授(2012年3月15日、収賄容疑で書類送検、不起訴になったらしい)

http://www.asahi.com/edu/news/TKY201203150203.html

この記事によると「出張旅費の二重取りなどの疑いが持たれている別の教授」もいるらしい

この調査委員会は秋田大学の医学部の連中では、身内をどうせかばうだろうということで、歴史学者で秋田大学の副学長の人が調査委員長を担当したようだ

秋田大学で、起立性調節障害の女子を入試面接で0点をつけて落としたのは、2012年2月の話だから、こういうクズ教授が面接委員に入っていた可能性もある(少なくとも、こういうクズ教授がのうのうと大学教授を続けられるのも、文学部の教授に言われるまで黙認していた秋田大学医学部教授会の体質の問題もあるだろう。どうも秋田大学のほかの学部の教授はまともな感覚をもっていて、医学部だけ異常なようだ。論旨免職も、やはり同じ副学長が調査委員をつとめる大学全体の調査委員会で決まったようだ)そして、こういう異常教授の多い医学部だけ入試面接をやり、ほかの学部はやっていない

医学部の教授が部下を二人も精神障害にして平気なように、よその学部の教授は、面接で落とされる心の痛みがわかるのだろうが、ここの大学の医学部の教授陣にはわからないようだ

これでは、受かった人のほうが、そういう人間のお気に入りなのかとさえ思ってしまう

要するに、こういう極悪教授たちにしてみると、面接でいちばん大切にするポイントは、内部告発をしなさそうな、従順な人間をとることなのだろう

もし、秋田大学で、そういう従順でない学生や若手医師がいるのなら、私のところに、もっといろいろと内部告発をしてほしい。もちろん、匿名は絶対に守る。たぶん、面接がうまくいっているなら、そんな学生や若手医師はいないだろうが(それは、それでものすごい面接のテクニックということになるが)

さて、医者向けの雑誌を読んでいると面白い記事が出ていた

ドイツで行われた2万人もの大規模な前向きのコホートでリンゴ摂取が上位4分の1の群は、下位4分の1の群と比べて52%も脳卒中リスクが少なかった

これは、ものすごいことだ

最高血圧160mmHgくらいの高血圧のある人が血圧の薬を飲んでも4割しか脳卒中が減らないというエビデンスがある

だとすると、ものすごくおおざっぱに言うと、リンゴは血圧の薬以上に脳卒中を減らすことになる

いろいろと調べていけば、薬よりよく効くものというのはいろいろとみつかるかもしれない

医者は薬以外の方法で、病気が減るというのをきわめて嫌がる

しかし、たとえば糖尿病の人にしても、2型の場合は、インスリンが出ないのでなく、レセプターがバカになっているのだから、インスリンを足すより運動や肥満解消のほうが予後がいいという話もある

薬ではないもので(医者が大して儲からない)、ものすごい延命効果があるものがある

それが胃瘻だ

胃に穴をあけて直接栄養を入れる技術だ

ところが、胃瘻をすると、点滴や鼻チューブと比べてはるかに長生きできる

点滴では栄養不足だし、鼻チューブでは誤嚥が起きやすいからだ

そして、高齢者の専門家と称する医者たちは、胃瘻の人たちが末期になると、見るも無残な姿になるから、胃瘻で生かすべきでないと論陣を張っている

確かに体が動かなくなっても長生きできるから、末期状態になった際に、あまり美しくない状態になることは多いようだ

でも、それはほかの手段では死んでいたところを何年か余計に生きるせいとも言える

寝たきりになった際に、同じ1年後とか、2年後を比べたら、胃瘻のほうが栄養状態はいいし、元気そうにしているし、褥瘡もできにくい

点滴だとどんどんやせ細っていったのが、胃瘻だとそうでもない

要するに、人間が点滴とか薬で生かされるのでなく、胃から栄養をとるという比較的自然な形で生かされるから、長生きできるし、一時的にはかなり元気になることもある

でも、それが医者にとって癪なのだろう

医者にとって、リンゴのほうが血圧の薬より効くというのは、絶対に認めたくないことだろう

だから、老年医学会のように、何十年にもわたって、患者を長生きさせるためと称して、高齢者を薬漬けにしてきた集団が、胃瘻に関しては無駄な延命と言って否定的な声明を出している

膨大な薬を飲んで、患者さんがへろへろな状態で、余命が伸びる(これだってあてにならないが)のは長生きで、胃瘻で栄養状態がよくなって余命が伸びるのは無駄な延命なのだろうか?

私にはよくわからないが、高齢者が増えてきた今、薬よりコストの安い、健康や長生きの方法を考えるのは無駄なことではないだろう