「正月早々、もとフジテレビのアナウンサーが自動車を運転していて事故死させるという事が発生しました。通常であれば逮捕起訴でしょうが…。
親が自民党議員、さらには有名な女子アナウンサーというのもあるのか、いまの処は罰金で済むんじゃないかとの話です。
自分の店の話ですが、市役所員が店内で盗撮行為をして捕まえましたが、警察に引き渡すと市役所の上から手が回り「普段は真面目だから」とのことですぐに釈放された事がありました。
正直、法律というのは時に不粋だなと感じますが、この国は本当に法治国家なんかい?と感じる事も少なくありません。
そのアナウンサーだってねぇ…。やっぱ下種な勘ぐり入れられちゃいますよね。
どうなるかは続報を待ちたいと思ってます。」(引用終わり)

というメッセージをいただいた

もともと、身内をかばう体質なのか、テレビもろくに報道しない(なぜ、彼女が地元でビジネスホテルを使うのかという根本的な疑問も残る)ことに違和感は感じていた

ただ、自民党政権に戻るということは、そういう社会に戻るということだろう

金持ちや有力者にとっては嬉しい社会だ

既得権益にとっても得な社会だ

株を買いたくなる気分もわかる(といいながら、実は株価を上げているのは、外国人のようだが)

金持ちの味方の週刊現代(今回も私に取材しながらボツにした)は、株で儲けろというが、その原資がない人間には、恩恵に与れない。相変わらず、株のもうけは1割しか課税されない

私も、今、映画の関係の借金で首が回らないが、思いつきで買った株で小儲けをした(本当はもう10倍仕込みたかったが資金がなかった)

でも、それでそんなに喜べない

株が上がる時期は金持ちは余計に金持ちになり、貧乏人は取り残される

生活保護の人は金融資産をもてないので、株では絶対設けられない(法を犯せば別だが)彼らはデイトレーダーとして立ち直ることは許されていないのだ

さて、いずれにせよ、株が上がり、円は売られている

外国人の投資家にとっては、円が安いうちに仕込んで、高くなれば売り抜ければ儲けられる

円がこのまま安くなっていけば、日本の企業を買いやすくなる

やっと『海賊とよばれた男』を読み終わったが、結局、出光も、外国の格付け屋に最低の格付けをされ、銀行も海賊氏が生きていたころと違って、不良債権を恐れて金を貸さなくなって、株を公開し、さらに、リストラもやった。社員を信用しなくなって、出勤簿もつけるようになった

やはり創業者がなくなると、外国の思うような普通の会社になりさがり、大事故も起こした

さて、私が小さい頃は、その出光は民族系を呼ばれていたが、日石や三菱石油が買弁系と呼ばれていた。後で、知ったが買弁とは、かなり貶下的な用語である

今は、日本中の企業が、外需頼りで、民族の誇りをすて、税金を上げれば外国に出ていく、外国人のほうが給料が安ければ、外国に工場を移す。外国人の格付けを素直に受け入れる。外圧があれば、日本流の経営システムは捨てる。そういう買弁になり下がっている気がする

円安を喜ぶのも、外需頼りだからだろう。そんなことでは、中国になめられ続けるのは当たり前だ

ところだ、安倍政権が始まって、円安、株高になって、さらに期待感が高まっているが、実は、まだ何もやっていない

何がやったほうが、がっかりということさえあり得る

ただ、夏の参院選までは、バラまきはやっても、原発も動かさないし、TPPものらりくらりとかわすという説が強い

円安、株高も維持されるだろう

そして、選挙に勝ったら、原発は動かし、TPPに参加し、そして維新と組んで憲法改正に手をだすらしい

前から私が主張しているが、富国強兵というのは富国が先だ

ヒトラーでさえ、5-6年かけて経済を立て直してから戦争を始めた

経済も立て直していないのに、憲法改正というのはどうかと思う

円は売られて安くなるかもしれないが、たちどころにアジア諸国が反発して、立ち直りかけた輸出産業がへこむかもしれないし、よけいな軍事支出(オバマは軍事支出を削減したいから、日本が自前の侵略に使える軍隊をもったら、それを肩代わりしろと言ってくるだろうし、もっと武器だって売りつけてくるだろう)で、経済復興にかけるべき金がかけられなくなる

安倍氏も、憲法改正で選挙に勝ったわけでなく、経済復興で選挙に勝ったのだろう

まず、次の総選挙(参院選でなく、総選挙)まで日本を立て直すことに専念して、それがうまくいって、その次の総選挙でも勝ったら、ご褒美で、憲法改正でも好きにやったらどうか?

そのほうが、経済再生にもっと真剣になれる気がするが

富国より強兵を優先するのなら、ヒトラー以下で金正日に近い気がする