脱原発政党ができたと喧しい

高齢者福祉をしっかりやる政党とかいうのなら嬉しいのだが

今朝は資源ごみを出す日なので、朝早起きして、新聞を捨てる前に必要な記事がないかのチェックをする

未だに読売の記者は、老人医療費の無料化が、病院が老人のサロンになる原因となったと書いていた

病院が老人のサロンになったことなどない

元気そうに見えただけで、何の病気もない老人が医者に通うはずがない

血圧が高いとか、血糖値が高いから薬をもらいに行く老人が、待合室で隣の老人と話をしていたらサロンと言うのか?

確かに徳島のように医者の多い県では、待合室でお茶を出していたような病院はあったようだが、その程度の患者サービスで、「サロン」と呼ばれないといけないのか?

こういうことを断言調で書くような新聞だから、森口某を一面にとりあげ、尼崎の事件では別人の女性の写真を載せるのだろう

同じく、読売がえん罪問題を取り上げていて、DNA鑑定の進歩などの話が書いてあった

ゲノムの解析が進むとおそらくいろいろなことがわかる

浴風会という病院にいたときに、その老人ホームの入居者について、タバコを吸っている人と刷っていない人で、生存曲線を比較したら、まったく差がなかった

このときの調査をした人の考察では、タバコを吸って早死にする人はホームに入る前に亡くなっているのだろうというようなことを書いていた

確かにタバコを吸って100まで生きる人もけっこういる

ゲノムの解析が終わると、タバコを吸って早死にする人と、タバコを吸っていても長生きできる人の峻別などができるだろう

さて、私は現状の脱原発は現実的でないし、害が多いとは思っている

高齢者のほうが節電に励むだろうから、夏に熱射病で死ぬ人も多いだろう(寒さでは意外に死なない)

オール電化が進まないと、認知症の人が300万人もいる中で火の消し忘れが心配だ

電気料金が上がれば、法人税を上げるよりよほど、企業が海外に流出してしまう

雇用は失われ、労働力はさらに買い叩かれる

割を食うのは貧しい層だ

でも、原発を稼働させて震災が来たらどうするという話にまた戻るだろう

一つだけ確かなことは、より震源に近かった、福島第二や女川はほぼ無傷であったということだ

福島第一だけがまずいということになるとGEに責任問題がいくから、「政治的に」それが隠ぺいされている情報操作だという説さえある

アメリカの属国だからそのくらいのことはありえるだろう

第一、あのくらいの事故でどれだけ健康被害が出るのかもよくわからない

現時点では、奇形児の報告はない(がんに関しては発がんは5-10年は先の話になるとのことだが)

仮にあったとしても、放射能のほとんどない地域でも、奇形児は一定の確率で産まれるはずだ

よそと比べて多くないと原発事故のせいとは言えない

戦後、広島や長崎から嫁をもらうなという勝手なスティグマがあった時代もあったようだが、同じくらいのスティグマだろう

昨日もラジオで福島第一の一号機はまだ手つかずで、未だにものすごい量の放射能がでているというような噂が垂れ流されていたが、私は一応、そこで働く職員のメンタルヘルスのボランティアに通っているが、一号機だってかなり片付いているし、ちゃんと線量計をつけているが、そんな話は聞いたことはない

ただ、現実に福島でがんが増える可能性はあるとは思う

ストレスや不安が免疫機能を落とし、がんを増やすからだ

将来、ゲノムが解析できると、ストレスのためのがんなのか、放射線のためのがんなのかが鑑定できるようになると私はみている

そうなったときに、おそらくはストレスのためのがんだとわかるだろう

それをマスコミははっきりと書いて、自己批判をするのだろうか?

それとも、再び隠ぺいされるのだろうか?

まさにDNA鑑定でえん罪があばかれるかどうかの話だ