いくつかプライベートな質問のメッセージをいただいているが、情報が少なすぎてまともに対応できない

受験に関する相談は、お金がかかるから強くお勧めできないが、緑鐵のほうに送っていただければ、多少なりとまともな対応ができると思うし、スタッフの能力にも自信はある

日本人が疑うことを知らず、なんでも素直に信じるのは、戦後教育の問題で、「経済の停滞がどーたら、ということではないのは確かです。」というメッセージをいただいた

戦前の教育だって、疑うことを許さなかった。ただ、旧制高校では哲学書を読まないと笑われるので、エリート層には多少のスケプティズム教育はあったという話は聞いたことがある

「経済の停滞がどーたら、ということではないのは確かです。」というのは、私は世の中に確かなことなどないという立場だから、確かだと思わないが、私がもしこのような趣旨で話をしていたとすれば、経済の停滞のせいで疑えなくなったというのではなく、経済が好景気のころは疑えなくても大した不自由はなかったということと、経済が停滞しているときのほうが、人々が不安なときのほうが心理的視野狭窄が起きやすいので、逆にマッチョな政治家を疑えなくなったり、たとえば原発の不安をあおる奴の発言を疑えない(不安なときは安全だと言う人の発言はいくらでも疑えるのだが)ということは起こるように私には思える

でも、こんな現実問題もあるというメッセージ

「公立の先生は勉強が自己責任ならなんのためにいるのでしょう。
このような環境に子供を預けたくない母子家庭の親が増えています。
でも現実スキルのない親は働いても、福祉を受けれたとしても。
子供に中学からのスキルの高い教育をさせるには入学金など経済的にきつく、現実の壁にぶつかります。
そんな親が子供の学費のために風俗に行くしかないといいはじめています。
こんな時代がくるなんて戦後のしゃかいのようです。
本当に今の社会は許せません。
なぜ貧しい親子に支援がないのでしょうかこの国は。
お金があれば若い女性と結婚するブームもふえましたが呆れます。
子供を抱えている人が二十万からで、それも人によっては二人も三人もいます。つらすぎます。
日本では女性が子供を抱え困窮したらおわりです、まともにスキルもつけてあげれません。
これから日本が英語圏に入ろうというのに。
どの政党からも母子家庭の経済対策の声が上がれません、ひどすぎます。」

昨日は批判したが、共産党くらいしかこういう問題は言わない

一昨日は京都、昨日は大阪に泊まった

景気のよさの差を歴然と感じる

京都のほうが物価が高いのに、人は京都に集まる

価格競争がばかばかしいこと、建物をどんなに近代的にしても無意味だと言うことを如実に教えて呉れる気がするが

京都の市長は毎日着物を来て登庁するそうだ

日本の文化に対する敬意が感じられる

日の丸と君が代だけが日本の文化と思い、文化予算を削減する隣りの大都市の市長とはえらい違いだが、日本人はそっちの人のほうが好きなようだ

鳩山さんに会って、勝手なシンパシーをもったせいか、本当に民主党政権はそんなくずだったのかと再考するようになった

前にも述べたが、給付は官僚なりの利権をうばう手立てであるから、子ども手当もそんなに悪いと思えない

普天間の移転を模索したことも、今なお犯罪に苦しむ沖縄の人のことを考えると悪いと思えない

事業仕分の発想そのものも悪いわけではない

小沢氏の問題も、実質えん罪と言っていいし、仮にやっていたとして、自民党で似たようなことをやっている人がいっぱいいるはずなのに、なぜか追及されなかった

経済政策はさえないものだったが、自民党時代だって似たようなものだ

金持ち減税をやりながら、ばらまきを続け、結果的に景気はよくならず、800兆円もの借金を作って、むしろ社会保障の財源を奪ったのは自民党のほうであるし、自民党時代の社会保障の悲惨さが今なお、じわじわと国民を蝕んでいる

生保いじめで、また自殺は増えるだろうが、民主党時代に少しは自殺は減った

尖閣や竹島の問題も自民党になるとすっきり解決すると思うほうが甘い

向こうだって、失政をごまかすためにマッチョの顔をしているのだから、よほど甘い餌を着けない限り、折れることはないだろう

こちらが強気に出れば折れるというものではないだろう

私が気になったのは、テレビに石破氏がでて、尖閣問題で武力を使うなどを行うための法すらないというような発言をしていたことだ

自民党政権になれば、それを作れるから解決できるとでも言いたいのだろうが、では、なぜ前の自民党政権時代に作らなかったのかという問題が残る

それ以上に、こんなことをテレビで公言すれば、その法律ができるまで、向こうのやりたい放題だと教えているようなものだ

憲法を変えなくてもちゃんと自衛隊が存在し、実質的に海外派兵までできているように、このことについて、おたくは憲法違反じゃないですかと外国に言われたわけでもないのに、日本人が自縄自縛になってどうするというのだ

法の解釈や適応で、いくら攻めてこられてもなんとでもできるというスタンスをとらないと外国にいいようにされてしまう

法があるから国が守れるのでなく、そのときのトップがどれだけ腹を決められるかだろう

この辺の能天気さ加減が、党の総裁も幹事長も二世で、大学受験をしていない党なのではないかと思えてならない

もちろん、バカ正直に法を変えないと動けないと思っている点では今の民主党のトップも似たようなものだが

私なら、法も憲法も変えないで、自衛隊を強くしておいて、自衛権を拡大解釈するほうが、ずっと運用は弾力的になると思うし、外国にも脅威になると思うが