ここしばらくちょっと太り気味である

で、久しぶりに、いちばんきついジーンズ(Zゼニアのお気に入り)をはいてみたらどうにかはけた

さて、昨日のブログについて、メッセージを引用した方から、フジテレビの元アナウンサーが逮捕されなかったのは、そんなに圧力がなくてもあり得る話という訂正のメッセージをいただいた

実家の近くのラブホ街のビジネスホテルということだが、家族も一緒にいたということになっている(これは、当初発表と違うという話もある)

こういう話は、どうせ週刊誌がいろいろと調べて書いてくれるだろうが、以前、慶応大学医学部の集団レイプ事件でも、主犯の21歳の男が、親が偉い人だという理由で実名報道されなかった

それを連想して嫌な感じがしたのは確かだ

ただ、それで若干かっとなったが、今は子どもが目撃している場で人をはね殺したことにまつわるトラウマが心配だ(子供についても、その元アナウンサーについても)

さて、もう一つ、私の受験勉強法をボロクソにかいたmixiのページを送ってくれた人もいる

これについては、私宛のメッセージだと気分が悪いが、私に嫌がらせを書くくらいなら、公開のブログで書けと言った手前、それがダメだという気はしない

受験産業をやっていると、結局のところ、受かってナンボである

客の数はちっとも増えないが、通信教育の合格実績は年々良くなっている

その人は、私のやり方を信じると落ちると書いているが、受かる人がたくさんいるから、本も出し続けられるし、通信教育も続けられる。自分のやり方に自信がある人は、人のことwボロクソに言うより、自分のやり方をアピールする傾向がある気がする。安河内さん、出口さん、あと小論文の樋口先生、ニルの松本先生などと親しくさせているが、相互にいい点を認め合い、取り入れることがあるが、彼らは私の批判はしない(おそらく、不満な点はあると思うが)

実績がないから、和田より優れているということを売りにしたいのだろう

実際、基本的に論理学がまったくわかっていない人が書いていることは確かだ

「確実に落ちますから」などと書いているが、一人でも受かれば、その命題が成り立たないことがわかっていない(私も確実に合格するというようなことを以前書いていたが、これは人をやる気にさせるためのものだ。確実に落ちると書くメリットは何もない)

ただ、一つだけ、私の本をちゃんと読んでいないと思われる記述があるのであえて反論したい

「2つ目はもう酷すぎて泣けてくる・・・
 得意を伸ばして苦手を潰さない?阿呆ですか?
 得意教科の取れる点の余地から10点更に取りに行くのと苦手教科の取れる点を10点伸ばすこと、どちらが労力かからないか
 誰が考えても火を見るより明らかでしょ?」

確かにセンターテストの対策であれば、もうすでに満点が取れるようになった科目をまだやるのは阿呆かもしれない。しかし、多くの場合、得意で好きな科目でも、たとえば東大の入試なら半分も取れないことが多い。実は、得意科目のほうが、ある一定より問題が難しい場合は伸ばす余地がある

たとえば、帰国子女の人でも、大学の入試英語は意外に取れない。ただ、彼らは、英文を読む速度が非常に早いので、受験英語をきちんと勉強しだすとものすごく伸びる

あと、私は苦手科目と課題科目をわけて考えている

課題科目というのは、たとえば社会科をまだ手つかずに近い状態なら、今の点が悪くても、やればものすごく伸びるだろう

苦手科目というのはやっていてもできない科目だ

たとえば、1月の段階で、物理をかなりやってきたのにできないという人が、労力がかからないかというと、私はけっこう見込みが薄いとみている

一般に、まだやっていないからできない科目を受験生も苦手とは意識しない

苦手意識のある科目は後に回してでも、取れるところからとっていくのは、少なくとも直前期ではセオリーだ

ま、受からせていない人、あるいは、自分が受験に成功していない人が書いているようにしか思えない

「なぜ精神科医が試験のことであれこれ言うんだろう。」

とも書かれている

受験というのは、うかってなんぼの世界だ

精神科医のほうが、受験生にアドバイスしてうまくいくのなら、言い続けるのは当然だろう

既存の受験産業や、学校の教師より、いいアドバイスができると思えばやるだろうし、実績も出している

この人は、ある職業の人間は、そのことしかやってはいけないと思っているようだ

その一方で、「試験が通った後のことの方がはるかに重要だし、試験偏重気味で試験だけで
気が消耗するのはなんとかならないものだろうか。
精神科医ならむしろそこをフォローすべきかと思うけど、この人はそんな
ことまで気が回らないのだろう。」とも書いている

試験勉強を少しでもストレスにならないようにやることや、無駄に心を傷つけないためにいちばんいいのは、努力が報いられることだが私は信じている。

やり方が下手なために受験で結果が出せない人は、自己評価が下がるし、やってもどうせダメという人生観をもちやすい

精神科医として、そこが心配だから、受験産業にかかわり続けているのだ

試験に受かった後のほうがはるかに重要だということは、私の大人向けの本には何度も書いている(『受験のシンデレラ』でも最後に明言している)

批判をするなら読んでからにしてほしい

そして、ある職業の人間が別の逃げ道をもつことは、自殺予防のために絶対に好ましい

ほかの職業をやるなというほうが、メンタルヘルスに悪い

そういうことは精神科医でないからわからないのかもしれないが、精神科医のことを知らない癖に精神科医がどうあるべきかを論じるのは僭越だろう

そして、久しぶりに、私の受験勉強本の本で自信作(ケアレスミスの本も確かに自信作であるが、今回はスタッフの調査力がすばらしかったという点で)を出す

来週くらいに店頭に並ぶ、『新・受験技法 医学部合格の極意 国公立編』という本だ

緑鐡のスタッフがよく調べてくれている。うちのスタッフの層の厚さがわかる

http://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E3%83%BB%E5%8F%97%E9%A8%93%E6%8A%80%E6%B3%95-%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E9%83%A8%E5%90%88%E6%A0%BC%E3%81%AE%E6%A5%B5%E6%84%8F%E3%80%8A%E5%9B%BD%E5%85%AC%E7%AB%8B%E7%B7%A8%E3%80%8B-%E5%92%8C%E7%94%B0%E7%A7%80%E6%A8%B9/dp/4794809255

医学部合格で、とくにセンター9割突破の鍵は現代文が握っているという戦術論から、日常の心構えや生活論、参考書と入試レベルのギャップの埋め方、面接・小論文対策、そして、大学別の個別対策まで、情報として、絶対に知っておいてほしいことを書き尽くした

1800円+税の価値はあると信じている

ところでアマゾンの書評はこの本のものではない

出たばかりの本なのに、2008年の書評が出ている

どうやったら、削除できるのだろうか?