昨夜は、灘高と、東大医学部の後輩の教授の就任記念パーティ

会費2万円なりを取られるが、まったく薬屋をみかけなかった

これまでの、この手のパーティは受付その他に薬屋がうじょうじょいた

その代わり、それなりの料理が出るのにタダ

そういう意味では、接待禁止の効果が出た好感のもてるパーティだった

大学の医者も接待禁止になり、教授になっても、昔と比べて、臨床研修が必修化されて医局員集めに苦労しているようだ

偉そうにもできない、おいしい思いもできないのでは、大学医学部の教授がますますなり手がなくなるし、よその大学と比べて、それになりやすいくらいが取り柄の東大医学部も、あの高い偏差値でなんのために入るんだということになりかねない

官僚になっておいしいことがなくなってきている東大法学部も入るのが難しい割に、出てから得が少ないようになりつつある

東京にいると、それでも、東大ブランドで開業しても意外に成功している(最近は、東大医学部を出てさっさと開業する人が増えているらしい)し、文1、法学部を出て、官僚にならなくても、外資などでは東大卒が、よその大学の学力低下のおかげで引っ張りだこのようだということが肌でわかる

地方だと、それがわからない

地方の受験生の、ますますの東大離れ、医学部指向が進みそうで心配だ

やはりエリートの層が薄いのはまずい

マッチョな政治家が増えているようだが、私の軍事政策は、マッチョからインテリジェンスである

全面戦争がなくなり、地域紛争レベル、領土問題レベルの紛争になれば、軍事力で圧倒しているかどうかより、国際社会への根回しや、相手の国がどのくらい本気かの情報収集のほうがはるかに有効だ

金も10分の1もかからない

CIA、KCIAほか、日本を包囲する国は、みんな立派な情報機関をもっているのに、日本だけはまともな情報機関がない

受験経験のないパンパか軍事主義の人間や武器オタク、軍事オタク(その割には女好き)の人間には、インテリジェンスより、武器のほうが大事なのだろうが、それでは日本は勝てないだろう

あと、昨日のパーティで痛感したが、医者が長生きかどうかわからないが、大学病院の先生方は老けるのが早いようだ

私より若い先生方がびっくりするような顔をしている

大学の先生のアンチエイジングより、フランスの先生のほうがあてになりそうだと、あらためて実感したし、はるかに体に悪いことをしていて、医学的知識に乏しい文化人の皆さんのほうが若い人が多いことを考えると、医学的知識が意外にアンチエイジングに役立たず、気持ちの若さのほうが大事そうだと思う

(列席の皆様、ごめんなさい)

さて、昨夜はボランティアのあと、いわきに泊まって、午前中は、私が監修するいわき緑蔭中学・高校での講演会

相変わらず、新入生の説明会の集まりが悪い

この地区こそ、人材を育てていかないと復興がないと思うのだが、この教育熱の低さはなんだ?

とはいえ、まだ卒業生を出していないから、保護者から信頼されていないのかもしれない

校長と進路指導の最終打ち合わせもする

高校から磐城高校に抜けた人もいるので、第1期の卒業生は16人しかいない

その中で、東大の合格ラインぎりぎりくらいの生徒が一人、福島県立医大一人、東北大学一人、筑波大学一人、金沢大学一人で、お茶の水の子はまず確実だろうという話だった(ほかにも茨城大学などがいる)

実は、私の緑鐡の講師がテレビ会議のシステムで指導したり、我々でカリキュラムの監修をしている

とても、威張れた進学実績ではないが、半分は国立に入るレベル、ビリの子でも日東駒専レベルなら悪くない気もする

というのも、6年前の入試のときのことを覚えているが、入試問題のレベルは、東京のSAPIXあたりなら小学校5年生の終わりくらいのレベルの問題だった(もっと易しかったかもしれない)

それでいちばん出来る子でも8割、4割くらいの子でも合格させた記憶がある

そのために、半年くらい、東京の名門校の中学一年生に追いつくような計算や読解の練習もさせた

お茶の水に合格確実な子(もっと上も狙えるレベルだ)にしても、その中でビリのほうから這い上がってきた子だそうだ

私としては、もっと進学実績を伸ばしていってあげたいが、それは地方だって、やればできることを示したいからだ

ただ、もっと生徒が集まらないと、毎年赤字で財産を食いつぶしている校長先生が気の毒だった