昨日は、梶原しげるさんと食事会

前から行きたかった飯田橋のうなぎ川勢にいく

静岡の大井川の天然ウナギだそうだが、柔らかくておいしい

タレもしつこくなくて、鰻の味が楽しめる

同じ天然ウナギだと野田岩ということになるのだろうが、個人的にはこちらのほうが好みだ(マスヒロさんすみません!)

久しぶりに食べたナマコもおいしかった

で、梶原さんの話が面白いというか考えさせられる

私が弱者の味方として本心から信頼できる人だ

こういう人こそが、今、取りざたされている宮崎氏、そのほかの人でなくて、朝生とか、あるいは、帯のニュース情報番組のメインキャスターになってほしいのだが(実際、彼の著書をみればわかるように、話術とか、現場に見に行く力などは、報道ステーションやゼロなどの比ではない)

娘さんがアメリカの方と結婚されて、ニューヨーク在住とのことで英語をさらに学んでおられるらしいが、本当の意味でコミュニケーションの達人になることだろう

コミュニケーションの達人になるためには、共感能力が大切だから、今の金持ちの味方のクズどもは、人をだます能力にはたけていても、コミュニケーションの達人とは思わない

梶原さんは、まったくのボランティアでインターネットテレビもやって、いろいろなゲストも呼んでおられるが、もっともっと見てもらいたい

http://www.ustream.tv/channel/%E6%A2%B6%E5%8E%9F%E6%94%BE%E9%80%81%E5%B1%801?rmalang=en_US

梶原さんもあまり世襲社会や格差が広がる社会にはいい感情をもっておられないようだった

本当に少しずつでも見方を増やしていかないと日本の弱者は救われない

さて、新聞をみると安倍内閣への期待が異様に高い

マスコミも、現時点では、かなり期待している様子だ

大衆が世襲が好きなのは、アジアの血かもしれない

これで、中国の太子党の習近平をふくめて、日本、韓国、北朝鮮みんなトップが政治家、しかもかなり偉いさんの世襲でしめられることになった

ただ、今の問題点は、マスコミが、基本的に世襲に好意を寄せていることだろう

確かに、世の中、同い年くらいで、偉そうにする、されるはある

私はどちらも嫌いだが、映画で金を出してくれそうな人なら、年下でもペコペコしてしまう

同年代の政治家(年下の、高校の後輩ですら)と話をしていて、上から目線で、なんだこいつと思う奴も多い

スポーツの選手や、タレントも同い年くらいで態度がでかい

ただ、それもこれも、マスコミの連中がチヤホヤするからだろうという気もする

マスコミの人間というのは、スポーツや音楽ができる人には素直に敬意を払うし、政治家になれば偉い人とみなすようだ(これは、私も含めて一般庶民もそうだと思うが)

ただ、同年代の勉強ができる奴は嫌いなようだ

官僚であれ、私のような仕事をしている人間であれ、こっちは偉そうにする気はないのに、謙譲という感じはあまり受けない

書籍の担当編集者の腰の低さと比べると、テレビ局の人間なら出してやっている、新聞社の人間なら載せてやっているという感じがありありだ

ところが、そういうマスコミの人間が、意外に弱いのが偉い人の子どもだ

昔は小作の子は地主の子に、あごで使われていたようだが、日本人にはそういう血が流れているのかもしれない

偉い人の子どもも前にくると、能力がどうあれ、へりくだってしまうのだ

ところが、そういう偉い人の子どもは、小さいころからチヤホヤされているので(そこが芸能人やスポーツ選手のように、ある年齢になってからチヤホヤされている人との違いだ)、自己愛が満たされ、人当たりのよい人が多い

心理学の立場から見ると偉い人の子だからいばらないのに、相手から見ると偉い人の子なのにいばらないと思われて、尊敬されたり、魅了されたりする

かくして、マスコミの連中が世襲政治家を好きになってしまう

昔は、自力で這い上がってきた政治家が、利益誘導などでも力があったから、世襲でなくても、それなりに偉くなれたが、今はそういうことがしにくくなっている分だけ、マスコミ受けのいい人が政治家として成功する

これが日本が、昔以上に世襲が強くなった構図ではないか?

ただ、マスコミの人にとって感じのいい素敵な人が、日本人全体のためにいい人とは限らない