憲法改正の条件とは

安倍政権が憲法改正の準備を始めるそうだ

これに関しては衆議院だけで議決できるものではないので、次の参議院の選挙の争点になるかもしれない

ただ、民主党もはっきり護憲と言っていないので、これが争点でない変な選挙になるかもしれない

政界再編で、きちんと保守とリベラルとか、護憲と改憲とか別れてくれればいいのだが、自民党が勝ちすぎて、おそらく再編はないだろう

日本が改憲することについて、中国も韓国も表向きは思い切り非難するだろうが、本音では喜ぶような気がしている

私は安保のおかげとは思わないが、日本が高度成長ができた背景の一つに、軍事費に余計な金を使わないで済んだことがあると思っている

そのおかげで国内インフラが整備され、地方の開発も進んだ

実際、冷戦時代は軍事費は金食い虫だった

トルーマンはその費用の調達のため、最高税率を９３％まであげたし、ソ連は、経済がついていかなかったため崩壊の憂き目にあっている

韓国だって、北朝鮮のおかげでよけいな軍事予算がかかって、地方のインフラ整備は遅れているし、福祉も貧弱だ。教育だって、公教育費がぱっとしないから、大衆は金がかかってしょうがない状態になっている

経済成長の割に、韓国の大衆が貧乏くさいのは、相変わらずの格差社会と軍事費のためだろう

富国強兵とはよくいったもので、国が貧しいのに見栄をはって強兵をやってしまうと、よけいに国が落ち目になってしまう

日本も富国をやってからの強兵だったからある時期までうまくいった

ナチスでさえ、ます富国を優先して、金ができてから戦争を始めたから、最初は勝ちまくった

中国も韓国も日本が軍事にもっと金を使って、もっと落ち目になってほしいと願っていることだろう

あと、中国は別の観点からも日本の憲法改正を待ち望んでいる気がする

前にも述べたように、温家宝が２０００億円もアメリカで蓄財しているくらいだから、首脳部のほとんどはアメリカに大量の隠し財産があるだろう

中国が先制攻撃をしかけないのは、建前、侵略をやったということでは、財産の接収がありえるからだ

だから、日本に先制攻撃をさせて、その仕返しという名目がほしい

盧溝橋だって真珠湾だって、先制攻撃を相手にさせて、自分が得をする戦争を仕掛けると言うのはセオリーだ

ただ、日本は9条があるからそれができない

なるべく頭の悪い奴に総理大臣にさせて、パチンコ屋マネーで、軍国主義を鼓舞していったら、憲法改正の上に、先制攻撃もしかけてくるだろうという計算も成り立つだろう

自前の立派な軍隊をもっているのに、また自衛権も周辺国を含めて、世界中の国に認めさせているのに、わざわざ先制攻撃をやりますという憲法を作れば、むこうの挑発にのっても、「『先制攻撃をやります』と憲法を変えた国の言うことなど信じられますか？」と濡れ衣を着せられかねない

あと、日本の場合、金持ちがケチだから戦争などできないだろう

中国や韓国が不買だと言うと慌て、日本人の賃金を値切るために外国に工場を作り、税金を高くするなら外国に出ていくと経営者が公言する国で戦争ができるわけがない

戦前の日本だって、金持ちは金銀を国に渡し、冷戦時のアメリカの金持ちは最高税率93％に耐えた

日本だって、金持ちが税金をきちんと払い、中国や韓国の不買があっても、260兆円も企業に内部留保があるのだから、内需を増やすために大衆の給与を増やすなら、戦争で勝ち目があるだろう

原発事故でわかったように、自衛隊は死ぬのが怖く、金持ちは国より私有財産のほうが大事と言っている国なのだから、9条を隠れ蓑にしていたほうが賢いと思うのだが

ま、私は日本国民だから、選挙の結果には従うが