大統領選挙でオバマが勝ったようだ
格差是正より、雇用という弱者の弱みにつけこんだ、ロムニーにアメリカ人はまだだまされる人がそれだけ少なかったということだろう
だます、だまされる問題については、ちょっと不愉快だったメッセージとともに、明日もう少し考えてみたい
尼崎の連続変死事件で、容疑者の写真の取り違えが話題になっている
iPSの森口某の一件を含め、日本の新聞レベル、テレビレベルのマスコミでもいかに裏をとらないか、現場にいかないかを反映するのだろう
だから、先進国で、生活保護受給率が最低レベル、GDP比でも最低レベルなのに、生活保護が多すぎるとほざくのだろう
もちろん、戦場には絶対にいかないくせに、反戦か、憲法改正かをほさいている
行ってから言うのであれば、どちらでも認めるが
実は、昨日もいわきにボランティアに行ってきたのだが、行きもしないで、原発の危険を煽る奴らも信用できない
さて、尼崎問題だが、容疑者の少女時代や、そのモンスターペアレンツぶりを聞くと、やはりがらの悪い地域、怖い地域は関西には存在するのだと再び実感した
事件の当該の地域から、灘中に受かってきていた仲良くしていた友だちがいるが、親だって、なるべくなら地元の学校にやりたくなかったのがよくわかる
私だって、行くはずだった公立中学校が怖いことで有名だった
男は、勉強ができると徹底的にいじめられるので、上位の10位まではみんな女子という学校だった
受験に落ちるわけにはいかなかったのだ
学校に警察を入れるなんてとんでもないとほざく文化人は、山の手に住んでいて、そういうガラの悪い地域を知らない人たちなのだろう
マスコミの連中も文化人も年収1500万円超えだから、そういう想像力はなさそうだ
それと比べると火曜日の集会に来ていた弁護士は、貧しい人の弁護を引き受けていたから、マスコミの連中よりはものがわかっているのだろう
私も精神科医として、貧しい患者も診ているから、多少の想像力が働くようになった
経済政策で、明らかとかいうことばを使う経済記者がいるように頭の中で考えたことに疑いをもてない奴ほど性質の悪い人間はいない
さて、そういうマスコミや文化人をだますのは、官僚にとっては赤子の手をひねるくらい簡単だと思ったのが、今回の田中文科相による大学の不妊化問題だ
ことの本質は、大学の許認可権が、政治の側にあるのか、官僚にあるのかということだろう
審議会の答申を受けているのだから、民意を反映しているという出まかせな理屈にごまかされてはいけない
どの審議会も、政治家が選んだわけでなく、官僚が選んだものだ
私も、以前、大学の教員になったとき、「和田先生くらいの知名度で、いろいろと論壇にも出ている人なら(当時は、産経新聞の正論のメンバーだったし、総合月刊誌にも頻繁に寄稿していた)、大学教授の肩書きがつけば、いろいろな審議会から誘われますよ」といわれたものだが、官僚の悪口ばかり書いていると、まったく誘いがなかった
あと、私が知る範囲で、官僚があることを決めたいと思って始めた審議会で、審議会の委員の議論で、それがひっくり返った話も聞かない
たまに反対意見を言う人もいるようだが、少数意見の扱いとなるだけだ
それだけならいいが、たとえば私がゆとり教育に反対しているのに、そういう方向で進める審議会の委員になったら、結果的にゆとり教育が決まるのだが、和田も出ていたところで決まったという話になる
要するにアリバイ作りに使われるのだ
だから、多少なりと、そういうことを心よしとしない人は審議会の委員を引き受けない
基本的に、審議会の委員とテレビのコメンテーターは似たような人種がなると私は思っている
審議会の委員もけつをまくってやめらばいいのだが、ずっと委員を続けたいと思う人が多い
結果的に役人の決めたことにYESといい続けるような人が居座る
テレビのコメンテーターも、テレビ局の人に言うなと言われたことが守れるような人が居座る
「パチンコ屋が韓国で廃止になった」「WHOがアルコールの広告を規制せよといっている」そのほか、テレビに都合の悪いことをいうやつは切られる
あるいは、マジョリティに反発を食うようなことを言うときられる
原発の肩をもつと、今なら切られるだろう
いずれにせよ、役人がおおむねの筋書きを作り、役人の選んだ「民意」である審議会がそれを通せば、選挙で選ばれた大臣や政務官はそれに逆らえない
実際、審議会を通っているから認可は確実だと思われているから、校舎を建て、生徒募集まで始めている
そういう役人の暴走の慣例を正そうとすると、それをマスコミのほうがコテンパンにたたく
この国は、選挙の意味がないとマスコミは言わんばかりだ
だから、選挙の結果を左右するようなことを無責任にいえるのだろう
どうせ役人が全部決めるのだから、多少、選挙の結果は無責任なものになっていい
今回の大学の認可にまつわる報道は、日本のマスメディアと、それに雇われるコメンテーター(とくにテレビコメンテーター。ラジオでは多少田中大臣の肩をもつ人もいた)が、いかに役人の言いなりなのかを新たに露呈した
格差是正より、雇用という弱者の弱みにつけこんだ、ロムニーにアメリカ人はまだだまされる人がそれだけ少なかったということだろう
だます、だまされる問題については、ちょっと不愉快だったメッセージとともに、明日もう少し考えてみたい
尼崎の連続変死事件で、容疑者の写真の取り違えが話題になっている
iPSの森口某の一件を含め、日本の新聞レベル、テレビレベルのマスコミでもいかに裏をとらないか、現場にいかないかを反映するのだろう
だから、先進国で、生活保護受給率が最低レベル、GDP比でも最低レベルなのに、生活保護が多すぎるとほざくのだろう
もちろん、戦場には絶対にいかないくせに、反戦か、憲法改正かをほさいている
行ってから言うのであれば、どちらでも認めるが
実は、昨日もいわきにボランティアに行ってきたのだが、行きもしないで、原発の危険を煽る奴らも信用できない
さて、尼崎問題だが、容疑者の少女時代や、そのモンスターペアレンツぶりを聞くと、やはりがらの悪い地域、怖い地域は関西には存在するのだと再び実感した
事件の当該の地域から、灘中に受かってきていた仲良くしていた友だちがいるが、親だって、なるべくなら地元の学校にやりたくなかったのがよくわかる
私だって、行くはずだった公立中学校が怖いことで有名だった
男は、勉強ができると徹底的にいじめられるので、上位の10位まではみんな女子という学校だった
受験に落ちるわけにはいかなかったのだ
学校に警察を入れるなんてとんでもないとほざく文化人は、山の手に住んでいて、そういうガラの悪い地域を知らない人たちなのだろう
マスコミの連中も文化人も年収1500万円超えだから、そういう想像力はなさそうだ
それと比べると火曜日の集会に来ていた弁護士は、貧しい人の弁護を引き受けていたから、マスコミの連中よりはものがわかっているのだろう
私も精神科医として、貧しい患者も診ているから、多少の想像力が働くようになった
経済政策で、明らかとかいうことばを使う経済記者がいるように頭の中で考えたことに疑いをもてない奴ほど性質の悪い人間はいない
さて、そういうマスコミや文化人をだますのは、官僚にとっては赤子の手をひねるくらい簡単だと思ったのが、今回の田中文科相による大学の不妊化問題だ
ことの本質は、大学の許認可権が、政治の側にあるのか、官僚にあるのかということだろう
審議会の答申を受けているのだから、民意を反映しているという出まかせな理屈にごまかされてはいけない
どの審議会も、政治家が選んだわけでなく、官僚が選んだものだ
私も、以前、大学の教員になったとき、「和田先生くらいの知名度で、いろいろと論壇にも出ている人なら(当時は、産経新聞の正論のメンバーだったし、総合月刊誌にも頻繁に寄稿していた)、大学教授の肩書きがつけば、いろいろな審議会から誘われますよ」といわれたものだが、官僚の悪口ばかり書いていると、まったく誘いがなかった
あと、私が知る範囲で、官僚があることを決めたいと思って始めた審議会で、審議会の委員の議論で、それがひっくり返った話も聞かない
たまに反対意見を言う人もいるようだが、少数意見の扱いとなるだけだ
それだけならいいが、たとえば私がゆとり教育に反対しているのに、そういう方向で進める審議会の委員になったら、結果的にゆとり教育が決まるのだが、和田も出ていたところで決まったという話になる
要するにアリバイ作りに使われるのだ
だから、多少なりと、そういうことを心よしとしない人は審議会の委員を引き受けない
基本的に、審議会の委員とテレビのコメンテーターは似たような人種がなると私は思っている
審議会の委員もけつをまくってやめらばいいのだが、ずっと委員を続けたいと思う人が多い
結果的に役人の決めたことにYESといい続けるような人が居座る
テレビのコメンテーターも、テレビ局の人に言うなと言われたことが守れるような人が居座る
「パチンコ屋が韓国で廃止になった」「WHOがアルコールの広告を規制せよといっている」そのほか、テレビに都合の悪いことをいうやつは切られる
あるいは、マジョリティに反発を食うようなことを言うときられる
原発の肩をもつと、今なら切られるだろう
いずれにせよ、役人がおおむねの筋書きを作り、役人の選んだ「民意」である審議会がそれを通せば、選挙で選ばれた大臣や政務官はそれに逆らえない
実際、審議会を通っているから認可は確実だと思われているから、校舎を建て、生徒募集まで始めている
そういう役人の暴走の慣例を正そうとすると、それをマスコミのほうがコテンパンにたたく
この国は、選挙の意味がないとマスコミは言わんばかりだ
だから、選挙の結果を左右するようなことを無責任にいえるのだろう
どうせ役人が全部決めるのだから、多少、選挙の結果は無責任なものになっていい
今回の大学の認可にまつわる報道は、日本のマスメディアと、それに雇われるコメンテーター(とくにテレビコメンテーター。ラジオでは多少田中大臣の肩をもつ人もいた)が、いかに役人の言いなりなのかを新たに露呈した